トラウマは、誰にでもあるもの。
みんな抱えているもの。
そんなトラウマをテーマにこのトピックスでは、ひも解いていこうと思います。
トラウマは人生に大打撃を与えることも
トラウマがあるまではみなさんが抱えていることなので、そんなに気にしないことかもしれませんが、それが思わぬ形で影響を与えることもあります。
あなたの人生にも大きな打撃を与えかねる事態がやってくるかもしれません。
そんなトラウマについて、なりがちな8個の出来事からさらにはそもそもトラウマというものは、なんなのか。
そんなところからひも解いていこうと思います。
これらを知っておくだけでも、人生をより盤石なものにできるかもしれません。
いざというときに対応ができるかもしれません。
これをぜひ読んでおいて損はありません。
1.トラウマとは?
よく「トラウマ、トラウマ」ということはありますが、実際にそのトラウマとはどういうものかと聞かれたら、つまってしまう方が多いのではないでしょうか。
そのトラウマの語源からひも解いて整理しておきたいと思います。
語源
語源は、ギリシャ語の「傷」というものと言われております。
1971年心理学者フロイトが、物理的な傷と同様に過去の心理的な傷が、その後の精神に影響を及ぼすことを発表しました。
そのときにその意味をあらわす用語として「trauma(トラウマ)」が使用されたのがきっかけといわれています。
その言葉が現代まで少し意味を変えて使われていているに至っています。
2.どれくらい長期間とらわれてしまう?
トラウマは心の精神的な問題ですので、長期間とらわれてしまう危険があります。
特に、トラウマは、本人が自覚しにくいという問題があります。
トラウマになっているのに、ただ単に心がもやもやしているだけのように考えて、医療機関にもなかなか踏み出さないところが現状です。
そういう状態が続くと、結局治るものも治らず、一生抱えて生きていく羽目になってしまいかねないのです。
そういう意味では、長期間だけでなく一生という期間とらわれてしまうリスクがあるのです。
3.嫌な記憶が突然よみがえる
トラウマというのは、過去に何らかの出来事によって心的外傷を受け、精神的な心の傷が残り、その事象によってその後も精神的に影響を及ぼすようになってしまうことです。
したがって、過去に嫌な出来事があり、その出来事によって心的外傷を受けると、その後も同じような事象や似たシチュエーションに出くわすと、過去の出来事がフラッシュバックして、行動に大きな影響を与えることになります。
たとえば、代表的なもので言えば、戦争や自然災害などです。
戦争で言えば、いつ死んでもわからない状況ですので、そんなところにずっと身を置いているだけで、かなり精神的にも影響が出てきそうです。
その戦争の体験を通して、突然日常生活で、戦争の体験がフラッシュバックして、恐怖を感じたり、急に動けなくなったりしてしまいます。
これは、本人が意図していなくてもなってしまう現象なので、どうしようない状態、防ぎようがないものとなります。
4.心的外傷ストレス障害(PTSD)とは?
PTSDとは、何かしらの災害や交通事故・人的事故などによる強烈なショック体験が精神的ストレスとなり、心のダメージを受け、時間がいくら経過しても、似たような経験に対して強い恐怖を感じて、社会・日常生活に大きな影響を及ぼす様々なストレス障害を引き起こす精神的な後遺症、疾患をいいます。
基本的な症状としては、「フラッシュバック」「過覚醒」「回避」などが挙げられます。
これらの症状出るようになった強いショックを与えような出来事のあとに、約1か月以上続いている場合、PTSDと診断がくだされます。
5.トラウマの原因を作った人はとても罪深い
トラウマの原因が自然災害や事故であれば、なんとなくしょうがないと思えるかもしれませんが、それがもし人的なしかも故意的なものであるとしたら、それはそうとう原因を作ったひとは、罪深いといえます。
何せ、そのひとに一生かもしれない、心の傷を残したとも言えますので。
相手を優しく思い遣って接することが大事
トラウマを抱えたひとがもしいるというのであれば、相手を優しく思い遣って接することが一番大事になります。
なかなか、トラウマといっても軽度なものから重度なものまでありますので、軽視されがちなものかもしれません。
したがって、相手がどんなトラウマを抱えているかもわからない状態から軽視するのは、よくないので、優しく接してあげましょう。
トラウマになりがちな8個のこと
トラウマといってもさまざまシチュエーションはあるでしょう。
