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申し訳ない気持ちを伝えるための26...(続き3)

ところで「深謝」という言葉を聞いたことがありますか?

お詫びの気持ちを表す菓子折りなどの表書きによく使われる深謝という言葉は、「深くお詫びをする」や「深く感謝する」という意味があります。

9.猛省しております

「猛省しております」という文字を見ただけでだいたいの感じはつかめると思います。

猛という文字はたけだけしいとも読みます。

強く反省していますという意味です。

読み方は「もうせい」ですが、「もうしょう」も正しいですよ。

自分のこれまでの言動に対して強く反省し改める決意をするという意味もあります。

10.大変失礼いたしました

「大変失礼いたしました」は主に礼儀に関しての謝罪のフレーズになります。

相手に対して礼儀に反したことをしてしまったり、不快な思いをさせてしまった場合、その「失礼」に対するお詫びの表現です。

あくまでも自分の対応が相手に対して失礼にあたったときに使用するのであって、物事に対しては使いません。

そして「失礼」よりもっと礼儀に反したり、悪い振る舞いに対する謝罪の気持ちを表すのは「無礼」です。

11.肝に銘じます

「肝に銘じます」は「肝に命じます」と混同されることが多いようですが正しくは「肝に銘じます」です。

意味は「心に深く刻みつけてけっして忘れないようにします」ということです。

銘じるという文字はあまり使用しないためいつの間にか間違って使われ出したのではないでしょうか?もしくは自分自身に命令するという意味にとらえられて「命じる」と誤って使われ出したのかもしれません。

「肝に銘じます」と正しく覚えましょうね。

「銘じる」「銘ずる」には心に刻み込むという意味があります。

「座右の銘」というのは心に刻み込んで常に戒める言葉に対して使います。

ビジネスシーンなどで、ミスを2度と繰り返しませんという気持ちを伝えるときに有益なフレーズです。

目上の人などに使う場合が多いです。

12.自責の念にかられております

「自責の念にかられております」という言葉も、文字の意味をちょっと考えてみただけでわかるフレーズですね。

「自分を責める念=気持ち、心持」ということです。

強い後悔の気持ちが伝わってきます。

自分の失敗や過ちを恥ずかしく思う気持ちやそれに対しての責任や罪悪感などを感じているということも伝わるフレーズです。

13.ご迷惑をおかけしました

「ご迷惑をおかけしました」は「ご迷惑をおかけしました、今後は気をつけます」などと使われるフレーズです。

「自責の念にかられております」のように自分を恥じる思いや自分を責める気持ちを前面に出して謝罪をしているというわけではありませんが、以後そのようなことがないように致しますという気持ちを込められているときに使われる表現ではあります。

「ご迷惑」というのは相手に対して不利益を与えてしまったり、不快な思いをさせてしまったときに使う言葉です。

ミスをして相手が怒っているときに使うことが多いです。

これから相手に何かをお願いするようなときに、「ご迷惑をおかけしますが・・・」と後に言葉を続ける使い方をよくしてしまいますが、これはちょっとおかしな使い方です。

なぜならこれから迷惑をかけますがといっているということですよね。

相手に不利益や不快な思いをさせるとは限らず、また最初から不利益や不快感を与えますよといいながらものを頼むようなものです。

この場合は「お手数おかけしますが何卒よろしくお願いいいたします」という使い方が適切です。

14.心配をおかけしました

「心配をおかけしました」は心理面での負担を相手にかけてしまった場合に使い、さきにお話しした「ご迷惑をおかけしました」は実害を与えてしまった場合に使います。

15.私自身の力不足です

「私自身の力不足です」は自分の未熟さを認めて相手に謝罪するときに使われるフレーズです。