人間はこの世に生まれやがてその命を全うして肉体が滅ぶまでの間、常に「成長」し続けるべき存在ではないでしょうか?
つまり「人間、死ぬまで勉強」という事にもなりますね。
成長なき人間はそこでストップするどころか時代の流れに取り残され、後退するよりほかないでしょう。
それでは人間が成長するためにはどのような要素が必要なのでしょうか?人間を成長させてくれる様々な要素を考えていきましょう。
自分をもっと成長させるために
人間は絶えず、前へ、前へ、の精神が必要です。
「自分は今まで十分頑張ってきた。
だからもうこのあたりで成長するための頑張りは終了だ」と、本気で思っているとしたらそれは飛んだ大間違いです。
人間は成長する意欲を停めた瞬間から「堕落」が始まってしまいます。
だからこそ、人間には他の動物にない「心」というものを獲得したのです。
人間を堕落から救うのは紛れもない「心」の力。
「克己心」という漢字をよーく眺めてみたら分かるはずです。
「己に打ち克つ」。
何とも言えずカッコいい響きではないですか。
こんな気持ちを持つ生き物がこの自然界に他にいるでしょうか?
それでは人間をもっともっと成長させてくれるための様々な要素をご紹介して参りましょう。
全部で27個あります。
この27個全てを納得して体得していこうとしたあなたは、素晴らしき人間として、成長していく事が可能となるでしょう。
成長するために必要な27個の要素
それでは人間が成長するために必要な要素を27個、紹介して参ります。
いずれも人間の器を成長させてくれる、とっておきの要素です。
尚、今回の成長は人間の内面の成長の事です。
背が何センチ伸びる、といった身体的な成長の方ではありませんので悪しからずお読み下さいね。
好奇心
成長するために必要な要素の最初の1つ目は「好奇心」です。
好奇心は全ての成長のための源のようなものです。
昔から「好きこそものの上手なれ」という諺もあるくらい、何かの分野で成功したり突出した存在になるためには、その物事に対して食事をするのも忘れるくらい「好きだ」という気持ちがあるかどうかが大事なのです。
という事は親や周囲の者からやかましく言われて嫌々やっているうちは、上達もしませんし、人間的な成長も、期待する事はできない、という事になりますね。
例えば卓球で世界を相手にまたにかけた「福原愛」さん。
彼女の幼少の頃の映像を記憶していらっしゃる方も多いかも分かりませんがお父さんやお母さんに叱責され泣きながらも一生懸命、ラケットを握って卓球に打ち込んでいましたよね。
そう、彼女は根っから卓球が好きだったから今現在の成長を遂げる事が出来たのです。
卓球に対する好奇心が人一倍、強かったからの賜物なのです。
こう見ると幼い頃に抱いた「好奇心」は、そんじょそこらの邪魔がはいったところでびくともしないような気がしますね。
童心
成長するために必要な要素の2つ目は「童心」です。
童心。
つまり幼心というか子供の心そのまま、という感じです。
童心な気持ちには一切の言い訳も邪悪な気持ちも入っていません。
ただあるのは好きなものに対する無垢な思いだけです。
手垢も何もついていない、まっさらな心の状態をいいます。
こういった気持ちを持ち続ける事が人間の成長につながる事は多くの大人達も知っています。
しかし、大人は加齢して年齢を重ねていくうちに「いい事」も「悪い事」も「嫌な事」も「よこしまな事」も経験し記憶の中に記録していき現在の人格を形成しました。
一旦、植え付けられた気持ちを元の「童心」に戻すことなどほぼ100%の確立で無理な相談なのです。
だから大人になっても人を疑う事を知らず、どんな人にも等しく愛情を注げるような人間だけが特別な成長を遂げられるのでしょう。
それは一種、「神の領域」かも分かりませんね。
一般の常人には中々出来ない芸当なのでしょう。
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冒険心
成長するために必要な要素の3つ目は「冒険心」です。
ところが多くの人は冒険心を起こすのに二の足を踏みます。
それは冒険しようと思えば、自分の身の上にどのような災害や辛苦が降ってくるか分からないからです。
そんな厄介な苦しみや損な事をわざわざ享受しに行かなくても現状の生活のままでいいじゃないか、と考えてしまうのもまた人間の本性なのです。
よって冒険心を起こすためには、危険を承知で自分の身の上にどのような災害が起ころうとも、それ以上に世の中の人間のために何かいい事が出来る事はないのか?
