ちょっと足下を見れば、ドアの底の金具が見えるのですが、焦っていておちょこちょいの性格なので、確認不足で衝突してしまったようです。
出口を出てから、右に行こうか左に行こうかと、せっかちですから先のことを考えていたことが原因です。
13.集中力がない
肉体的にも精神的にも、疲れてくると集中力は落ちてきます。
長時間に渡り仕事を続けると、どうしても疲れてミスを誘発するものです。
まして、徹夜で勤務するときは、朝方には疲労困憊で思考力も低下します。
頭が疲れて覚えていたことを忘れたり、目もかすんできます。
この状態では集中できないようです。
スポーツ選手では、試合の後半に勝負を決める場面で集中力を発揮するために、日頃から過酷なトレーニングを積んで、体力と精神力の両面を鍛えているのです。
これと比較して、せっかちな人は体力と精神力が衰えていなくても集中できない時があるのです。
慌てていると、電話をかける時に相手のFax番号にかけてしまい、繋がらないと大騒ぎをしたり。
メールを送付する時に漢字の変換ミスをしてとんでもない文章を送ったりと、数え上げるときりがありません。
もちろん、せっかちな人も自分の性格を知っているし、うっかりミスが多いことも自覚しているのですが、それでもミスはなくならないのです。
集中力が散漫になるのです。
家から出かける時に、電気・ガス・戸締りを確認する作業を、指差し呼称をして集中力を上げて対応している友人がいます。
JRや私鉄の運転手が、信号を見誤らないように声をだして指差して、集中しているのを見たことがあると思います。
この動作は、疲れて来た時に集中力を高める方法なのです。
せっかちな人は、集中力を維持するために、何らかの方法を持っておくことが大切です。
せっかちを治すためにはどうしたらいい?
せっかちなことで失敗をしたり恥をかいたり、痛い目に合った人は、きっとせっかちな性格を治したいと思っていることでしょう。
中には、おっとりとした性格が許せない、とせっかちな性格を自慢している人もいます。
しかし、せっかちはあまり自慢できるものでもありません。
どうしても期限までに仕上げる必要のある仕事を受けた時に、仲間にせっかちな人がいると、ある意味で仕事のアラームの役目をしてくれるので助かります。
遅れないように、仲間を叱咤激励してくれるのですから。
こんなメリットもあるのですが、せっかちという表現はネガティブなイメージなので、治せるものなら治したいものです。
では、せっかちな性格を治す方法をまとめました。
1.時間配分に気を配る
せっかちな人の行動を観察すると、とにかくジッと静止していることが大嫌いのようです。
無駄だと思っていても行動してしまいます。
先日も、エレベーターに乗った時に、ドアの閉まるスピードが遅いことに腹が立つのか「閉」のボタンを連打している人がいました。
安全性を考慮して、開閉のスピードを落としているのですが、連打する行為はせっかちの典型です。
別の見方をすると、せっかちな人は作業の効率を上げることに生きがいを感じているのです。
これまで10分かかっていたことが、半分の5分で完了すると、せっかちな人は満足するのです。
自分のことだけでなく、仲間が同じように時間短縮できて効率を上げると、大満足なのです。
そういう意味では、グループの中にいるせっかちな人は、みんなをまとめ上げるリーダー的存在でもあるのです。
難しい作業や仕事は、能力の高い人間に任せて、せっかちな人が時間管理を担当するように、分担すれば良いのです。
時間管理をするということは、打てば響くように反応する作業と、反応するまでに無駄な時間が必要とする動作があることを自覚することです。
例えば、自宅から最寄りの駅まで徒歩で出かける時には、交差点の赤信号で止まる時があるわけです。
距離を分速で割り算をしても、この通りには行かないのです。
交差点が多いほど、誤差は増えてきます。