1970年代に流行ったファッション。
今見るとちょっとレトロでユニークなところがとっても可愛いですよね。
今、この70年代ファッションが注目されているんです。
70年代ファッションのリバイバルブーム到来!
ファッションは一定の期間で同じ流行がくると言われています。
前回の流行に少しアレンジが加わって、似たものが流行るのです。
そんなファッション界では現在、70年代ファッションの空前のリバイバルブーム!
お母さんや親戚の人のタンスの肥やしをもらいうけてアレンジすれば、最先端のファッションになってしまうかも?!
70年代ってどんな時代?
70年代は、高度成長期の真っただ中で、科学の進歩と共に人々の生活が一新されて急激に便利になっていった時代とも言えます。
今でいうスマートフォンや携帯電話の先駆けとしてハンディフォンという移動式の電話が開発されたのもこの時代ですね。
科学の進化によって生活が便利になっていく一方で、個人が意見を主張する事が認められ始めた事で、学生運動が激化するなど、激動の時代と言っても良いでしょう。
1970年代の日本といえば
1970年代の日本はバブル時代の前期で、社会には物が溢れかえっているような時代でした。
お金さえ払えば何だって手に入り、給料も良く上がる時代だったと言っても良いでしょう。
しかし、その分物価もグングン上昇していく事で帳尻が合っていた部分もあります。
日本の経済成長はピークを迎えており、世界から日本産の車など日本人の勤勉で精密な仕事が高く評価され出したのがこの頃なのです。
思い思いにファッションを楽しんだ時代
70年代ファッションは、民族衣装を取り入れた『フォークロア・ファッション』と呼ばれるものが特徴です。
大きな花柄やボヘミアン、厚底ブーツやパンタロンが流行りました。
それまでは芸能人などの限られた人のためのものだったファッションが、一般市民のものとなり始めたのが1960年代。
多くの消費者に向けてファッション業界が舵を切り、ターゲットが広範囲である一般消費者たちに向いたのです。
そこから更に時が経過した1970年代。
デザイナーが次々に新しい服をデザインして発表し、若者たちがそれを個性的に着こなすという自由な時代に変化していきました。
この自由な風潮が70年代ファッションの特徴なんです。
ひとつのものだけがトレンドとして流行るのではなく、それぞれが好みのものをチョイスしていくつものスタイルが枝分かれして流行していきました。
日本で『イッセイ・ミヤケ』や『ケンゾー』などの有名デザイナーが誕生したのもこの頃です。
70年代ファッションの時代背景
抑圧を嫌う若者達が、個性や民主を主張するために独自のファッション文化を多く生み出したのが70年代です。
これまで親や目上の者の言葉が絶対とされてきた時代から変わり、若者達で徒党を組んで、自分達の意見を主張しようという風潮に変わっていった頃です。
そこで、ファッションも親世代からは理解されないような独自のファッションを仲間内で流行させて好んでいたようです。
兎に角自分達の存在を主張し、認められたいという思いの溢れた個性の強いファッションが多いのはそのためです。
70年代ファッションの9個のポイント
では、どんなファッションが流行ったのか、アイテム名などから具体的に見ていきましょう!
1、個性溢れるファッションが誕生
それまでは流行ブランドが限られており、おしゃれの幅も限られていました。
ですが70年代からはデザイナーによる自由なデザインのファッションも発信され、個人が思い思いの着こなしにトライした結果、個性的な70年代ファッションとして進化していきました。
様々なトレンドスタイルを取り入れ、思い思いのファッションを楽しんだ結果、人それぞれの独特なスタイルが定着していったのです。
日本では貧困家庭がなくなり、『一億総中流化』したと言われるのもこの時代。