という「使命感」のようなものが必要になってくるでしょう。
それは日本の並みいるトップ企業の創設者たちの半生を見れば納得できます。
彼らは成功を納めるまでの期間、果たして楽で安全な道ばかりを歩いて来たでしょうか?
そんな事はありませんよね。
皆、苦労の連続です。
それでも最初の意思を貫き通して成功を納めました。
一歩踏み出す「冒険心」があったからこそ、彼らは成功できました。
しかし、想像以上の困難な道であった事も付け加えておきますね。
向上心
成長するために必要な要素の4つ目は「向上心」です。
そう、自分は常に上を目指すんだ、という前向きな気持ちなくして真の成長はあり得ないのです。
それもちょっとやそっとの困難や諦めざるを得ないような局面に遭遇しても決してへこたれず、かえって以前よりもファイトを燃やして前に進めるくらいの意気ごみが必要なのです。
よって頭だけで思い描くような形だけの向上心では何の成果も上がらないのですよね。
向上心を結果に変えるには「行動力」も必要になるからです。
ちょっとぐらいの失敗で尻込みしてしまい「もういいや」となってしまうようでは成長も何も得る事はできないのです。
失敗にめげずに前に前に行こうとする弛まぬ向上心とそれを支える行動力。
この2つが車の両輪のようになるからこそ真の成長へ向かう事が出来ると言えるでしょうね。
思考力
成長するために必要な要素の5つ目は「思考力」です。
人間は正しき論理の元、筋道だった「思考力」を身につけない事には、真の正しき人としての道を生きる事は出来ません。
思考力を誤った方向で身につけてしまうと身の破滅にもつながりかねない一大事に陥る事もあるのです。
当然ながらそのような間違った「思考力」を身につけてしまったら人としての成長は期待すべきもありません。
正しき思考力は、人間社会において法を順守し、周囲の人に危害を加えず、文化的で健康的な生活を過ごせる手助けを行えるべきもののはずです。
いくら学校を優れた成績で卒業し、知能指数が一般人のそれをはるかに超えた数値で保有する天才であったとしても、周囲の人間に愛を配れず、ただ己の利益だけのために生きていく姿勢ではとても全うな思考力ともいいにくくなってしまうのです。
正しき思考力はこの地球上に生息する全ての生き物に対して平等にチャンスを与えるものでなくてはなりません。
一人よがりの利己主義の思考力では、とても人として成長しているとは言えませんね。
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観察力
成長するために必要な要素の6つ目は「観察力」です。
観察力とは、人の動きや仕事の仕方をじっくりとみて、自分に置き換えて取り入れる事になります。
つまり「あの人から仕事の仕方を盗む」とでも言うべき一つのテクニックですね。
ただ当然ながら、見本にしようとする人にも色々な方がいらっしゃいます。
全てを模倣しても安心な人。
ある一部分だけを参考にしたい人。
見本にしてしまったら逆に悪いところばかりでとても真似の出来ない人…。
よって観察力を働かせるにはまず、この人なら真似をしても後悔しない、という人物を見つけるところから始めましょう。
真似をしたい、という事はその人の事をどれだけ「尊敬」できるか、という部分も大きな視点になるでしょう。
とにかくご自身の観察力をフルマックスで磨く事です。
いいものはそのまま真似してみる。
逆に悪い見本は徹底して遠ざける。
これが人間を成長させる最低限のルールです。
ツキのない人間と一緒にいると、あなたが本来、持っていた「ツキ」も全て相手に奪われてしまいますよ。
どうせ付き合うなら「ツキ」を持っている人物を選びたいところですね。
努力
成長するために必要な要素の7つ目は「努力」です。
「努力に勝る天才はなし」というくらい、ありきたりも思える「努力」という言葉。
ハッキリ言って努力は地味で目立たないし、しんどいし、いい目に合う事がほとんどありません。
苦しい事の繰り返しなのです。
だから多くの人が修行の途中で投げ出して頓挫してしまうのです。
自分には才能がない、とか何とか、自己中で勝手な理由をつけて言い訳をします。
結局、努力が足りなかった、つまり「我慢」や「辛抱」が足りなかった、という事になりますね。
では、努力って一体、何時から何時までやっていればその人は報われるのでしょうか?
