人の気持ちを深く考えることができず、思ったことをすぐに口に出してしまうので、周囲の人とのトラブルが頻繁に発生します。
問題なのは、そのことを本人が自覚していないことにあります。
周りが凍りつくようなことを言っても、本人は至って普通です。
注意して改善されるようならまだ救いはあるのですが、がさつな人には何を言っても聞き入れられません。
他人の話を聞いていない
空気が読めないことを注意しようとしても無駄な理由に、がさつな人には「他人の話を聞かない」という特徴があります。
人からアドバイスを受けることが嫌いで、そのことが自分の為になるとは微塵も思っていないのです。
友人関係なら許されても仕事となるとそうはいきません。
人の話を聞かないわけですから、当然ミスをします。
そのことを注意してもその注意すら聞き入れられません。
その結果、周りの人はそのがさつな人のしりぬぐいをするハメになるのです。
声が大きい
空気が読めないということに類似しますが、がさつな人は共通して声が大きいです。
TPOをわきまえず、どんな話の内容でもとにかく声が大きいのです。
もちろん本人は声の大きさに自覚はありません。
ですが周りの人からしたらうるさくて仕方ありません。
声が大きい人は態度も大きく見えます。
そしてそのような人に対して声の大きさ注意しても、やはり聞き入れられることはないでしょう。
面倒くさがり
がさつな人は面倒くさがりな人が多いです。
細かいところに目が行き届かないので、整理整頓がとにかく苦手です。
食べた食器をそのままにしてしまう、使ったものをもとの位置に戻さない、そんな傾向があります。
それはすべて、「面倒くさい」という言い訳で片づけられてしまうからです。
面倒くさがりな人は物の管理が苦手な上に、仕事も雑です。
少しでも楽な方に逃げようとするのです。
これも厄介なのですが、本人にはそれが普通なので、周りがいくら注意しても面倒くさがりな性格は治りません。
開き直りが早い
色々と周りに迷惑をかけるがさつな人ですが、周りの人から注意されれば落ち込むこともあります。
ですが開き直って反論してくることもあります。
しかも子どものような言い訳を返してくるのです。
「だって」「でも」を繰り返し、注意している方が「もういい」と匙を投げてしまうほどです。
そういう人は、自分はがさつな人間であると自覚していることが多いです。
「私はがさつな性格なんだから仕方ないでしょ!」と開き直るのです。
逆に「あなたは神経質すぎる!」と言い返してくるほどです。
自覚していながさつな人も厄介ですが、自覚があり、それを改善しようと努力しないがさつな人はもっと厄介です。
不器用
がさつな人の中には悪気がないがさあつな人もいます。
不注意でよく物を壊してしまったり、目測を誤ってデスクにぶつかったりと、注意力が足りない人もがさつな人だと思われがちです。
そういう人はがさつなのではなく、発達障害の一種であるかもしれません。
物事を同時進行することが苦手で、集中してしまうと周りの声が耳に入らない、そういう人もいるのです。