つまり、この言葉の本来の意味は「一万円から八千円を預かり、二千円は返しますよ」という意味が略称された言葉なのです。
この表現をそのまますべて表現すると長ったらしくなってしまいますので、一万円からという言葉でこれらすべてを略称している意味になります。
恐らく初めて知ったという方や、知らないけど普段から使っていたという方もいると思いますが、本来の意味はこの意味が隠れています。
なので、人によってはこれらの一連の意味を理解していなければ意味が分からないと思われるのも無理はありません。
むしろここまで理解している人の方が少ないと思いますので、あまり普段は使わないようにするのが賢明な判断です。
4.させていただく
次にご紹介する違和感を感じる言葉は「させていただく」という言葉です。
させていただくと言う言葉に関しては様々な場面で耳にすることがある言葉です。
基本的には敬語として使われる場面が多いので職場や取引先なのでこの言葉を頻繁に耳にすることになります。
一見するととても丁寧な言い方として使われている様に見えるのですがよくよく考えるとさせていただくという言葉が起因になってトラブルに巻き込まれてしまう場合もあります。
具体的にどういう事かといいますと、 この言葉に関しては「他社の許可を得た上で自分が行うことについてその恩恵を受けることに対して敬意を払っている場合」に使用される言葉だと定義されています。
つまり、どういう事かといいますと、①相手に対して許可を受けているのか?②恩恵を受けているのか?という2つの項目をクリアしていないと使うことが出来ない言葉になります。
なので、相手が許可していないような事をさせていただくという言葉で表現すると相手に意向に関係なく一方的に行うということを表現している言葉になるので間違った使い方になるということです。
この言葉の様にきちんと言葉の意味が本来持っている定義を理解しておかなければ間違った日本語として相手に失礼な印象を与えてしまうという危険性が存在しますので、相手はある程度日本のなどに対して知識があったり、礼儀を重んじているような厳格な人だった場合は、言葉遣いもそれ相応に注意する必要があるという事を理解してください。
5.○○くない?
次にご紹介する違和感を感じる言葉は「○○くない?」という言葉です。
この言葉に対して違和感を持っている方はかなり多いと思います。
若者言葉として用いられている場合がかなり多いのですが、確かに利便性が高いのは事実です。
例えば、何かに対して違うという事を説明する場合は→「ちがくない」という言葉で表現できますし、何かに対して好きかどうかという事を説明する場合は→「好きくない」という言葉で表現できます。
この言葉はある程度若者が使う言葉としても認識されており、年配の方が耳にすると意味が全くわからないという方も多いです。
便利な言葉ではありますが、たくさんの方が違和感を持つ言葉でもありますので、使う場面は注意する必要があります。