この簡単な問いかけに対するバッチリはまった答えは残念ながらありません。
努力はその人、その時の境遇、その時のタイミング、他様々な要因によって期間が長くもありますし、苦しさも倍以上になったりします。
ただ、その分野で成功した人はやはり努力してきました。
人の2倍、3倍働いた人もいます。
5年も6年も、あるいは10年も辛酸をなめ続けてきた人もいます。
しかし、皆諦めずにやってきました。
人によったら無駄な努力は効率が悪いから早期で成功体験を味わえる事に鞍替えした方がいい、と言う人もいます。
確かに一理はあると思います。
11年目で努力が報われて大きく昇進した人と、サッサと違う畑に転職してそこそこの成功を納めた人。
果たしてどちらの努力が報われているのか、判断はあなたにお任せするしかありませんね。
教育
成長するために必要な要素の8つ目は「教育」です。
ただ、ご注意いただきたいのは、ここでいう「教育」とは何も最高学府である大学を出た事が絶対条件ではありません。
そうでない境遇の人であっても人前に出ても全く恥ずかしくない知識、教養、マナー、一般常識を持ち合わせていらっしゃる方は成功者の中には大勢います。
要はペーパーテストの学力上位者の事を言うのではなく、ビジネスマンとしてあるいは人間としての人格と品格、品位、内面からあふれ出してくる愛情や優しさ、器の大きさのことなどを含めて「教育」という一つの縛りに入れているのです。
いくら日本の最高学府を優秀な成績で卒業し、人も羨むような超エリートコースをまっしぐらに歩く人生を獲得できたとしても、どこかの偉い先生のように目下の人に向かって「このハゲーッ!!」てな調子で怒鳴っているようではおよそ最高の教育を受けた人間とは到底、思えないのですよね。
教育は人から受けるのではなく自ら一歩進んで学びに行く、という姿勢が必要なのではないでしょうか?
「教えてあげてやった」ではなく「教えてください」という謙虚な姿勢こそが一流の教育者ではないでしょうか?
挑戦
成長するために必要な要素の9つ目は「挑戦」です。
挑戦、つまりチャレンジスピリットですね。
人は成長を求めるのなら目標を設定して挑戦していかない事にはいつまでたっても現状のままです。
いえ、それどころか現状より落ちていってしまうでしょう。
だからこそ、人は色々な事に挑戦します。
挑戦するためには予備の準備として、それまで知らなかった新たな未知の知識に接しなければなりません。
そのために自ずと勉強するようになります。
勉強すればその人は昨日の自分よりも確実に一歩、二歩と歩を進めていっている状態になれるはずです。
だから挑戦は、人を新たな高みに導いてくれるのでしょう。
ただ、それだったらやみくもに何でもいいから挑戦すればいいのか?と言ったらそういう訳でもありません。
やはり自身の興味のある分野、ジャンルでないと長続きしませんしモノにしようという意気込みも違ってくるでしょう。
「挑戦」は新たな自分を作りだしてくれる素晴らしい手段です。
若いうちはどんどん、いろんなことに挑戦していき、知識と見聞を広げていってもらいたいですね。
目標
成長するために必要な要素の10個目は「目標」です。
先ほどに出ました「挑戦」と対を成す言葉です。
目標なき挑戦はあり得ませんし、行動も成り立ちません。
人は自分がこれだ!と決めた目標を作るから、困難な作業も練習も努力も忍耐も、行えるのです。
目標はあまりに大きすぎるものを立てても計画倒れになってしまうので出来たらなるべく身近な期限のうちに達成できそうなものから立てていった方が、モチベーション維持のためにはいいでしょう。
そしてその小さい目標を矢継ぎ早に打ち立てていけばいいのです。
そうする事によって大きな目標を達成した時にまま起こる「燃え尽き症候群」を予防する事もできます。
この「燃え尽き症候群」。
命懸けでやっていこうとするような大目標設定にしてしまうと陥りやすいのでしょう。
(私自身はそこまで大きな目標を掲げた事がないので未だになった事がありませんが…)
よく甲子園出場を掲げた高校球児たちにそういった傾向が出る、と聞いた事もあります。
