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70年代ファッションを9個のポイン...(続き4)

パンタロンやラッパズボンという呼び方でも知られますね。

レザーのライダースにタイトなレザーパンツ、ダメージTシャツなんていう組み合わせも流行りました。

サファリジャケットとフレアパンツの組み合わせも流行しています。

これは、イヴ・サンローランがサファリルックを発表したのがきっかけなんです。

有名なドラマ『太陽にほえろ!』のジーパン刑事やテキサス刑事が着ていたのもこれですよね。

また、ミリタリーファッションも流行していました。

レザージャケットに迷彩柄のパンツ、モッズコートにレザーパンツなんていう組み合わせは、現代でも見かけますね。

ミリタリーファッションが流行ったのは、実は当時モノが不足していたので、軍隊のお下がりの放出品を着ていたのがファッションとして定着したんです。

色も派手め


色と色を重ねたり柄を使ったりというのも、70年代ファッションの特徴です。

これ、タッキーファッションとも呼ばれていました。

タッキーというのは、英語の『Tacky』。

みすぼらしい、安っぽい、見苦しい、悪趣味、品の悪い、質が悪い、などの意味です。

ちょっと散々な意味ばかりの単語ですよね。

ボーダー柄にストライプ柄を合わせたり、派手なピンクのカットソーにライトブルーのパンツを合わせたりと、一歩間違えばダサイ、悪趣味、な組み合わせが流行したんです。

原色と原色を何も考えずに組み合わせるとケンカしてしまうので、思いきりよく、素材も違うもの同士を組み合わせるのが良いんですよ。

イエローとブルー、オレンジとブルー、ピンクとブルー、のように、反対の色、補色を考えてコーディネートするのがおしゃれなんです。

8、原色に近い色使い


タイダイ柄も流行りました。

タイダイとは、tie-dyeingからきています。

絞り染めや、絞り染めのように見せるために部分的に白く染めた生地のことを指す言葉です。

原色のドハデなカラーリングと大柄な模様が目を引きますね。

実は鮮やかな色使いになったのは、繊維を作るための原材料が不足していたことが理由だったのだとか。

また、派手な花柄には実は深い意味があります。

当時、ベトナム戦争に反対の意図を込め、若者たちが「武器より花を」と言って平和の象徴として花柄の洋服を着ていたのです。

平和主義から自然主義へと変化し、ヒッピーやエスニックスタイルが広まることになりました。

社会への反発と先住民族へのリスペクトが、タイダイやサイケデリックなカラー、フリンジやビーズを使ったアイテムなどのヒッピースタイルとして表現されていたんです。

セーターなども鮮やかな色


セーターの色も、白だけではなくて色が鮮やかなものをチョイスすると70年代風に。

ノルディック柄などの柄が入ったセーターもおすすめです。

もこもこしたガーリーなニットも、パステルカラーなどがきれいでキュートです。

素材もアンゴラなどふわふわ、やわらかでなめらかなものが多いです。

9、トンボメガネの流行


トンボ目を思わせる大きなレンズのめがねを、トンボめがねと呼んでいました。

顔の小さい人だと、顔の半分以上がメガネで隠れてしまうほどの大きさです。

日本では1970年代に大流行した男女5人の兄弟グループ、『フィンガー5』のアキラがかけていたのがきっかけで流行りました。

現在では特に女性芸能人がよくかけていますよね。

70年代風ファッションの着こなし方


2015年頃から、70年代ファッションを思わせるスエード素材やフリンジが付いたもの、花柄のものなどたくさんのアイテムが様々なブランドから出てきています。

70年代ファッションの本質を取り入れつつも、モダンに現代風な表現をするのが今の流行です。