本人がどのような場面で心的外傷を受けるような強いショックのある出来事になるかは、はっきり言って本人次第でもあるためです。
他のひとにとって、そうでもないことでも、本人にとっては、強く精神的ストレスになりうることがあります。
そんなさまざまなトラウマになるシチュエーションですが、一定の
誰でもなりがちなトラウマのシチュエーションがあります。
それを少しご紹介したいと思います。
1.児童虐待
児童虐待。
これは、聞くだけで大きな精神的なストレスがかかりそうなものだと誰もが思い当たるでしょう。
その内容を少し具体的にご紹介いたします。
両親によるものが多い
児童虐待といってもさまざまなシチュエーションがあります。
例えば、近所のひと、学校のひと、両親などです。
その中でもダントツで、児童虐待に関わっている、はたまた原因となっているひとは、両親が多いのです。
特に、子供(児童)と接している時間が長いところもあるので、原因になる可能性が高いという理由も1つあります。
さらに、子育てをするという意味では、子供と両親で摩擦が起きやすいところも1つ理由があります。
子育てに悩む親は多いと思います。
その悩みを誰かと共有すればその親も少しは、その悩みも解消するかもしれません。
しかし、誰にも話すことができない状況だった場合、それこそ親が精神的におかしくなることも考えられます。
その事態だけですぐに、児童虐待へ矛先が向くわけではありませんが、ずっと積み重ねているとその最終的な結果、はけ口として、児童虐待に走ってしまうということが往々にしてあるのです。
子供の人格形成に大きなダメージとなる
前述したとおり、児童虐待に走る原因は両親によるものが多いのが現状であるとしました。
しかし、当然、両親が悩み苦しみ、その最終的なはけ口が結果として児童虐待であったとしても決して児童虐待へ走っていい理由になるわけがありません。
ただ、児童虐待といっても程度はあるでしょう。
むかしから、怒る叱る場合に、手が出てしまう両親当然良し悪しはあるにあしても、その程度であれば、精神的に子供に影響を与えるまでには至りません。
日常的に、理不尽なことで虐待が始まり、その後もずっと続くようなことであれば、子供の人格形成に大きなダメージを与えかねない事態といっても過言ではないでしょう。
子供にとっては、幼い時の思い出は、鮮明に覚えているものです。
当然知らないことばかりですので、間違いも当然ありますが、それを正してくれるひとつまり、両親が日常的に理不尽な暴力をふるっていたとしたら、子供として、人間不信になるのは当然です。
特に、人格形成に一番重要といわれる子供時代にこのような人間不信に陥っていたら、まともな人格になれるはずがないのは、想像にかたくないことでしょう。
2.交通事故
交通事故は、いつどんな時に、だれがなるかもしれないものです。
なかなか自分がまさか遭うとはなんて想像もしていないひとばかりでしょう。
しかし、意外と交通事故というのは、日々大きいものから小さい事故まで起きています。
特によく言われているのが、飛行機事故より交通事故のほうがはるかに件数的に多いので飛行機は安全であるなんて表現をつかった言葉を聞いたことがあるかもしれません。
それほど、交通事故というのは日々起きているのです。
その交通事故からトラウマになることというのは、よくテレビなどで聞いたことがあるかもしれません。
交通事故も身の危険を感じるような事態になったときには、当然、トラウマになりうるのです。
自分が事故に遭った場合
上記にて記述したとおり、交通事故というのは日々日常的に起きていることです。
したがって、決して他人ごとでは、ありません。
いつなんどき、自分自身に起きてもおかしくないことなのです。
そして、もし自分が事故にあった場合には、当然けがをすることもあります。
そして、それが重症であればあるほど、記憶に残ることでしょう。
そうしたケースでは、人は似たような場面、たとえば、追突を受けてしまい、重症をおってしまうような事故であった場合、その追突をされてしまった信号待ちの場面や、事故にあった場所に行くとまた同じような事故にあうのではないか、といったようにフラッシュバックをおこしてしまうことがあります。
それがいわゆるトラウマという症状となります。
ひどいときには、運転をしているだけで、または、車をみるだけで、精神的に動揺してしまい、平常心が保てなくなってしまうことがあります。
自分には、なかなか関係ないと思っているあなたは特に、この交通事故の件数が多いこの世の中、このような事態にいつなってもおかしくないことを肝に銘じておきましょう。
