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謙遜するための10個のテクニック(続き5)

調子に乗らない

 謙遜を上手にするためには、調子に乗らないということが何より大切なのではないでしょうか。

調子に乗って行動しているようなことがあれば、相手はそれを見抜いてしまいます。

また、調子に乗っているところに褒められてしまうと、謙遜どころの話ではなくなってしまうことが確実だからです。

謙遜しなければいけない相手と会う前には、浮かれてしまっている気持ちを一度諫めておくと良いでしょう。

そして、出す言葉に対して真摯な気持ちを持つのです。

t取り敢えず適当な謙遜の言葉を出しておけばよいというような気持ちでいると、相手にもそれが伝わってしまい、調子に乗っていることがばれてしまうでしょう。

調子に乗らず、浮ついた気持ちをきちんと静めておくことが、謙遜を上手にするためには絶対に必要なのです。

️謙遜しすぎは逆に嫌われる?

 謙遜は大切なものではありますが、どれだけうまく使っていたとしても、その量には気を付けなければいけません。

また、態度に気を付けていたとしても、使う言葉の種類によっては嫌味だと思われてしまうこともあるのです。

謙遜は使う言葉やバランスに気を付けなければいけないのです。

謙遜は人に好かれるための技術ではありますが、逆に嫌われてしまうこともあるのだということについてご説明しましょう。

もしかすると、人づきあいがうまくいかないということがあれば、それは、謙遜をし過ぎているからなのかもしれません。

上手な謙遜について考えるために、下手な謙遜についても勉強してみてください。

「いえいえ…自分なんて…」

 謙遜をしようと思っている方が良く使う言葉が「いえいえ…自分なんて…」という言葉です。

使われているところを見たことがあるかもしれませんし、自分自身でも使ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。

何かについて褒められたときに、自分は褒められるに値するようなことをしていないというような表現で使われる言葉です。

謙遜の代表的な言葉だとも言えますし、どのような褒め言葉にも対処することができるので、つい使ってしまうという人がいるかもしれません。

ですが、この言葉は実はあまり好印象ではないことの方が多いのです。

一見好印象なこの言葉

 しっかりと自分のことを低評価で表現できている便利な言葉なので、「いえいえ…自分なんて…」「自分なんてそんな人間じゃありませんよ」などの言葉は好印象のように思われますよね。

確かに謙遜の意味で使われる言葉ではありますから、好印象を与えてもおかしくないと思って使ってしまうものです。

ですが、一見好印象なこの言葉には不愉快さを覚える人が少なくないでしょう。

好印象だと思って使っていると、思わぬところで不興を買っている可能性がある言葉なので、ある意味では危険な言葉の一つだと言えるかもしれませんね。

相手に不快感を与える可能性アリ

 「いえいえ…自分なんて…」という言葉は、多くの理由から相手に不快感を与えてしまう可能性があります。

まず理由の一つ目としては、せっかく褒めたのに、相手の自己評価があまりに低いように思われて、褒めた甲斐がなかったと思われてしまうからというものがありますね。

相手があまりに自己評価が低いように感じられると、褒めても言葉が響かなかったと思われてしまうのです。

響かない言葉ほど空しいものはありません。

理由の二つ目としては、人間は褒め言葉も本心から行っているとは限らないからということもありますね。

折角社交辞令で褒めたのに、あまりに相手が謙遜するものだから、逆にイラっとしてしまうということもあるのではないでしょうか。

また、理由の三つ目としては、あまりに「いえいえ…自分なんて…」というのが、謙遜の言葉としてはメジャーになりすぎているからというものがあるのではないでしょうか。

メジャーになりすぎた謙遜の言葉は、相手に「自分は謙遜しています!」ということをはっきり伝えてしまうことになりますよね。

しかも、定型文のような謙遜の言葉を使っていることで、謙遜をするにしても楽な方法すぎるため、自分の褒め言葉を流されてしまっているように感じるのです。

これはお世辞で褒めている場合にも、本気で褒めている場合にも相手に失礼ですね。

また、最後の理由としては、相手が本当にすごいと思ってくれているのに「自分なんて」というのは、相手に対しての侮辱になる可能性があるのです。

例えば、極端な例で言うと、自分が日本一の実力を持っているとしましょう。

そして、相手が自分の得意分野を何もできないとします。