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メンターにはどういう人になって貰うべきか?20個の特徴を解説


皆さんの会社には、メンター制度ってありますか?
もしかしたら、この春新入社員を迎えるに際して上司からメンターになってくれ、とお願いされた人もいるかもしれません。

では、メンターとはいったいどんな意味なのでしょうか?
どんなことをする必要があり、いったいどれくらい重要なものなのでしょうか??
さらに、メンターに向いている人の特徴についてもご紹介します。

誰にメンターになってもらうべきか、頭を悩ましている人もチェックしてみてくださいね。

この記事の目次

メンターとは?

皆さんは「メンター」って言葉、聞いたことがありますか?
メンター(mentor)とは、仕事上または人生の指導者や助言者のことを指しています。

言葉としては「良い指導者」、「優れた助言者」、「恩師」という意味があるようです。

企業においては、新入社員を迎えるに際して、彼らの精神的なサポートをするために専任者を設けることがあり、それがメンター制度と呼ばれています。

”人生や仕事上の指導者や助言者”なんて聞くと、かなり重たい役目に感じますが、わたしたちは何事も新しいことを始める時には、信頼できる指導やアドバイスを必要としますよね。

そのような存在があると、新しい人たちも早く成長します。

人材育成のための手法としても持ちいられているということですが、何か役職があったり上司として組織上のことに関与するということではなく、組織として関与度の低いほかの部門にいる人や先輩をメンターとして任命することにより、日頃の悩みや相談事を持ち掛けることができるようにしたり、さらにはキャリアパスの見本となる人材をメンターとして割り当てることもあるようです。

1.メンターってどういう人?


メンターは、会社においては継続的発展を支える存在と言えます。

なぜなら、メンターは成功体験を実現するためのお手本をロールモデルとして見せ、目標達成のイメージが明確に持てるようにする存在で、新人社員を育成する役割があるからです。

そして、成功した時のやりがいを現実化することや、仕事のモチベーションを上げるために成功した時の楽しさも教えます。

そして、体験を教えるにとどまらず、本人が自分で現状にどのように対応していくことができるかを考える支援もします。

つまり、相手の潜在的可能性を見出し、やる気を引き出し、業務の達成を通して成長させていくわけです。

ですから、将来のビジョンの参考になることを教えてくる人でもあり、壁にぶち当たった時にはそれを乗り越える方法を教えてくれる人であり、有益な知識や経験を伝えてくれる人なんですね。

2.メンターの語源とは?

この「メンター」という言葉の語源と言われているのは、「オデュッセイア」という叙事詩に登場する賢者「メントール」という男性の名前です。

このメントールという人は、王の息子の教育を任された賢者で、王の息子にとってよき指導者であり、よき理解者でもあり、そして良き支援者でもあった人なんです。

このメントールが、英語ではメンターと呼ばれるようになりました。

そして、その指導を受ける側の人をメンティと呼びます。

3.会社のメンター制度

会社では、メンター制度として若手や新入社員のメンバーに、先輩を加わらせて相談事にのったり、仕事のサポートやアドバイスをしたりすることがあります。

ここで、先輩となる人は特定の分野において経験があり成功している必要があります。

その人はキャリアや仕事の進め方を教え、メンティを一人前への成長させていくのです。

会社側としては、「即戦力」がほしいという思いが強いので、新人さんにも早く職場の環境に慣れて、仕事にも慣れて業績をアップしてほしいところ。

そして、さらにその時だけではなく今後ずっと会社を支えられるような人材として成長してほしいもの。

そのような目的の元、メンターはメンティの精神的なサポートも含め、キャリア形成をはじめ生活上のいろいろな悩みを受け止め、その人を育成していく役割、ということになります。

それで、メンティにとって直接の上司や関係の強いチームのメンバーをメンターにするのではなく、それ以外の人がその役割を果たします。

つまり、既存の組織体制に対して横軸の存在を入れ、その人個人の成長にフォーカスを当てた育成法といえます。

ですから、実際のチーム内の先輩や上長に限られる傾向の多いOJT制度とは少し違いますし、さらに見習いとして師匠を見て学ぶとか雑用をこなしながら学ぶといったアプレンティス制度とも違います。

もっと積極的にメンティのキャリア形成や生活面・精神面での成長に介入するような立場です。