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貴重とはどういう意味?具体的な例も...(続き5)

主に歴史的な建築物や美術品などが、国宝に指定されています。

国宝に指定されるようなものは、その国の歴史や文化を表わすような重要なものであり、お金には変えることが出来ない貴重さがあります。

私たちは、国宝と聞けば、国がその価値を認定していることもあり、実際にはそれにどれだけの価値があるのか知らなくとも、貴重なものであることだけは分かります。

ですがこういうものにこそ、私たちはもっと興味をもって、その価値を実感として得るべきなのかもしれませんよね。

貴重な国宝は、国が管理し大切に扱いますが、その価値を知る人が居なくなってしまったら?その国宝を大切にしていく人が居なくなってしまいます。

そうなれば、国の歴史や文化を知ることは、出来なくなってしまいますよね。

私たちは新たな発展をしていかなければなりませんが、どんな歴史を歩んで今があるのかを知っておくことも、とても大切なことです。

そうでなければ、犯してきた大きな過ちを繰り返すことにもなりますし、それでは国は発展していきません。

その歴史にこそ、目には見えない価値があり、歴史こそが貴重なのです。

3.ここで貴重な経験ができました

また、「ここで貴重な経験ができました」と使われることもありますね。

この場合も、その貴重さは目に見えないものです。

そして、貴重な経験ができた…これこそ、自分がその経験の貴重さに気付かなければ、言えない言葉ですね。

貴重な経験というのは、実際に体験して、実感として価値を感じて初めて、貴重な経験だと思えるものです。

それは誰かに指示されて行うものではなく、誰かに「貴重な経験だ」と言われて感じられるものでもありません。

自分にとってどれだけ為になり、どれだけ価値があったか。

それを知らずしては、貴重な経験を得ることは出来ないのです。

私たちは日々、いろんな経験をしています。

そこにどれだけ貴重な経験があるか、それは本人の感じ方次第です。

貴重な経験とは、何も特別な経験だけに言えることではないと思います。

日々経験することの、ひとつひとつの意味や意義に真剣に向き合っていれば、毎日が貴重な経験で溢れているのかもしれません。

どんなことでもその貴重さに気付き、その経験が出来たことに感謝の気持ちを持つ。

これって、豊かな人生を送っていくうえでも、とても大切なことなのではないでしょうか。

どんなものが貴重とされるか

ここまでは、貴重というひとつの言葉を色々な角度から考え、その意味を理解してきました。

さらに貴重への理解を深めるため、ここからはどんなものが貴重とされるか、その具体的な例を挙げてみたいと思います。

もちろん、貴重というのは、自分がその価値を理解していなければ感じられない、精神性の意味合いが強いものでもあります。

ですので、ここでご紹介する例に、貴重さを感じられない人もいれば、今までは感じていなかったけど初めて貴重さに気付く人もいるでしょう。

それぞれ皆さんが貴重としている物事から、ぜひ自分なりに貴重さを感じ取ってみて下さいね。

1.国宝

先ほども、貴重の使い方の例として挙げた「国宝」。

国宝は、国がその価値を認定し、貴重だと位置づけたものです。

日本の国宝は、「絵画、彫刻、工芸品、書跡・典籍、子文書、考古資料、歴史資料、建造物」の8つのジャンルに分けられています。

日本の場合は、重要文化財のうちでも特に優れていて、世界の文化から見ても重要で価値が高いとされるものに対し、文部科学大臣のもと国宝指定がされ、管理・保護を行っています。

2017年9月現在で、絵画は160件、彫刻は131件、工芸品は253件、書跡・典籍は225件、古文書は60件、考古資料は46件、歴史資料は3件、建造物は223件が国宝として指定されています。

建造物においては、その場所が観光地になっていたりもしますよね。

その他の国宝についても、展示されていて見る機会があるものも多いと思います。

旅先で、または地元にある国宝について、その貴重さを改めて感じてみるのもいいのではないでしょうか。

筆者が毎年参拝に行く茨城県の鹿島神宮にも、国宝になっている直刀が所蔵されています。

…されているのは知っていたのですが、毎年行くわりに見たことがありませんでした。