小さな会社で人出不足のため採用したもののどうしても無理だという社員の対応には困ってしまいまうことでしょう。
でも採用したからには責任がありますね。
仕事はできるけれど男女関係にだらしない、片づけや掃除ができない、などは面接のときにわかりづらいかもしれませんが、敏腕人事担当なら見抜ける!ということですが。
4.部下から仕事や人間関係の相談をされる
このように能力のない部下を育てる苦労だけでなく、そのことによって他の社員からの風当たりが強くなるなど、仕事や人間関係のトラブルの処理をしたり、相談を持ちかけられることも多いのです。
仕事が忙し過ぎる、自分ばっかりしんどいことを引き受けさせられる、などの仕事のことから、ただの悪口かとも思えるような人間関係の相談をされることもあります。
ある会社では一時期、もめにもめて会議室にひっきりなしに管理職者が呼び出される(?)という事態が続いていました。
部下からの仕事や人間関係の相談からだんだん、不平不満のぶちまけ大会へと発展してしまい、収集が付かなくなったそうです。
でもそうなると管理職の能力に疑問符がつくといわざるを得ませんね。
職場での不平不満は一度噴出しはじめるとあるところまで行くまで止まらないという習性があるかのようです。
あるところというのはどういうところかというと、誰かが辞める、誰かと誰かが大げんかをする、新しい人が入ってきてひとまず収まる、不平を言っている人の待遇がよくなり機嫌が直る、などがありますが、不平を言っているから待遇を上げてやろうというのであれば、みんな右へなれいになってしまいます。
言ったもん勝ちですか?それは困りますよね。
対処の難しい悩みを相談されるとストレスになる
配置換えの強要や、ベースアップの打診などをしてくる部下もいます。
人間関係の不満をぶちまける部下もいます。
どうにかできることであればいいのですが、対処の難しい悩みの相談が続くとさすがにストレスとなりますよね。
ある女性社員は面白くないことや不満があるとすぐ泣くそうです。
泣かれるとどうしていいのかわからなくなるということでホトホト困ってしまいますね。
親の介護と仕事の両立が難しいと訴える部下から、どうしたらいいのか相談されるといった場合、介護の経験がない管理職は、対処法もわからないし、うかつに応えるわけにもいきません。
5.部下が犯したミスやトラブルの責任を取る
管理職というと一番思い浮かべるのは部下が犯したミスやトラブルの責任を取る役割だということではないでしょうか?
管理職の脂質を問われることのひとつに責任を取れるかどうかということがあります。
ただ管理職だって人間ですので、どうしても気持ちがついていかないこともあるでしょうね。
自分のミスではないので納得できない
自分のミスではないので納得できないと思うことも多々あるのです。
部下が犯したミスやトラブルの責任ならまだしも、上司のしりぬぐいまでさせられるとなるとふに落ちないのです。
責任を取るということの意味はただ単に、「申し訳ありませんでした」と謝らなければいけないということと、部下がミスをしでかしたということはそれを管理する人間の問題であるという2面があります。
後者は管理職が部下のミスを引き起こしたも同然なので責任を取れということです。
今後のキャリアに汚点がつくかもしれません。
今後どころではなく即刻何やら処分の対象になることも考えられます。
6.仕事の成果を求められる
管理職には管理職手当が支給されているはずです。
もしくは役職がついた時点で、それまでよりもお給料のアップがあったはずです。
となれば会社としては、それに見合った成果を求めてきます。
チームマネジメントを任せるということは、そのチーム全体が上げる成果が問題なのです。
もちろん社内に大きなもめごとがなくスムーズに仕事が流れるということも大きな成果かもしれませんが、やはりそれだけでは管理職として評価はされません。
なぜなら、たとえば人間同士、社員同士で大きなもめごとがあったとしたら、それを解決した直後であれば評価はされるでしょう。
でもそのうちその平穏な状態があたりまえになってきます。
人は慣れる生き物です。
そしてまた小さな問題発生となるかもしれません。