そうでない境遇の人であっても人前に出ても全く恥ずかしくない知識、教養、マナー、一般常識を持ち合わせていらっしゃる方は成功者の中には大勢います。
要はペーパーテストの学力上位者の事を言うのではなく、ビジネスマンとしてあるいは人間としての人格と品格、品位、内面からあふれ出してくる愛情や優しさ、器の大きさのことなどを含めて「教育」という一つの縛りに入れているのです。
いくら日本の最高学府を優秀な成績で卒業し、人も羨むような超エリートコースをまっしぐらに歩く人生を獲得できたとしても、どこかの偉い先生のように目下の人に向かって「このハゲーッ!!」てな調子で怒鳴っているようではおよそ最高の教育を受けた人間とは到底、思えないのですよね。
教育は人から受けるのではなく自ら一歩進んで学びに行く、という姿勢が必要なのではないでしょうか?
「教えてあげてやった」ではなく「教えてください」という謙虚な姿勢こそが一流の教育者ではないでしょうか?
挑戦
成長するために必要な要素の9つ目は「挑戦」です。
挑戦、つまりチャレンジスピリットですね。
人は成長を求めるのなら目標を設定して挑戦していかない事にはいつまでたっても現状のままです。
いえ、それどころか現状より落ちていってしまうでしょう。
だからこそ、人は色々な事に挑戦します。
挑戦するためには予備の準備として、それまで知らなかった新たな未知の知識に接しなければなりません。
そのために自ずと勉強するようになります。
勉強すればその人は昨日の自分よりも確実に一歩、二歩と歩を進めていっている状態になれるはずです。
だから挑戦は、人を新たな高みに導いてくれるのでしょう。
ただ、それだったらやみくもに何でもいいから挑戦すればいいのか?と言ったらそういう訳でもありません。
やはり自身の興味のある分野、ジャンルでないと長続きしませんしモノにしようという意気込みも違ってくるでしょう。
「挑戦」は新たな自分を作りだしてくれる素晴らしい手段です。
若いうちはどんどん、いろんなことに挑戦していき、知識と見聞を広げていってもらいたいですね。
目標
成長するために必要な要素の10個目は「目標」です。
先ほどに出ました「挑戦」と対を成す言葉です。
目標なき挑戦はあり得ませんし、行動も成り立ちません。
人は自分がこれだ!と決めた目標を作るから、困難な作業も練習も努力も忍耐も、行えるのです。
目標はあまりに大きすぎるものを立てても計画倒れになってしまうので出来たらなるべく身近な期限のうちに達成できそうなものから立てていった方が、モチベーション維持のためにはいいでしょう。
そしてその小さい目標を矢継ぎ早に打ち立てていけばいいのです。
そうする事によって大きな目標を達成した時にまま起こる「燃え尽き症候群」を予防する事もできます。
この「燃え尽き症候群」。
命懸けでやっていこうとするような大目標設定にしてしまうと陥りやすいのでしょう。
(私自身はそこまで大きな目標を掲げた事がないので未だになった事がありませんが…)
よく甲子園出場を掲げた高校球児たちにそういった傾向が出る、と聞いた事もあります。
そういう意味では、目標というものは失敗したときでも自分の気持ちが喪失してしまわないような設定が望ましいのかも分かりません。
ここで失敗しても次があるさ…。
この柔らかい発想が人の成長を助けてくれる原動力かも分かりませんよ。
意欲
成長するために必要な要素の11個目は「意欲」です。
人が成長しようと思うならば、物事に当たった時に何が何でも成功させようとする「意欲」は、今更しつこく言う必要のないほど、欠かせないものですね。
意欲がなければ何をやっても成功しません。
それはその人の気持ちに「魂」がこもらないからです。
嫌々やってどんな仕事が成功するでしょう。