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貴重とはどういう意味?具体的な例も...(続き3)

また、身近なところで言うと、先祖の形見などは、そのモノ自体にそれ程価値がないとされても、自分にとっては何物にも変えることが出来ない価値ある品ですよね。

そう考えると貴重って、示されるものではなく感じるもの。

そう理解したほうが、その本質に近い捉え方が出来るような気がします。

5.意義が大きいこと

貴重には「意義が大きいこと」という意味もあります。

意義とは、“その言葉が表す内容や概念”また、“物事が存在するにふさわしい価値”などの意味です。

「言葉の本来の意義」や「意義ある生活」など、目には見えないけど人々が感じる、精神的価値のある言葉や物事が、意義が大きく、貴重さを感じることと言えるでしょう。

先ほども、貴重とは示されるものではなく、感じる部分によるものが大きいことをお話ししましたよね。

意義が大きいという意味の貴重こそ、まさに精神性の意味合いが強いものと言えるでしょう。

私たちにとって貴重に値するものって、自分がその価値を感じたり、見い出したりすることで存在するものでもあるんですよね。

時に私たちは、世の中で価値があるとされるものを、貴重なものだと思い込んでしまいます。

だけど、それが何故貴重なのか、本質が分かっていない場合も多いのではないでしょうか。

価格の示されたものに踊らされ、実はその価値を分かっていないということは、往々にしてあります。

そして、価値を知らないまま、価格の高いものを手に入れることだけにステータスを感じてしまったりするのです。

ブランド品なんかは、まさにその象徴ではないでしょうか。

ブランド品は、確かに貴重な品です。

だけどなぜ、その品にその価格がつくのか、どんな貴重さがあるのかは知らない人も多いでしょう。

私たちはもっと、言葉や物、時間や体験にどんな意義があるのか、知るべきなのかもしれません。

ひとつひとつの物事に向き合い、知ろうとすれば、貴重な物事は身近に沢山あるのだと思います。

【意義については、こちらの記事もチェック!】

6.為になること

貴重には「為になること」という意味もあります。

為になるとは、“利益になる”ことや“得になる”ことです。

この場合も、精神性の意味合いが大きいですよね。

人から聞いた話や、何かを体験することは、お金では示すことが出来ない価値があり、自分にとってお金には変えられないほどの利益になることです。

そのように自分の為になることは、他の人にとっては貴重じゃなくても、自分にとってはとても貴重なことになります。

先程、ブランド品のお話をしましたが、ブランド品はある意味、お金を出せば手に入るものですよね。

もちろん、そのお金が高額でなかなか手に出来ないものだったりもしますけど、頑張れば手に入れることは不可能ではありません。

そうやって高額の支払いをして手に入れたものは、確かに貴重品です。

だけど貴重って、お金には変えられないものにこそあったりするものです。

ブランド品も、その名前やロゴではなく、素材や思い入れ、デザイン性や製造の拘りなど…注目すべき価値は沢山あるはずです。

もちろん、ブランド品ともなればその名前やロゴにこそ、お金に変えられない価値があるとも言えますけどね。

でも本来、バッグであれば、自分の為になる価値は、使い心地や長持ちすること、デザインの美しさによるファッション性などでしょう。

ブランドネームによるステータス感も、自分の為になるといえばそうですが…本質は別にあるものだと思います。

マスターカードのCMで、人生の中での時間や体験は「プライスレス」だと表現されていますよね。

あのCMで示されるような出来事こそ、貴重な経験であり、為になる体験。

そして、お金には変えられない価値ある時間となるのだと思います。