見ているものがどのような肌触りのものなのかを感じることが、五感を鍛える上ではとても大切になります。
現代の人というのは、どちらかというと人工的で無機質なものばかりに触れている感じがしますよね。
それでは触感を研ぎ澄ますことはできません。
無機質ではない肌触りのものを体感することで、知識が増え、それによって触感が研ぎ澄まされていくのです。
肌ざわりだけではなく、それが持つ温度を感じることも大切ですよね。
ただし、一つだけ気を付けていただきたいのは、自然の中にあるすべてが「触って良いもの」とはならないということです。
自然の中には触れると危険なものももちろんあります。
自然位実際に触るときには、しっかりと調べてからにした方が良いですよ。
ご飯を味わって食べる
ご飯を味わって食べることは当たり前のように行われているかもしれませんが、実は、忙しい現代人にとってはできていないことになるのです。
味わって食べているとはいっても、きちんと丁寧に食生活を送っているかということを考えると、それは実は違うのではないでしょうか。
自信がないという人も大勢いるでしょう。
ご飯を食べることが好きでも、ゆっくりと味わって食べていなければ、味覚を研ぎ澄ますことはできません。
ただ自分の体力や自分の身体を養うために食べているのでは意味がないのです。
味というものを意識するように食べてみましょう。
含まれている出汁の味や、調味料のバランスなどを感じることができるようになれば、かなり研ぎ澄まされた味覚を得ることができているということになります。
旬の食材を食べる
旬の食材を食べることで、味覚を鍛えることができるようになります。
旬の食材は、それが一番おいしい時期のことを言います。
この時期には、その食材のうまみがたくさん出ていますから、味も濃くなっていますし、その食材の本来の味の特徴が出ていることになります。
普段食べているものが、瞬になると味が違うように感じることもあるのではないでしょうか。
一番おいしい時期にそのものを食べることで、「この食材はこんな味」という知識を身に着けることもできるようになります。
都会にいると旬の食材などを意識することはあまりないかもしれませんが、五感を研ぎ澄ますためには、しっかりと旬の食材を旬のうちに食べることを意識してみましょう。
普段のご飯の味も意識する
もちろん、普段のご飯の味も意識することが大切です。
普段のご飯はあまり時間をかけずに食べるという人も多いのではないでしょうか。
もちろん、普段のご飯では時間がないことも多いでしょうから、意識することなどできないこともあるでしょう。
現代の生活の中ではやはり五感を鍛えるよりも大切なことが色々あるのです。
ですが、普段の食事の中でも、時間があるときにはしっかりと味を意識して食べるようにしてほしいですね。
普段の食事にはどのようなものが使われているのか、どのような味が工夫されているのかなどを考え始めると、味覚をきちんと習慣的に鍛えることができるようになります。
休日に豪華な食事を並べてそこだけで訓練しても、あまり成果は出ないかもしれません。
きちんと味覚を鍛えるのなら、普段のご飯の味も意識して食べるようにしてくださいね。
アロマをたく
アロマをたいてみるのも良いかもしれません。
アロマをたいて、しっかりと身体をリラックスさせるのです。
身体が緊張状態にあるときには、自分の身体のセンサーがとても敏感な状態になります。