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五感を研ぎ澄ますことの9個のメリット(続き5)

ですが、自然というのはとてもしんとした空間の中で、きちんと自分の耳を能動的に使って聞く必要がありますよね。

自然の風がどのような音をしているのか、そして動物たちがどのような音を立てているのかを聞き分けられるように、集中して自然の音を聞いてみてください。

集中して聞かなくても、自然の騒がしい音を聞き取れるようになったのなら、五感のうちの一つである「聴覚」と鍛えることができたと考えても良いでしょう。

現代人の耳には自然の音はとても静かに聞こえますが、実際には色々な音が溢れているのが自然です。

その自然の音に耳を傾けることで、人間の五感を呼び覚ますことができるようになるのです。

自然をじっくり見る

自然の音に耳を傾けるのと同様に、自然の中をしっかりと見ることで視覚機能も鋭敏にすることができます。

自然の中には、現代にあふれているようなポップで毒々しい色合いのものは見られないでしょう。

むしろ、目に優しい色合いをしているものが多く見受けられるように思えます。

ですが、似通った色の中から違うものを見つけ出したり、その自然の色調の違いを感じることができるようになれば、五感を鍛えることができるということになるのではないでしょうか。

自然をじっくり見ることは簡単なことではありません。

最初は能動的に目を使ってみる必要があります。

最初は違いになど気付かないかもしれませんね。

ですが、しっかりと能動的に自分の目を使ってみることで、鋭敏に研ぎ澄ますことができるようになるのです。

色の違いを繊細に感じられるようになったら、自分の失いかけていた視覚の鋭敏さを取り戻すことができたと考えられますね。

花や緑の匂いをかぐ

花や緑の匂いを嗅ぐことも五感を鍛える上では必要になるものではないでしょうか。

現代では無臭であることが良いことだとされています。

もしくは、はっきりと違いが分かるような人工的な香りばかりが世の中にあふれている状態になりますよね。

ですが、自然のものが発する香りというのは、人工的なものとは少し違います。

仄かに香っているのは、人間のための香りではないことがほとんどです。

その植物が持っているような香りは、自然の中に溶け込んでしまうものだからこそ、人工物とは全く異なるものとなるでしょう。

そういった自然の中の人工的ではない香りをかぐことで、嗅覚を鍛えることができます。

時には、人間の華のために設定されたわけではない香りをかぐことも大切なのです。

風を感じる

風を感じるというのも五感を鍛えるには良い方法かもしれません。

まずは風の向きを感じてみることが大切です。

さやかな風がどちらの方向から吹いているのかということを感じられるようにして見てください。

風邪を感じるというのは気持ちの良いことではありますが、それ以上に五感を使う方法でもあるのです。

まずは、風の吹いてくる方向を探るためには聴覚と触覚を使う必要がありますよね。

さらには、視覚で他のものが揺れているのを見て風の強さや方向を探ることができるでしょう。

味覚だけは使わないかもしれませんが、風が運んでくる香りをかぐことで嗅覚も鍛えることができます。

風を感じるだけで五感を研ぎ澄ますことができるのなら、時間がなくて自然の中に入り込めない時でも良いですよね。

都会の中でふと吹いた風を感じて五感を研ぎ澄ましてみてください。

自然に実際に触る

自然に実際に触ってみるのも良いでしょう。