環境
自分の所属している職業や業種についても、興味を向けてみましょう。
存在意義のない業種などどこにもありません。
また環境問題に結びついていない業種もほとんどないはずです。
環境問題に興味をもつことは、人類の将来に目を向けることにも繋がります。
筆者は、繊維製品生産の最前線を長年見続けてきました。
訪れたことのある生産現場の中で、ひどい環境だなと思ったのは、起毛加工とデニムのダメージ加工です。
起毛加工の方法には、一斉にたくさんの針を叩きつける方法と、ローラーにしたサンドペーパーを回す方法があります。
いずれも大量の糸くずが飛び散ります。
デニムのダメージ加工はさらに悲惨です。
薄暗い小屋のような環境のところで、一本一本、高圧で砂を吹き付けます。
砂と糸くずが作業場を舞い、呼吸をするのも困難です。
いずれも最悪に近い作業環境でした。
従業員の健康がとても気になります。
消費者のみなさんもこうした生産現場を一度でも見れば、起毛はいらない、ダメージ加工は自分で買って自分でやる、などきっと考え方は変わると思います。
自分たちのモノを買うという行為も、環境と密接に結びついているのだな、と実感をすることができます。
環境問題を考えるヒントは、必ず身近なところに存在しているものです。
歴史
歴史に興味と関心を持つ人たちは、将来を映す鏡としての役割を期待しているのでしょうか。
それとも純粋にロマンを感じているののでしょうか。
興味の持ち方は十人十色に違いなく、さまざまなアプローチがありそうです。
しかしそれらのスタンスに関わりなく、歴史への興味というインプットは、これもまたさまざまなアウトプットをもたらしてくれるものです。
教訓としてだけでなく、感動や、判断材料をも提供してくれるはずです。
ここで面白いと感じれば、興味は永続きしそうです。
男性は平家物語、太平記、戦国時代、幕末維新など、乱世のパワーゲームを好む傾向があります。
女性は平安時代や江戸時代など、平和で文学、芸術の盛んな時代でしょうか。
いずれにせよ歴史は知識の宝庫です。
歴史を学んでダメになった、という話は聞いたことがありません。
人間的に深みを増すのが普通です。
現代社会
現代社会の展開スピードは急です。
すべての動きに関与することはとても無理でしょう。