そういう意味では、目標というものは失敗したときでも自分の気持ちが喪失してしまわないような設定が望ましいのかも分かりません。
ここで失敗しても次があるさ…。
この柔らかい発想が人の成長を助けてくれる原動力かも分かりませんよ。
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意欲
成長するために必要な要素の11個目は「意欲」です。
人が成長しようと思うならば、物事に当たった時に何が何でも成功させようとする「意欲」は、今更しつこく言う必要のないほど、欠かせないものですね。
意欲がなければ何をやっても成功しません。
それはその人の気持ちに「魂」がこもらないからです。
嫌々やってどんな仕事が成功するでしょう。
物事を上手になるためには「俺(私)は何が何でもこの仕事を成功させてやる!」という意欲なしには成し得ないのですよね。
人が正しく成長していくためには、魂のほとばしった「意欲」が必要になります。
これさえあればどんな小賢しい方法も要りません。
あなたを最短コースで成功へと導いてくれるはずです。
継続
成長するために必要な要素の12個目は「継続」です。
そうですよね。
継続してこそ初めてその人に本物の力が備わります。
「継続する事こそ力なり」とはよく言ったものです。
確かに途中で投げ出してしまった事に対して、成功出来た試しはありませんからね。
お稽古ごとのなかに楽器があります。
殊にバイオリンやピアノはコンクールが開かれるくらい地位も名声もかかったものです。
それぞれの達人になったらその道のプロとして一生、食べていく事が出来るかも分かりません。
ところがこれらの楽器、超一流プレーヤーになろうとしたらそんじょそこらの腕前ではとても一人立ちできないくらい厳しい世界なのです。
よって多くの脱落者をこれまでも出してきているのです。
一人前と世間に認めてもらうにはハードルが非常に高い世界なのです。
しかし、そのような世界であっても継続せずに腕前を上げた人は一人もいないでしょう。
継続するからこそ、一歩一歩着実に実力というものは蓄えられるのです。
だから継続できるかどうかの目標設定も重要なのです。
これらが理に叶っていなかったらヤル気もなくなるでしょうから継続なんて、とても無理でしょうからね。
経験
成長するために必要な要素の13個目は「経験」です。
当然ながら継続するからいろいろな「経験」も積めるのです。
人が成長していくには数えきれないくらいの様々な経験が必要です。
失敗を恐れて経験するチャンスを逃していたら真の成長は永遠にその人にはやってきてくれません。
また経験値の高い人はそれだけ「経験という財産」を持っている事になります。
経験イコールデータと捉えてもいいかも分かりません。
数々の経験があなたを強くし逞しい人間に育ててくれる事は、誰の目から見ても明らかな事なのですよ。
成功
成長するために必要な要素の14個目は「成功」です。
成功体験こそがそれまでの苦労の連続を癒してくれる唯一のものでしょう。
誰もが成功を勝ち取るために苦しい練習や厳しいレッスン、キツイ仕事にまい進しているのです。
成功は勝利の証しです。
世の中の行い、全てが勝負事とは言いませんが、本人の気持ちのモチベーションを上げるためにはそれらを全て「勝負」と捉え、勝っていく事によって成功体験を多く積んで絶対的な自信を掴むのも成長していくための一つの手段です。
とにかく成功には「自信」という目に見えない大きな力を植え付けてもらえます。
不動の自信が備わった人は誰の目から見ても「成長」してきた事を感じさせます。
成功には人間を一気に成長させる不思議なパワーが潜んでいると言えるでしょう。
失敗
成長するために必要な要素の15個目は「失敗」です。
ンン?失敗?どうして失敗が人を成長させる要素になるの?失敗なんてただの敗北者。
失う事はあっても得る事など何もない、ただの惨めなもの。
そんなものに成長を司る要素があるわけないじゃないか。
と、お思いの方がいらっしゃるでしょうか?
