そして、完璧主義者なので、他人に任せることも嫌で、やってもらっても出来具合やスピード感が遅れると、たちまちピリピリとなってしまいます。
他人がミスでもすると、たちまち厳しい言葉で怒ることもあります。
10.寛大さが弱いので人を許せない
せっかちの人の性格は、目的達成のためにミスをしないことと、約束の日時までにやり遂げるという責任感が強いのが特徴です。
やる事の計画と目標はキチット立てるのですが、仕事の優先順位をつけるのが苦手で、目先の仕事を目につくものから急いで実行するのです。
どれも同じように、急ぐのが特徴です。
他人が行う作業については、自分に係わる内容はしっかりチェックしています。
他人の作業の遅れで自分の方に影響が出るとすると、期限までに間に合わなくなるので、必死で作業を確認するのです。
もしも、他人のミスが原因で、期限までにできないとなると、責任はミスをした本人の責任です。
しかし、せっかちな人は自分も悪く見られることに憤りを感じるからです。
たとえ期限までには、充分余裕があったとしても、また何か予期せぬことが起こる可能性もあるので、寛大な気持ちにはなれないのです。
せっかちの人は、寛大さが弱いので、人を許せないのです。
11.自己中心的
せっかちな人は、他人に任せられないという焦りで、どうしても自分でやってしまう傾向があります。
せっかちな人には、周りの人がのんびりし過ぎていると感じるようです。
普通の人から見ると、せっかちな人はいつもイライラしているようで、短気ですぐに怒り出す怖い性格の人だと思い込んでいます。
せっかちでない人は、短気で気に入らないことがあるとすぐに怒り出すその感覚が、理解できないのです。
もう少し冷静になって、事態を客観的に判断すると、すぐに何が問題なのかが分かるのにと思っているのです。
しかし、それを実行しても、やはり周囲の人とは協調できない人だとも思っています。
それは、やはり自己中心的であることは変わらないと考えているからです。
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12.おっちょこちょい
せっかちの人によくあるのは、慌てていてとんでもないことをしてしまうことです。
「あの時、もう少し落ち着いて考えていたら」とか、「ゆっくり動いていれば」・・・というように、「たら、れば」の文字が並びます。
つまり、せっかちなために、かえって失敗してしまい、損をするような事態になるのです。
それを見ていた人は、「おちょこちょいだなあ!」と含み笑いをしてしまいます。
せっかく信頼されていたのに、周囲からは冷たい目で見られるようになるのです。
誰もが失敗する事例では、机が並んだオフィスで、急いで行こうとして机の角をしっかりと曲がらずに斜めに移動して、机の角に脚を思い切りぶつけてしまうようなミスです。
痛いやら恥ずかしいやら、おまけに急いでいるので脚を引きずって歩いたりします。
みんなからは、「おちょこちょいだなあ」とからかわれる始末です。
緊急の電話を繋いでもらい、相手が誰だかも確認せずに電話口に出ます。
友人からの電話をたまたま待っていたので、てっきりその友人だと勘違いし、いきなり「遅いぞ!」と馴れ馴れしい言葉で文句を言いました。
しかし、電話の相手は取引先の営業部長で、「なんだ、その口のきき方は!失礼だろ!」とこっぴどく注意されたのです。
恥ずかしさのあまり顔は紅潮し、言葉はしどろもどろで会話になりませんでした。
この対応は社内でも問題となり、後日社長からも叱られ、上司と共にお詫びに伺ったそうです。
事の初めは、せっかちでおっちょこちょいの性格が、確認を怠っただけのことです。
以前は、ビルの入り口のドアが、全面無色透明な強化ガラスでできていたことがありました。
当初は、ドアが開いていると勘違いして、せっかちな人は前方の景色を見ながら直進するので、まともにガラスにぶつかって怪我をすることもありまいた。