皆さんは曖昧と言う言葉を知っていますか?「あいまい」と読みますが、どういう意味かご存知でしょうか?曖昧の意味ですが、内容がしっかり捉えにくく、はっきりしないこと、もしくは二つ以上の意味に取ることができることという意味です。
では曖昧は、どういう場面で使うのでしょう?曖昧は良い意味なのでしょうか?悪い意味なのでしょうか?曖昧は、時には便利ですが時には曖昧にしてはいけないことがあります。
曖昧にしていいこと、しないほうがいいこと色々ありますが、今回は特に「曖昧にしない方が良い」ということについてお話ししたいと思います。
それでは、曖昧についてもう少し詳しく検討して行くことにしましょう。
曖昧についてあまりご存じ無い方も、今一度考えて頂ければ幸いです。
️曖昧に返事してしまうことってありますよね
人は曖昧に返事してしまうことがあります。
それはどう言う時でしょうか?あなたにも経験があるのではないでしょうか?曖昧に返事すると言うのは、はっきりしない返事をしたり、なんとなくごまかす返事をするということです。
こういった、はっきりしない返事をする時は、はっきりさせたくないという背景があるからではないでしょうか?はっきりさせたくない場面には色々ありますが、それはひとつずつ見て行くとして、人はどうしても曖昧に返事をしてしまう、曖昧にしておいた方が良いと判断してそのような返事をする場合があります。
そもそも返事と言うものは、曖昧にするものではありません。
はっきりした返事をすべきなのですが、それがどうしてもできないときは一体どんな時なのでしょうか?
曖昧にしておくって便利なこと
確かに曖昧にしておくってとても便利なことですよね。
はっきりさせないということは、言い訳ができるからです。
あとで聞かれた時に「そういう意味で言ってない」と逃れることだってできますよね。
もし、「そういう意味」に取られてしまった場合でも、「違う」と逃れることもできるわけです。
このような場合に、曖昧に返事しておいて良かったとホッとするのですよね。
言い方によっては、曖昧な返事はずるいとも取れるかもしれませんよね。
そうです。
人間は基本ずるいんです。
ひらきなおりに聞こえるでしょうか?でも、完璧では無いからこそ人間である意味もあるのだと思います。
では、どう言う時に曖昧な返事をすると便利だと言えるのでしょう?具体的な例をひとつずつみていくことにいたしましょう。
言いづらいとき
どんなことでもそうですが、何か言いにくいことがあるときに曖昧な返事をよくしてしまいます。
相手に対して何か言いづらい時に、曖昧な言い方をすれば相手が傷つかずにすむ場合がありますよね。
曖昧の便利なところは、嘘はつかないというところです。
人は嘘をつくとどうしても後ろめたい気持ちになり、良心をとがめます。
ですので、嘘じゃないけど本当のこともズバッとは言いにくいという場合に曖昧な言い方をすることが多いです。
曖昧な言い方をしている方は相手に対しての優しさの表れだと感じている部分もあるでしょう。
ただしこれは、自分勝手な解釈でもあります。
言われた方は、曖昧な言い方をされたなというのはわかりますし、曖昧な言い方をしないではっきり言ってほしいと思っているはずです。
断りにくいとき
曖昧な言い方をする場合のもう一つは、「断りにくいとき」です。
曖昧な言い方をされた方は断られたのか、承諾されたのか、考える猶予が欲しいと言われたのか想像できません。
ですので、この場合ははっきりした返事を求められることが多いです。
立場を変えてみましょう。
もしあなたが、はっきりした返事が欲しい場合に曖昧な返事をされたらどう思うでしょう?
断るなら断るではっきり言ってほしいと思いませんか?断られたらまた次に頼める人を見つけなければなりませんし、勝手に「断られた」と解釈してしまって、相手に「断ったわけではない」なんて言われたら、はっきりしてよと腹が立ちますよね?
曖昧な言い方は時に相手を怒らせてしまいますので、そのあたりは十分注意して曖昧な言い方を使うべきではないでしょうか?