人がひかれる瞬間を見た場合
これもおなじように、自分が事故にあったケースと似ているかもしれません。
人が事故にあっている瞬間を見てしまったとき、あなたは忘れたくても忘れられない光景となることでしょう。
決して自分が、けがや死亡したようなことではないので、トラウマにならないと考えるひともいるかもしれません。
しかし、ひとは、自分が実際に危害を加えられていなくとも、同じような境遇の人間を見てしまうと、恐怖、身の危険を感じてしまうものなのです。
それが記憶に残り、その交通事故のあった場所、同じようなシチュエーションに遭遇するとフラッシュバックしてしまうことになります。
つまり、トラウマになってしまうことでしょう。
3.いじめ
いじめは、社会で生きていく集団の中で生きていく以上は必ず、生じてしまうものです。
これは、人間の性質によるものかもしれません。
ひとは、なにかしら上下関係をつくりたがるものです。
自分より下にいるものをつくり、それを見てそれよりもましだと思い糧にして生きてく傾向が誰しもあるものです。
当然そのきっかけは、自分の好き嫌いといった安易なものから生じてしまうことが往々にしてあります。
そんないじめというのは、程度というものはありますが、その程度によっては、かなり個人へトラウマをもたらす結果となってしまうことがあります。
いじめたほうはその後の相手の人生を軽視し過ぎ
上記でも記述したように、はじめはほんのささいな行動で、嫌いになったりすることでいじめというのは、はじまったりします。
人間ですから当然好き嫌いというのはあったりします。
その積み重ねが嫌いなひとへいやがらせをしようという行動へ発展させてしまい、結果的にいじめへとつながること。
これがよくいじめのはじまりといわれる過程になります。
それが些細な行動か、見た目かなどの要因はさまざまです。
しかし、そうやって始めた軽はずみないやがらせが、エスカレートしていじめへと発展したときは、いじめている本人も実はあまり気づいていない場合があります。
さらに、そのいじめられている本人へのその後の人生への影響まで考えることなどないことでしょう。
いじめられている本人は、最初はいじめられている感覚はあまりないことが多いかもしれません。
特にいじめられていると認めたくないところもあると思います。
エスカレートしてきたころには、だんだん精神的に追い詰められていきます。
いじめの特に特徴的なところは、いじめられている人は、逆らえず、いじめているほうが一方的であるということろです。
特に集団でのいじめであれば、いじめられているひとは勝ち目などありません。
ずっと、日々地獄のような日々を過ごしていくことになるのです。
いじめられている人は、耐えれればその後時間の経過とともに卒業やクラス替えなどで環境が変わり、いじめられることはなくなるかもしれませんが、その心の傷は一生消えることはないのです。
一度いじめを受けた人間は、必ず人間不信に陥ります。
そして、心の中にも深い闇をかかえてしまいます。
当然、そういった状態になった人間のその後の人生は、大きくその影響を受けることになるのです。
そういった意味では、いじめる側は、いじめられた人がその当時自殺をしないにしても、その人の人生を奪うことには、変わらないのです。
いじめる人というのはその相手の人生をむちゃくちゃにしている自覚がなく、軽視しすぎているといっても過言ではないでしょう。
陰湿ないじめは処罰を重くすべき
いじめの中でも、特に陰湿ないじめというのは、さらに精神的にダメージを負わせるものになります。
あからさまないじめであれば、たとえば先生などがそれを見て注意したり、指導したりして、表面的な解決を図ろうとしてくれることはあるでしょう。
しかし、陰湿ないじめとなれば、まずいじめという存在を認めないといけないところから始まります。
陰湿ですから、人が見てないようなところで、いじめ・いやがらせを行うことになります。
そいういった状態の場合は、なかなかSOSが出しにくい性質があるといえるでしょう。
特にいじめられているほうもなかなかいじめられていると言えず、精神的に追い詰められるところがこの陰湿ないじめの特徴にはあります。
そういった意味で言うと、この陰湿ないじめは、処罰を重くすべきであるといってもいいでしょう。
4.パワハラ
現在よく言われているパワハラ。
社会で生きていく上で、必ず出くわすワードではないでしょうか。
そのパワハラについて少し述べていきたいと思います。
原因は本人か?上司か?
