そういう友達がいることが分かってくると、やっと自分はせっかちな性格だと気づきます。
せっかちが必ずしも悪い事ではありませんが、それによって損をしたり失敗をすれば、反省するよりもせっかちの自分に落胆するのです。
2.時間を無駄にするのが嫌い
せっかちの理由のひとつに、時間がもったいない、時間を効率よく利用したい、と考えている人も多いようです。
日頃から仕事のスピードが遅くて、予定の時間までに準備が間に合わなくなり、バタバタと仕事を進めるのはせっかちな人の典型です。
これとは別に、仕事の段取りもスピーディーに行える能力のある人で、せっかちな人もいます。
この人は、時間を無駄にするのが嫌いな人で、もっと効率よく仕事をして成果を上げたいと願っている前向きな人です。
同じ時間を消費するのであれば、人の倍や2倍の成果を上げたいと欲を持っている人達です。
中には、仕事の手順を飛び越して、回り道をしたいと思うせっかちな人もいることでしょう。
まずは、時間を無駄にしたくないという純粋な気持ちがせっかちを生むのです。
せっかちな人の特徴について、心理学者は次の様に述べています。
せっかちな人と言うのは、神経質で常にイライラしており、向上心は旺盛なのですが、時間の概念は著しく欠如していて計画性に欠ける人だそうです。
さらに、短気で怒りやすく、時には極めて攻撃的になり、自分自身は空回りして成果が出ない特徴があるそうです。
せっかちな人の13個の特徴
それでは、せっかちな人の特徴について、その代表的な13個を考えてみます。
1.心にゆとりがないので他人にも優しくない
せっかちな人は、何かにつけて心にゆとりがないことが多いようです。
せっかちな人は、自分を中心に考えて行動する場合が多く、他人も自分のペースに合わせてくれるものだと思っているのです。
だから、自分のペースに進んでいないと分かると、もっと急いで進めろと助言をしたくなり、つい焦燥感にかられて厳しい言葉を投げかけてしまいます。
せっかちな人が、他人に厳しく言うのは、まったく悪気は無いのですが、自分のペースについてこれないとイライラしてくるのです。
その上に、自分がミスをしてつまずいてしまうと、さらに焦ってしまい、他人にも過激な声で罵倒することにもなります。
自分に対して言っているつもりですが、自分自身のストレスを発散させる意味もあるようです。
2.他にやりたいことがいっぱいあり、そっちに気持ちが行っている
せっかちな人は、やりたいことがいっぱいあるのです。
そして、それらを早く片付けてしまいたいのです。
早く成果を残したいのです。
小さくてもその成果を積み重ねて、自分も安心して次の仕事に進みたいのです。
だから、やったことの成果が出ていなくても、成果の判明が遅れていることに問題があって自分は悪くないと思い込み、次の仕事に気持ちが行ってしまうのです。
それと、仕事に順列をつけることを嫌います。
優先事項から手をつけるべきですが、どれも同じレベルと思い込み、細かいことから重要なことまで、一緒に進めてしまう欠点があります。
簡単なことをさっさと終えずに、難しいことに時間を費やすこともあるのです。
こんな時には、次に気持ちが行っているのです。
3.早口でしゃべる
早口でしゃべる人は、相手を楽しませなくては、あるいは何とか説得させなければというように、結論を焦っていることが多いようです。
知識も豊富で頭の回転も速い人は、次々に話したいことが溢れてきて、気持ちも乗ってくると早口になることもあるようです。
経験豊富なアナウンサーや司会者は、訓練もあるのでしょうが、よどみなく早口でまくしたてます。
そして、話の内容も筋が通っていて聞く方も分かりやすいのです。
しかし、せっかちな人の場合の早口は、少々異なっています。
自分の今の気持ちを早く伝えたいのと、その次のことを言いたいことが重なったり、話す順番が変わってしまったり、聞き手にも理解できないような内容で伝わってしまいます。