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反省をするための7個のテクニック(続き2)

また反省に必要になってくる自覚とは、“自分の状態がどんなものかを、よくわきまえること”でもありますよね。

そのためには、いつまでも自分の感情に囚われているわけにはいきません。

落ち着いて、冷静に自分を客観視しなければなりませんよね。

ただ、自分の事でありながら、自分の事を知るのって難しいことなのです。

自分にはいろいろな感情も沸いてきますから、起こった事実に感情を結び付けて、都合の良い解釈をしてしまったりもするものです。

そうなってしまうと、自覚しているつもりでも、実は自覚できていないという状態になってしまいます。

もちろん、反省には、自分の中で沸いてくる感情の動きを知ることも大切です。

でも、失敗した事実と、それによって浮かんでくる感情は、それぞれ別の問題です。

反省には、いかにして自分を客観的に分析できるかが、大切になってくるのです。

1.今回の失敗に於ける自分の欠点を列挙して書く

自分を客観的に分析するために有効な方法は、「今回の失敗に於ける自分の欠点を列挙して書く」ことです。

頭の中で考えていると、次々に色んな考えや感情が浮かんできて、整理できなくなってしまいがちです。

その頭の中を一度、紙に書き出して視覚化してみるのです。

この段階では、失敗したこと。

それに伴い浮かんでくる感情など、ありとあらゆることを書き出してみれば良いでしょう。

一通り頭の中の物を出し切ったら、それを読み返しながら、自分に何が起こったのかを整理して考えてみましょう。

実際に起こった事実。

その原因。

そうなってしまった経緯。

それによって沸いてきた自分の感情…。

いろんなものが出てきていますよね?
この中で特に、反省をするためには、自分の欠点を自覚することが大切になってきます。

失敗したのに、それを取り繕う都合のいい考えをしていては、反省は出来ません。

自分の失敗を正当化することになるだけで、何の学びも無くなってしまいます。

今回、失敗したのは事実です。

そしてそれは、自分が起こした失敗、もしくは自分が関わっている失敗ですよね。

だとしたら、そこに何か、自分の落ち度があったはずです。

反省するためには、その欠点を見つけ出して自覚することが、まずは第一歩となるのです。

2.客観的に人に指摘してもらう


また、上手に反省するためには、「客観的に人に指摘してもらう」こともひとつの方法となります。

先程も、自分を客観視することが、反省には必要であるとお話しましたよね。

そのために、紙に書き出してみることを方法としてお伝えしましたが、他人に指摘してもらうのも、客観視する方法として有効なのです。

自分で自分を客観的に見るよりも、実際に第3者である他人から見たほうが、より客観的に分析してもらえますよね。

他人なら、無駄な感情が邪魔をすることがありません。

冷静に起こった状況や失敗の、事実だけを見てもらうことが出来るのです。

また、自分のこととなるとどうしても、見落としもあるものです。

それはちょうど、「メガネが無いと探していたら、頭にあった」というような状況。

近すぎるゆえに死角が生まれてしまうということです。

反省する際に自覚しなければならない欠点も、自分で冷静に分析したつもりでも、見えていない部分があるかもしれません。

自分で自分を分析するのと併せて、他人の客観的な意見を聞けば、より自覚は深まっていくでしょう。