パワハラについてですが、これはここ10年くらいで出てきたワードです。
特に、いろいろ会社の上司が部下へ指導・アドバイスを行ううえで、こういうパワハラの問題が出てきたのです。
さて、このパワハラの原因について上司が悪いのか、本人が悪いのか。
その答えは、どちらともといえます。
まず、上司側の原因として、考え方があります。
たとえば「昔は、こういうことは許された。」「自分が若いころは、こうであった。」などというフレーズをよく聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
これは、現在刻々と環境・時代が変わってきているのにもかかわらず、自分の時代では許されていたことを押しつけようとしている象徴のようなフレーズではないでしょうか。
昔は当然、パワハラの概念そのものがなかったために、なんとなく許されていたみんながやっていたことであっても、現在は許されないということに気づけていないことがこの上司側の原因のひとつにあるでしょう。
続いて、部下・本人側の原因についてです。
こちらは、その環境・時代のせいでもありますが、「ゆとり世代」というフレーズを聞いたことがあるかもしれません。
この世代と言われる人たちは、時代が生み出した環境に適用しようとして生まれた子供たちの世代ですので、仕方ない一面はありますが、少し傾向として、自分本位の主張が多々見受けられます。
また、傾向として打たれ弱く、すぐ自分とは合わないと判断してしまい諦めてしまうところがあります。
そういった意味で言うと、このパワハラを簡単に主張しやすい体質であるというところは、本人・部下側に原因があるといわざるをないでしょう。
5.セクハラ
こちらも、昔からあるものですが、特に最近になって色濃く主張されて聞かれるフレーズではないでしょうか。
このセクハラについても少し記述しておきたいと思います。
女性の発言権が強くなった
そもそもこのセクハラは、昔でいくと許されていたところも、時代の流れとともに、個人の主張が認められるような社会になってきたところから、女性の発言権もそれとともに強くなりました。
このセクハラになるような行動については、昔からあったのですが、その主張する側の意識が変わり、今になって特に色濃く主張されるようになったところが大きいでしょう。
したがって、現在では、接する側もかなり気をつかうようになって、セクハラにならないかびくびくしながら仕事を行っているというなんとも奇妙な状態になってしまっていることもあります。
ただし、そのセクハラにも程度があります。
ずっとしてくるようなものであれば、当然精神的に女性を苦しめることにもなります。
結果的はそれがトラウマになり、男性恐怖症を最終的にわずらってしまうこともあります。
決して許されるものではないことはここに添えておきます。
6.モラハラ
正式名称モラルハラスメント。
いわゆるモラル(道徳的なもの)をはずれたハラスメント行動です。
このモラハラも言われてみれば、最近出てきたようなフレーズになるのではないでしょうか。
そのモラハラについても触れておきたいと思います。
モラハラ旦那が増えている
モラルハラスメントは、一般的に暴力を伴わない精神的な暴力と言われています。
特に、傾向として旦那・夫に多いと言われています。
その特徴として、最初は優しい温厚な人であっても、だんだん日々生活をしてくると、口をきかない、無視する、食事を一緒に食べない、家事のミスなどを次々に指摘する、わざと大きな音をたてて扉を閉めたり、わざと聞こえるように大きなため息をついたりする。
そういった行動がいわゆるモラルハラスメントと言われるものになります。
ただ、こういった行動の内容だけ聞いていると、特段大きなことのように聞こえないかもしれませんが、これが数か月何年も続いてくると、精神的に追い込まれてしまうことが多々あるのです。
離婚原因になることも
このモラルハラスメントは、上記で述べたとおり、無視をしたり口をきかなかったりと、態度で示すものになります。
したがって、これが続くとかなり精神的に嫌になるのは想像できると思います。
なので、結果的に離婚の原因につながるようなことになりますが、やっかいなのは、この態度というところです。
先にものべましたが、暴力を伴わないものなので、なかなか離婚したくてもその直接的な要因に挙げられにくい特徴があります。
さらに、モラルハラスメントを行ってこの態度をとらせているのも、すべて相手のせいだと思っているので、離婚ということになればすべて相手が悪いと主張する可能性もあります。
7.犯罪
犯罪についてですが、なかなか自分の生活とは、遠く離れたものごとのイメージがあるのではないでしょうか。
そういった犯罪について、当然だれにでもやる、もしくは巻き込まれるリスクというのはあります。
その犯罪について、触れておきたいと思います。
犯罪に巻き込まれた
犯罪に巻き込まれることなど、自分にはない、夢にも思ってない。
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
犯罪はいろいろ種類がありますが、件数というのは減ってきている地域と増えてきている地域もあることでしょう。
