自分の孫が何より可愛いおばあちゃんですから、きっと心から会いたがっているはずですよ。
遠方に住んでいてなかなか孫を見せに行ける機会がなかったり、入院中で寂しい思いをしているおばあちゃんにはせめて孫の写真を送ってあげましょう。
プリントして送ってあげる事で家の写真立てに入れたり、普段から持ち歩く事もできますし、携帯電話やスマートフォンに画像データとして送ってあげれば待ち受け画面に設定できます。
直接会いに行けなくても色々な方法があるので是非試してみましょう。
おばあちゃんも孫の顔を見ればきっと元気になってくれます。
長寿祝い
日本には長寿を祝う風習があり、年齢によって種類があります。
還暦のお祝いで赤いちゃんちゃんこを贈るのは有名ですよね。
元々、長寿祝いは数え年で祝う事とされています。
最近では満年齢で長寿を祝うケースが多いようですが、60歳の還暦祝いに限り、数え年60歳及び満年齢60歳で祝う事となりますので注意しましょう。
ここからは主な長寿祝いの種類についてご紹介します。
還暦(かんれき)
還暦とはその名の通り、暦が還るという意味です。
満60歳で丁度、干支が一巡して生まれた年の干支に戻ってくる年齢になったという事になります。
元々は中国にあった古い言葉であり、日本では奈良時代の頃から長寿を祝う風習が始まるようになったと言われています。
また、古くから赤い色は魔除けとされていた為、赤いちゃんちゃんこや頭巾などを贈るようになったのだとか。
干支が一巡した事で、人生の再スタートを切るという意味もあり、益々長生きして欲しいという願いも込められそうですね。
尚、昔とは違い、現在では満60歳を迎えていても、まだまだ現役で仕事ができる人もたくさんいるので、赤いちゃんちゃんこはあまり喜ばれない事もあるようです。
その為、最近では赤い色の洋服や小物、ネクタイなどを贈るケースも多いというのも頷けますよね。
古希(こき)
古稀とも呼ばれ、70歳(満69歳)を迎えた時のお祝いです。
遥か昔、中国の唐にいた詩人杜甫(とほ)が作った曲江詩(きょっこうし)の中に70年生きる人は古くから稀であるという詩が由来となっていると言われています。
現在ではそれほど珍しくありませんが、当時は70年も生きる事は大変珍しいとされていたのです。
また、古稀祝いでは紫色をした物を贈る事が一般的とされています。
紫色は日本でも古くから風格や気品を表す色とされていました。
聖徳太子でも有名な、冠位十二階の最高位の色も紫色をしており、現在でも紫色の衣を身にまとう事ができる僧侶が最高位である証にもなっています。
喜寿(きじゅ)
喜寿は77歳(満76歳)を迎えた時のお祝いであり、日本が発祥と言われています。
その意味とは「喜」という草書体が「㐂」となり、上の七という字と、下が十七に見える事から合わせて七十七と読み、77歳を喜寿のお祝いとしたそうです。
尚、喜寿祝いも古稀同様、紫色の物を贈る事が良いと言われています。
傘寿(さんじゅ)
傘寿は80歳(満79歳)を迎えた時のお祝いです。
傘の略字を縦書きにして読むと八と十という字に見えるので、80歳を傘寿として祝う事になったと言われています。
また、八という字は縁起が良いと言われており、末広がりな物はこれから先もだんだん広くなっていくという意味として、古くから日本や中国で言い伝えられていました。
傘寿祝いでは、紫色や金色の物を贈る事が多いようです。
米寿(べいじゅ)
米寿は88歳(満87歳)を迎えた時のお祝いです。
米というを分解してみると八十八という字に読める事から、88歳を米寿として祝う事になったと言われています。
現在日本では男性で約80歳、女性で87歳が平均寿命と言われているので、ここまでくると長寿と言えますよね。
米寿では主に金色、黄色、金茶色などの贈り物が多いようです。