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言葉遣いで気を付けるべき6個のこと(続き5)

「ございます」

「です・ます」をさらに丁寧にしたのが、「ございます」です。

例えば、「田中です」を「田中でございます」と言うと、より丁寧に感じますよね。

また、「あちらです」を「あちらでございます」、「私のです」を私のものでございます」などと使います。

しかし、「ございます」と言う表現は、形容詞と合わせて使うときには、微妙に変化するので注意も必要です。

例えば、「たかい」の場合、「たかいでございます」ではなく「たこうございます」となります。

形容詞の「a・i・u・o」に合わせて「ございますが」変化するのです。

aはたかいで見た通りですが、「おいしい」などのiの場合は、「おいしいしゅうございます」となり、「かるい」などのuの場合は、「かるうございます」などと変化します。

oの場合も、「おもいでございます」ではなく「おもうございます」と言います。

さらに、丁寧語は、丁寧に話すことによって相手に対する敬意を表しているだけで、直接相手を高める言葉ではないので、より丁寧な「ございます」よりも、尊敬語を使った方が良い場合もあります。

美化語を覚える

美化語とは、言葉遣いを上品に、物事を美しく述べるために使う言葉で、言葉の前に「お」や「ご」を付け足したり、より美しい言葉に言い換える方法があります。

尊敬語や謙譲語を話しているときには特に、この美化語を使うとバランスが良くなるでしょう。

「お」「ご」を付け足す方法については、後ほどゆっくり考えますが、言い換える言葉にはどんなものがあるか、ここで少しご紹介いたします。

例えば、「めし」「汁」「うまい」などの言葉をどのように言い換えて、より上品な表現にできるでしょうか?

「めし」は「ご飯」、「汁」は「おつゆ」、「うまい」は「おいしい」とするなら、意味は変わりませんが、より丁寧で品のある表現になります。

これも育った環境や、一緒に過ごしている人たちの影響も大きいですが、どうせなら聞き手が気持ちよく感じるような言葉選びをした方が、印象が良くなるのでいいですよね。

時にはふざけて、少し乱暴な言い方をする時があるかもしれませんが、それが習慣にならないように気をつけましょう。

言葉遣いは少し頑張って見栄を張ることができても、時間が経つとボロが出てしまいます。

日頃から美しい言葉遣いをするならば、人前で恥ずかしい思いをすることはないでしょう。

「お」「ご」を頭につける

「酒」が「お酒」、「料理」が「お料理」、「庭」が「お庭」など、丁寧に話す時に自然と「お」をつけていますよね?

また、「祝儀」を「ご祝儀」、「挨拶」を「ご挨拶」、「結婚」を「ご結婚」と、単語の前に「ご」をつけて、相手に対する敬意を表したり、丁寧な表現にすることも、日常生活でよく使ったいますね。

美化語を使うなら、上品で礼儀正しい雰囲気の会話になりますので、ビジネスの場はもちろん、目上の人と話す時や、初対面の人と話す時などは、意識的に使うようにしましょう。

例外もありますが、基本的に、和語には「お」、漢語には「ご」がつくと言われていますので、どちらかわからない場合は目安にすることができるでしょう。

つけないものもあるので注意

大抵の言葉には、「お」や「ご」をつけることはできますが、聞き手がやりすぎな印象を受けたり、違和感を感じるような使い方は避けるようにしましょう。

なんでもやりすぎはよくありません。

あくまでも、美しい言葉遣いにするための「美化語」であるという、根本の目的を覚えておきましょう。

また、単語の中には、「お」や「ご」をつけないものもあります。

例えば、「ビール」「ピアノ」などの外国語、「学校」や「公園」などの公共の建物や施設に関する言葉、「大家さん」などの「お」で始まる言葉、「歯」など一音でつけにくい言葉などがあります。

他にも、病気やもともと良い言葉でない場合も美化語をつけることはないので注意しましょう。

目上の人に使ってはいけない言葉を知る

上司から仕事を頼まれた時に「了解です」と言っていませんか?

そして帰る時に「ご苦労様です」なんて送り出していたら、それは社会人として失格です。

どんなに上司に気を使っているつもりでも、「ご苦労様」も「了解」も、同僚や部下に対して使う言葉なので、上司に使った時点で失礼に当たるのです。

「了解です」は「かしこまりました」、「ご苦労様です」は「お疲れ様でした」ときちんとした尊敬語で語りかけるように、目上の人に使ってはいけない言葉と、正しい言い方を覚えるようにしましょう。

また「こんにちは」と元気よく挨拶するのは良いのですが、これだけを単独で使うと、馴れ馴れしい感じになるので、「こんにちは、先日はありがとうございました」などと、言葉を補うようにしましょう。

また、久しぶりに会う目上の方に対しては、「ご無沙汰しています」の方が、好印象になるでしょう。

このように、同僚に対しては丁寧語で良いとされている言葉でも、目上の人には使ってはいけない言葉や、印象が悪くなる使い方もあるので、誰が見ても敬意が現れていると感じられるような表現方法をしっかりと習得することは大切です。