相談があると言ってきた時点で、どんな場所で話しを聞けばいいのか、本人に聞いてみるのも良いでしょう。
もし相手が「人気の少ない場所で」と願っているのでしたら、同じ飲食店でも個室を予約するとか、自宅に招くなどそこはあなたが親切に手配してあげてもいいのではないでしょうか?
そこまで気を使ってもらえるなんてと、相手はきっと嬉しいですし感激すると思いますよ。
アドバイスするにも、その前の気配りはとても重要です。
少しだけ別の道を提示してみる
アドバイスについてですが、まずは自分の意見を述べてみましょう。
その時、絶対に意見を押しつけるのではなく、「あくまでも自分ならこうする」というように自分自身の意見であることをアピールします。
次に、相手に選択肢を与えてあげます。
「こう言う方法もあるし、こんな方法もあるよ」といくつか考えられる別の道を提示してみます。
アドバイスを求めてくる人は、自分だけでは考えつかないので他人に頼って来るわけです。
ですので、アドバイスする側としては、考えに固執してしまっている相談者に対して、視野を広げてあげること、別の道を教えてあげることが重要となってきます。
かといって、何個もの道を提示すると今度は迷ってしまいます。
相手の様子を見ながらその方に合ったと思われる道をいくつか教示してあげてください。
ちょっとずつ導いてあげる
アドバイスする際に、相手に「今すぐやれ」とか急な方向転換を進めるのはちょっと待って下さい。
相談者も悩んだ末のアドバイスを求めてくるという行動なのです。
ですので、「いきなりは無理だけどできることから少しずつやってみない?」というように、徐々に導いてあげるのがベストです。
いくらアドバイスしても、解決できるのは自分自身だけです。
自分で道を切り開かなければなりませんし、アドバイスを行った人が助けることまではできません。
自分の考えを述べるにすぎないのです。
アドバイスをもらったら真剣に聞こう
よく、アドバイスする側が誤解されやすいのですが、アドバイスする側は、なにも全てのケースにおいて快くアドバイスをしているわけではありません。
時には言いたくないことだってあなたのために言ってくれているのです。
それは、あなたがアドバイスを受けた時に実感できると思います。
例えば友人からのアドバイスをもらったとして、それを受けた自分が嫌な気分になったとします。
否定されたり、方向性を考え直した方が良いなどと言われてしまうと、腹が立つことだってあるでしょう。
でもよく考えて見て下さい。
あなたがもし、友人に対して同じようなアドバイスをしなければならないのだとしたら?
でも、友人のためにいたしかたなくアドバイスするときに、あなたはどんな気持ちになるでしょう?
決して心穏やかでは無いはずです。
このように、アドバイスする側も「こういうことは言いたくないな」と思いながらも、それでもあなたのためを思って言ってくれる場合だってあるのです。
アドバイスする側もされる側も、その時は真剣です。
人の好意を無駄にするのではなく、一度真剣にアドバイスと向き合ってみませんか?