人は一人では生きていけない。
その根拠を最も納得させてくれる単位、それが「家族」です。
自身の親兄弟。
自分自身にとったら最大の協力者であり理解者です。
小さな時から両親からたっぷりもらった愛情は、あなたを慈愛に溢れた人間に成長させてくれる最も強い根拠なのです。
愛情を知らずに育ってしまった人間は、世の中に出てギリギリの線で愛情深い人に叶いません。
人間的な器といいますか、何の得にもならないような他者への献身的な行動にひれ伏してしまうのです。
それが「愛」という無償の力なのでしょう。
だから愛を知らずに育った人間の成長は不完全といえるのです。
その愛の序章のようなものを限りなく教えてくれる家族は、人を人間らしく成長させてくれるものなのです。
過去
成長するために必要な要素の21個目は「過去」です。
過去を持たない人間はいないでしょう。
ところが「過去」という言葉の響きは決していい意味では使われません。
それは「過去」には失敗や痛い思い、悔恨の情などが含まれているからです。
しかし、今更過去は消せません。
消せないからこそ、人は過去を自分の戒めの境界線として生きていくのです。
そして重く辛い過去を背負った人の方が今後の人間的な成長には大いなる効果を発揮してくれるでしょう。
それは過去をきちんと整理して正当化することに成功したからだと思いますよ。
だから「過去」にひきずられる心配は全くご無用なのですよね。
未来
成長するために必要な要素の22個目は「未来」です。
人は何故成長を遂げたいのか?それは今よりも更に明るい「未来」に生きていきたいからです。
「未来」があるから希望や生き甲斐が生まれるのです。
それを否定して生きていこうとする人間は、ほぼ皆無ではないでしょうか?それほど「未来」には夢や望みがあるのです。
未来に生きていきたいと夢を持てる人間にとってはオアシスのような存在になってくれるからなのです。
だから人は少しでもいい未来を創ろうとして頑張るのです。
一生懸命、働くのです。
勉強もするのです。
この行為が私たちを成長させてくれる要素になることを誰も否定はしないでしょう。
環境
成長するために必要な要素の23個目は「環境」です。
人間が成長していくためには、その人を取り巻く周囲の「環境」は重要です。
人間は生まれ育った環境次第でその人の未来が決定づけられる運命も大いにありますので、環境をないがしろにすると、自身の成長具合に大きな変化が生まれる可能性もあります。
ただ、生まれや生い立ちは自身の力ではどうしよもありません。
宿命に委ねるより他ありません。
大事なのは環境のせいにして自身の運命が呪われている、などといったネガティブな発想に陥らない事です。
逆に後天的な部分は自身の努力によって変えていくぐらいの意気込みを持ちたいものです。
環境は自身の頑張り次第でいくらでも好転させられます。
それが成長していく人間の特徴でもあるでしょう。