1.より詳しく説明するため
さて、ここでまず一番の課題になるかもしれない説明についてになりますが、より詳しく説明するための手段とかになりますが、よく勘違いされる方は面白く説明しよう。
リアリティが伝わるように説明しようと説明に色をつけたがります。
しかし、これはその分野についてある程度熟成された方が行うスキルであって、始めたての方がこのようなことをすると返って相手に間違った印象を与える危険性があります。
それは指導者が違ってもレクチャーの内容には違いはないからです。
つまり、相手に教えることは同じなのです。
そこをうまく行っている人はおもしろく話していると思う方は多いですが、確かに回数や成功体験を重ねているのでどう話せば伝わるかがわかっている分、話す内容が面白く感じることはあります。
しかし、だからといってすぐに色をつけろなど、結構難しいスキルです。
では、最適なやり方はと言うと、相手に伝えることは変える必要はありません。
ならマニュアル通りにすれば良いのかとなりますが、所々に相手が関心を引きそうな事柄を付け加えて説明するだけで良いのです。
例えば、エクササイズのレクチャーの場合、説明の間に相手の好きな食べ物を聞いて、その食べ物についてちょっとエクササイズ的な視点から話してみるとか、そうすれば相手は少なくともあなたに関心が行きますよ。
説明には変に色をつけるよりも相手が感心するようなことを間に挟むようにして話すと相手も説明に耳を傾けるので前と同じことを説明していてもすんなり耳に入ります。
もちろん、詳しく説明するためには伝える内容をしっかり把握していないといけませんので、まずは内容をしっかり把握することが重要かと思います。
徐々にスキルを上げていったら色をつけてみることもおススメします。
2.多くの人にしってもらうため
内容を多くの人に知ってもらうためにはどうすればよいか。
こう考えると10人よりは100人に伝えるべきだと数で考える方が多いと思います。
それも間違いではありませんが、ただ、100人に伝えても100人全員がその説明の内容を理解したかと言えば疑問になります。
もしかしたら100人に説明はしたけどしっかりと内容を把握したのは10人だけかもしれません。
これではじっくり10人に説明して理解していただいたことと変わりありません。
では、数以外に方法はあるのかと言うと、別の見方をすればあなたの説明をじっくり聞いて理解した人に口づて知人に伝染していく方法です。
要は、あなたの説明を聞いて良いと思ったので友人にも教えたいと思ってもらえたら自然と多くの人に知ってもらえるのです。
説明する人数を増やすのではなく、説明し理解してもらったうえで友人にも教えたいと相手に思わせることが重要です。
この場合、伝わった人は伝えられた人が凄く良いと言うことだから、ひとまず聞いてみようかと思う人と、興味ないと思う人の2通りにわかれ、聞いてみたいと言う人がレクチャーを受けにくるので説明が伝わり知っていただける可能性は高いです。
やみくもに説明していくよりは公立が良く、また、相手に不快な思いをさせることもないので、お互いにとってプラスになる行動だと言えるでしょう。
多くの人に知ってもらうには数ではなく、いかに自分の説明をしっかり聞いてくれる人を大切にするかが重要になってきます。
聞く側の意識も大切
ここまでは説明の仕方などを説明してきて、くどいほど相手側の関心を説明してきました。
そう、レクチャーには指導する側だけでなく、受ける側、聞く側の意識も重要になってくるので、聞く側が指導する側に興味や関心がなければ、指導側が話していることは少しも頭に入ってきません。
次に聞く側の捉え方の説明をします。
ここでは聞く側の目線と指導する側の目線、両者の目線で説明致します。
1.目的意識をもって聞く
この講義、説明、講演などはどんな目的で聞いているのかを明確にしないと内容は入ってきません。
そのため、説明する側は相手がどんな目的で説明を聞いているのかを把握しなくてはいけません。
しかし、少人数の場合は事前のアンケートなどで相手を知ることができますが、大学の講義などでの大人数では相手ひとりひとりを知ることが難しいです。
聞く側もなぜこの説明を聞くのかの目的意識がないとただ流して聞いているだけになるのでその時間が無駄になってしまいます。
高度な指導者の場合は目的意識を持たせようとして説明の間に自分へ興味や関心を寄せるにすると行った手法を取ります。
要は、説明の中身には興味がなくても説明する人に興味や関心を持つことができれば、相手は説明する人の話を聞きたいと言う目的意識ができるので、説明を頭に入れることができます。
相手の目的意識を探るのが難しい場合はこちらへの興味や関心を持たれるようにしましょう。
ただ、注意が必要なのは説明するべき内容を変更しないことです。