努力をすれば、怒りの感情を喜びや、楽しみに変えることも出来ます。
これにはかなりの努力が必要になりますが、出来るようになれば今後のあなたの人生にとって、必ずプラスになります。
例えばレジに長蛇の列が出来ていた場合、早く順番が来ないかと考えているとイライラしてしまいます。
しかしそんな時は列に並びながら、周囲にある商品をじっくりと眺めてみましょう。
もしかしたら、並んだ状態で手の届く場所に買い忘れていたものがあるかもしれません。
また、目新しい興味を引く商品があるかもしれません。
まずは行動をしてみましょう。
その結果自分にとって良いことがあれば、自然と「並んでよかった」と怒りの感情から、喜びや楽しみの感情へと変化するはずです。
喜怒哀楽が激しい人っていいの?悪いの?
喜怒哀楽が激しいことは、決して悪いわけではありません。
時と場合によっては、自分の感情の勢いのままに、周囲を楽しませることだって出来ます。
がちがちに頭が固い人よりは、より人間味を感じさせますし、また相手からも分かりやすくて好印象に受け取られることもあります。
しかし、時と場合によっては、周囲のことを考えずに迷惑をかけたり、トラブルの原因ともなります。
喜怒哀楽が激しい中でも、自分の感情を上手にコントロール出来るようになれば、感情表現が豊かな良い人と周りに印象付けられます。
「喜怒哀楽」について
そもそも、「喜怒哀楽」とはどんな意味合いなのでしょうか?
言葉のままに受け取れば、「喜び」「怒り」「哀しみ」「楽しみ」となり、4つの感情をただ表しているだけのようでもあります。
具体的な意味や、それに類似した言葉があるのかなど、簡単にご説明します。
意味
「喜怒哀楽」を辞書で引くと、「人間のもつさまざまな感情のことで、喜び・怒り・哀しみ・楽しみの4つの情をいう」とあります。
まさに言葉のままの意味合いですね。
人間はほかの動物とは異なり、多くの感情を持っています。
その感情の中でも大きな割合を占めるのが、「喜怒哀楽」の感情です。
チンパンジーやゴリラなどの霊長類では、人間と同じような感情を持ち合わせているとされています。
しかしその喜怒哀楽の感情を、理性的に抑えたり、時と場合によって隠したりと、器用に変化させることが出来るのは人間のみです。
そこが人間と霊長類の大きな差なのです。
もし人間がみんな自分の感情のままだけに行動していたら、ここまで大きな社会の集団を作ることは叶わなかったことでしょう。
類義語
喜怒哀楽の言葉に、同じ四字熟語での類義語はありません。
単に言葉としての類語であれば、「苦楽」や「悲喜」、「酸いも甘いも」や「哀歓」などがあります。
どれも人の感情の一部分を抜きだしたものや、異なる感情を組み合わせています。
喜怒哀楽も、異なる4つの感情を組み合わせて、さまざまな感情という意味合いを表しています。
使い方
喜怒哀楽の言葉は、主に感情表現が豊かな人に対して用いられます。
怒ったり楽しんだり、悲しんだり喜んだりと感情がころころと変わる人のことを「喜怒哀楽が激しい人」なんて表します。
人は皆、さまざまな感情を持ち合わせているものです。
その中でも、特に他者から見て感情表現が豊かであったり、気分屋な面が強い人がこの言葉で指されることが多いです。
人間の感情には喜怒哀楽意外に2つある
人間の感情はよく「喜怒哀楽」の一言で表されますが、もちろんそれ以外の感情もあります。
良い感情であったり悪い感情であったりとさまざまですが、どれも私たち人間に特有の感情です。