ちょっと待ってくださいですね。
それはちょっとあまりにも考え方が短絡的すぎます。
実は人を本当の意味で成長させてくれる要素は成功ではなくて「失敗」の方なのですよ。
失敗をすれば当然ながら、その時は落ち込むでしょう。
あれだけ準備して努力もしたのに、どうして失敗するんだ?と。
恐らく成功体験ばかりの人だったらたった一度の失敗で人生の全てを否定してしまうかもしれませんね。
実はそんな事はないのですよ。
失敗の中に成功の種が隠されているのです。
そもそも今までの成功は、中身が簡単すぎたのです。
簡単な事ばかり成功していてもそれは真の実力ではありません。
本当の実力というのはたくさんの失敗経験から誕生するのですよ。
例えば大学受験。
志望大学への受験のチャンスは1年を通してたったの1回です。
その1回に賭けてこの1年間、必死で勉強してきました。
ただそれまで受けていた模試では思うような判定が出ません。
このままでは合格はおぼつかないかもしれません。
しかし、失敗を成功に変えられる人はこの経験値を最大限に生かすのです。
何故、これまでの模試は失敗したのか?当然、復習し直して自分の弱点を探すでしょう。
そして今度はその分野から出題されたら失点しないようガッチリと勉強するはずです。
結局、この行動パターンが人を成長させるのです。
失敗から学ぶのです。
「失敗は成功の母」という有名な諺もありますよね。
ちょっとぐらいの失敗でへこたれる必要は全然ないのですよ。
試練
成長するために必要な要素の16個目は「試練」です。
先ほどご紹介致しました「失敗」の中身にもよるのですが、それが本人にとって物凄く深刻で立ち直れないくらいのダメージを受けた場合、その失敗は「試練」をあなたに与えます。
「試練」。
文字にした通り、試されるための練習の日々です。
ここで今までの自分の行い方をチェックし、分析して今後の行動パターンを決めます。
しかし、口で言うほど簡単な作業にはなりません。
それはあなたの心が折れてしまっているからです。
一旦、折れた心を再び持ち直すには並々外れたエネルギーとパワー、それと時間を要します。
試練とはそれほどあなたの心にマグニチュード9クラスの大打撃を与えるのです。
しかし、心配いりません。
試練は大いなるチャンスなのです。
あなたの心を強化し、更なるスケールアップを果たせる絶好の機会なのです。
この「試練」を楽しめるくらいのメンタルを獲得できたら、あなたは大いなる成長を遂げたといえるでしょう。
出た杭は打たれますが出過ぎた杭は打たれません。
タフなハートを掴み取る絶好のチャンスと思えるか、ですね。
反省
成長するために必要な要素の17個目は「反省」です。
人は仕事にしろスポ―ツにしろ、どんな事でも上手くなってその道の第一人者になりたいものです。
そういった望みを達するためには、ある方法があるんですよね。
それは「反省」です。
反省というか遂行段階での途中チェックですね。
これを行えばより効率的に仕事やスポーツで結果を出す事ができます。
何かの目標に向かってがむしゃらにやるのもいいですが、それでは無駄な労力やエネルギーを使い時間を無駄にしている可能性もあります。
スピードを要求される現代社会では少々、不利なやり方でしょう。
そこで反省やチェックを取り入れて今、行っている事を第三者の目で見るのです。
これを行っていけば、想像以上に次からの動きがスムーズになっていきますよ。
変化
成長するために必要な要素の18個目は「変化」です。
何かを行っている時、人はやり慣れた方法に偏りがちな傾向があります。
少なくとも同じやり方を忠実に守っていれば大きな失敗は起こしません。
しかし、時が経てばそのやり方がその時の時代背景にそぐわなくなってくる可能性もあります。
そこで「変化」が求められてくるのです。
ルーティンワークに凝り固まった頭を柔らかくするのです。
これによってあなたの人間としての成長度合いはより奥行きが深まり、幅のある人物像に変化していけるのです。
違う言い方をすれば「押してもダメなら引いてみな」ですね。
毎回同じ事の繰り返しでは脳も成長を遂げてくれないという事ですね。
