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謙遜するための10個のテクニック(続き3)

それほど難しいものではありませんが、きちんと意識していなければ嫌味な謙遜をすることになってしまいかねません。

また、きちんと上手に使えなければ、自分の能力が正しく評価されないことになってしまうかもしれないのです。

謙遜を上手に行うためのテクニックとしては以下のようなものが考えられます。

自分が謙遜は苦手だという意識を持っている方は、ぜひ下にあるようなことを実践してみてください。

きちんと謙遜をできるようになるかもしれません。

相手を敬う気持ちを持つ

 謙遜を上手にするためにまず必要なのは、相手を敬う気持ちをきちんと持つということです。

これができない人が多いですね。

謙遜というのはそもそも、自分の評価を高くするためのものではなくて、相手に対しての敬意を示すものです。

最近では、謙遜が「謙虚な人だと思われるためのテクニック」となってしまっていることもありますが、基本的には、相手への敬意を伝える手段だということには変わりがありません。

そのため、謙遜を上手にするためには、謙遜しようと思っている相手に対しての敬意をきちんと持っておきましょう。

相手のことを蔑んでいるようでは、上手な謙遜などできるはずがありません。

心のどこかで相手を見下しているようなことが、相手にはきちんと伝わってしまうからです。

相手を敬う気持ちを持って、自分の位置を下げることで相手への敬意を伝える手段が謙遜です。

それを忘れないようにしてくださいね。

自分はまだまだという意識を持つ

 謙遜を上手にしようと思っている人は、逆に自分の能力に対しては自信を持っている人が多いのではないでしょうか。

謙遜をする機会が多い方は特に、しっかりと自分の能力を自分自身で認めてあげているパターンが多いでしょう。

これ自体は悪いことではありません。

自分の能力を知っていることは、さらなる成長のためには必要なことだと言えるからです。

ですが、一方で、自分の能力を自分自身で認めているような場合には、自分がまだまだだという意識を持てない点では、謙遜の成長を阻んでしまっているかもしれません。

人間はとても感情に素直な生き物です。

どう頑張っていても、自分自身が誇らしいと思っていることに対しては、その気持ちが言葉の端々に表れてしまうものです。

そのために、誇らしい気持ちの香りがぷんぷんと漂ってくるような謙遜の言葉を相手に渡すことになります。

これは、相手にとっては嫌味にしかなりませんよね。

上手に謙遜をするためには、自分はまだまだだという意識を持つことを忘れないようにしてください。

自分の能力に対して奢っている人からは、上手な謙遜の言葉など出てくるはずがありません。

自分はまだまだ成長しなければいけないことがあると思って謙遜の言葉を出せば、自然とその気持ちが言葉に載るので、相手の受け取りやすい言葉になっていることに違いありません。

自信を持たない

 自分がまだまだだと思う、というテクニックに似ていますが、あまり自信を持たないというのも良いかもしれません。

自信を持っていることに対して褒められると、謙遜が上手にできずに相手に素直な気持ちが伝わってしまうでしょう。

人によってはそれが可愛いと思われることもあるかもしれませんが、鼻にかかっていると思われる可能性もあります。

そのため、褒められることで自信をつけるのではなく、「これくらいの褒め言葉で驕り高ぶっているようではだめだ」と思っていると良いのではないでしょうか。

自信を持ちすぎているようなときには、一度自分の能力と向き合ってみて、高くなりすぎた自信を少し減らすと良いのではないでしょうか。

あまりに自信を持っていることに対しては、上手に謙遜などできるはずがありません。

そのプライドをわざわざ自分から踏むようなことはできないと思ってしまうからです。

褒められても否定をする

 これは謙遜の具体的なテクニックですが、謙遜をするためには、まずは褒められたときに否定することから始めましょう。

褒められて嬉しい気持ちは分かりますが、その気持ちを素直に出してしまうと、褒められた内容について自分で認めているということが相手に伝わってしまいます。

これでは謙遜になりませんよね。