いざ、その犯罪たとえば拉致や暴力・殺人などの犯罪に巻き込まれた場合、人は自分に限っては絶対にないと普段から思っている分、現実と思い込めない心境になると言われてます。
さらにいえば、なかなか記憶から消えないものとなりやすい傾向にあるといえます。
したがって、その記憶が例えば巻き込まれた場所、シチュエーションに似たような場面に遭遇した時に、簡単にフラッシュバックしやすく、総じていえばトラウマになりやすいものとなりえます。
この犯罪については、防ぎようがないところがあります。
したがって、トラウマにならない方法というのは、なかなかないところもありますが、心持ち、普段から心構えをしているだけでも少しは変わってくるのではないでしょうか。
8.失恋
失恋とは、一般的に心から好きになった人に恋をするも振られてしまい、もしくは付き合っていた人と別れてしまい、いまだに気持ちが残ってしまっている状態を言うことが多いでしょう。
そんな失恋についてのトラウマを少し触れておきたいと思います。
人間不信になることも
心から好きになった人というのは、当然一方的に片思いでしていたり、時には付き合っていた場合も当然含みます。
特に、付き合っていた場合の影響は大きいといえるでしょう。
付き合っている場合ですと、付き合っているのでお互い好き同士であることが前提と認識されていることと思います。
そんな状態で、相手の何かの裏切り、もしくは原因で別れるようなことがあれば、心にショックを受けることと思います。
特に、その付き合っている期間が長ければ長いほど、信じていた相手から裏切られる、もしくは気持ちがないとのことで別れるような事態になった場合は、一番信じている人間からそういう仕打ちをされるわけですから、当然人間不信に陥ってしまうことになります。
人間不信になると、誰も信じられなくなります。
人がどんなに好意的に接してきても、どうしても信じることができなくて、裏があるのではと考えてしまうようになります。
これは、一度心に一番信じていた人間から裏切られると、心に大きなショックが残り、それを経験に防衛本能として、今後傷つかなくてもいいように、表面的に好意的に見えている相手でも、心の中で「きっと裏ではまったく別のこと、もしくは逆のことを考えている」という風に考えることで、いざ裏切られても、いいようにしている行動をとるようになってしまうのです。
これは、経験が引き起こした一種のトラウマとも呼べるのではないでしょうか。
このような経験をしてしまうと、なかなか人を信じられなくなるのは当然でしょう。
これは、このような心を解きほぐす人が現れるか、時間が解決してくれるほかないかもしれません。
自分自身に原因がある場合も多い
さて、人間不信の状態になるところについて触れてきました。
失恋については、どうしても相手が一方的に別れ話をして、それか相手の裏切り行為によって失恋してしまうようなイメージが多いことでしょう。
しかし、その原因については、さまざまあるところでしょうが、実はその別れ話やその裏切り行為を行わせている原因は、意外と自分自身にあることも多いと言われています。
たとえば、付き合っていて彼氏が浮気をしてしまって、結局別れ話になったという事例があったとします。
この部分だけを聞いていると、当然彼氏が100パーセント悪いようなイメージを持つことと思います。
たとえば、この話の内容をよく聞くと、彼女側が彼氏に求められても、拒否していた状態が長期にわたってされていたという事実が付け加えられたとしましょう。
どうでしょうか。
少し印象が変わってくるのではないでしょうか。
当然、浮気をした彼氏というのは、悪いところがたくさんあるでしょう。
しかし、一概にすべて彼氏が悪いとは言いきれないような部分も、彼氏に同情できるような部分も多少なりともあるのではないでしょうか。
そういう意味では、彼女側にも少し原因があったということもいえるのではないでしょうか。
このように、失恋と聞いて、事実だけを聞くと一方的に相手が悪いようなイメージがありますが、意外と自分自身にも多少なりともその原因となった行動・言動があったりします。
そういう風に考えると、少し悲しい気持ちもおさまるのではないでしょうか。
最後に
いかがでしたでしょうか。
トラウマとはよく聞くワードですが、このトラウマには、上記8つのその状態になる原因・ポイントというのがあります。
特に、トラウマには程度があります。
よく気軽に「トラウマ、トラウマ」とこの言葉を使いがちですが、本当にトラウマになってしまった場合というのは、精神的に大きく影響があり、とても平常心ではいられないような状態となります。
そういう意味では、程度の軽いものから重いものまでをそれぞれの項目で列挙させていただきました。
なかなかトラウマに縁がないという人もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、いつ、どこで、どの状況でその場面がトラウマにつながるかわかりません。
そういうことでいうと、この8つのポイント状況・原因を知っておくだけでも、心の準備ができ、さらに言うと、もしかしたら知らなかった場合は、トラウマになってしまっていたものも、このように心の準備をしておくと、トラウマになることを防げるかもしれません。
したがって、知っておくことは、損ではないはずです。
ぜひ、心に留めておくことをおすすめします。