仲間
成長するために必要な要素の19個目は「仲間」です。
人間は一人では生きていけません。
この世に自分だけ、という時代が来たら別ですがそんな非現実的な事はまず起こらないはず。
人は支え合って生きていくからこそ、成長できるのです。
ソレヲ陰日向になって支えてくれるのが「友達」であり「仲間」なのです。
人間の心は最初から不動な気持ちを保てるものではありません。
絶えず、恐怖や怯え、嫉妬、焼もち、怒りなどの負の感情に悩まされます。
そういった時は自分の感情を抑えられず、癇癪を起こしたり酷い時は他者に暴力をふるったり、といった事もあり得るでしょう。
仲間や友達は直接的にはそういった事への救いは出来ないかもしれません。
しかし、同じ気持ちを持った者同士、膝を突き合わせて一緒にいれば何ともいえない心の安らぎを感じたりするものです。
励ましや慰めを通して両者は意気投合するでしょう。
そして時には両者の言い分が食い違い喧嘩になる時もあるでしょう。
それでも本当に心が通じ合った仲間とは縁が切れず一生の付き合いになったりもします。
仲間がもたらしてくれる人間的な成長は本当に計り知れない恩恵が溢れているのです。
家族
成長するために必要な要素の20個目は「家族」です。
人は一人では生きていけない。
その根拠を最も納得させてくれる単位、それが「家族」です。
自身の親兄弟。
自分自身にとったら最大の協力者であり理解者です。
小さな時から両親からたっぷりもらった愛情は、あなたを慈愛に溢れた人間に成長させてくれる最も強い根拠なのです。
愛情を知らずに育ってしまった人間は、世の中に出てギリギリの線で愛情深い人に叶いません。
人間的な器といいますか、何の得にもならないような他者への献身的な行動にひれ伏してしまうのです。
それが「愛」という無償の力なのでしょう。
だから愛を知らずに育った人間の成長は不完全といえるのです。
その愛の序章のようなものを限りなく教えてくれる家族は、人を人間らしく成長させてくれるものなのです。
過去
成長するために必要な要素の21個目は「過去」です。
過去を持たない人間はいないでしょう。
ところが「過去」という言葉の響きは決していい意味では使われません。
それは「過去」には失敗や痛い思い、悔恨の情などが含まれているからです。
しかし、今更過去は消せません。
消せないからこそ、人は過去を自分の戒めの境界線として生きていくのです。
そして重く辛い過去を背負った人の方が今後の人間的な成長には大いなる効果を発揮してくれるでしょう。
それは過去をきちんと整理して正当化することに成功したからだと思いますよ。
だから「過去」にひきずられる心配は全くご無用なのですよね。
未来
成長するために必要な要素の22個目は「未来」です。
人は何故成長を遂げたいのか?それは今よりも更に明るい「未来」に生きていきたいからです。
「未来」があるから希望や生き甲斐が生まれるのです。
それを否定して生きていこうとする人間は、ほぼ皆無ではないでしょうか?それほど「未来」には夢や望みがあるのです。
未来に生きていきたいと夢を持てる人間にとってはオアシスのような存在になってくれるからなのです。
だから人は少しでもいい未来を創ろうとして頑張るのです。
一生懸命、働くのです。
勉強もするのです。
この行為が私たちを成長させてくれる要素になることを誰も否定はしないでしょう。
環境
成長するために必要な要素の23個目は「環境」です。
人間が成長していくためには、その人を取り巻く周囲の「環境」は重要です。
人間は生まれ育った環境次第でその人の未来が決定づけられる運命も大いにありますので、環境をないがしろにすると、自身の成長具合に大きな変化が生まれる可能性もあります。
ただ、生まれや生い立ちは自身の力ではどうしよもありません。
宿命に委ねるより他ありません。
大事なのは環境のせいにして自身の運命が呪われている、などといったネガティブな発想に陥らない事です。
逆に後天的な部分は自身の努力によって変えていくぐらいの意気込みを持ちたいものです。
環境は自身の頑張り次第でいくらでも好転させられます。
それが成長していく人間の特徴でもあるでしょう。
劣等感
成長するために必要な要素の24個目は「劣等感」です。
劣等感、つまりコンプレックスは人間ならば誰でもが持っているものでしょう。
本来なら持ちたくないし、持っているが故、悩みの種になる「劣等感」ですが、ものは考えようで劣等感を逆手にとって、自身の成長に結びつけていく事は案外、簡単なのです。
ありきたりな言い方かもしれませんが、劣等感は自分の長所を引き出すための「バネ」になってくれます。
隠したいものは何も人前に出す必要はありません。
ならば、それらが目立たなくなるよう、他の分野をどんどん伸ばせばいいのです。
人は基本的に相手のいいところを見ようとする習慣があります。
そうすることによってその人が感じている「劣等感」は全く表面には感じられなくなるでしょう。
要するに「劣等感」を気にしないようになればいいのです。
それが出来た時、また一歩、あなたは成長しているでしょうね。
嫉妬
成長するために必要な要素の25個目は「嫉妬」です。
嫉妬心、どちらかと言えば「負」のイメージを醸し出す言葉です。
人格が形成された暁でも嫉妬心に燃えてしまう人間は多いもの。
それだけ人間の「業」というか「サガ」のようなものなのでしょう。
しかし、この「嫉妬心」、上手く使えばとてつもないエネルギーとなってあなたの成長を助けてくれる原動力になってくれます。
そもそも嫉妬の気持ちは、自分にないものを羨む気持ち。
だったらば、正当なる手段を持ってそのないものを獲得しにいけばいいのです。
目的物がはっきりしているだけに目標に向かってむらなく頑張る事が出来るでしょう。
人生、何でもいいように考えたら、無限の可能性が広がるように出来ているのですよ。
感謝
成長するために必要な要素の26個目は「感謝」です。
この感謝こそが人間の無限の可能性を正しく引き出してくれる、魔法の能力です。
「ありがとう」と心から感謝して発言できるようになったなら、もうあなたは無敵の存在かもしれません。
元々、人というもの、自分が得する事なら一生懸命になるのが普通ですが、それが他者のための行動となると、途端にトーンダウンしてしまいます。
それだけ人間は「利己主義」で「欲遠しい」存在といえるでしょう。
ですが、感謝の気持ちを本当に素直に身についた人には「得」がやってくるのです。
あらゆるいい運気やツキが向こうからやってきてくれるのです。
感謝できる心を持つという事はそうことなのです。
だから、皆、何とかして感謝の心を持とうと思って必死に毎日を生きているのです。
人間の成長に欠かせないのが「感謝」。
他者の為に身を粉に出来る人は文句なく成長した証しと言っていいでしょうね。
謙虚
成長するために必要な要素の27個目は「謙虚」です。
感謝と共に自身に取り入れたい能力がこの「謙虚」でしょう。
欲をもたず、自分の損得勘定を表さず、人のために文句も言わず動ける。
決して嘘はつかず、人の悪口も言わない。
そして常に笑顔を絶やさず、人の長所をみて相手を褒める。
こんな人間になれたなら、放っておいても向こうからその人に運が回ってくるでしょう。
この場合の運とは、人の事です。
いい話しを持った人々がその人の所に吸い寄せられるように集まってくる事をいいます。
謙虚な心を持つ人間は立派に成長を遂げた見習うべき人だといえるでしょうね。
成長させるためには、自分に厳しく!
如何だったでしょうか?成長するために必要な要素を27個、紹介して参りました。
一番最初にも申しましたが、人間、死ぬまで勉強です。
この気持ちを持ち続けている限り、人間に老はやってきませんし最後の最後まで成長していく事が出来るはずです。
ただ、そのためにはやはりしんどい日課や宿題を自分に果たす必要もあります。
さぼってしまえばそこまで。
努力の量は嘘をつきません。
やはり頑張り続けている人の頭上に栄光はやってきてくれるようです。
楽して成長できる試しはありません。
厳しさは必要です。
自分をいかに厳しく追い込めるか、しかし、ガス抜きは適度に行う。
成長する秘訣っていうのは、いかにしてシンプルに生きる事ができるか、でしょうか?