自分を犠牲にするというのは。
何せ、人間の根幹に関わってくる問題ですからね。
プライドや自尊心を傷つけられてニコニコ笑っていられるか?という問題ですからね。
相手に合わせられる
忠実な人の特徴の11個目は「相手に合わせられる」という事です。
この特徴は忠実なる人の真骨頂とも言えるでしょう。
相手に合わせる事が出来る人は、その相手の人のみならず、ほとんどの人から好かれますし全幅の信頼を置かれる事となります。
人間というものは古くから人を支配したがるタイプと脇に徹することで自分の個性を発揮できる人との2タイプに分けられるようです。
忠実さを売りにする人は迷うことなく後者の「脇に徹する」タイプの人と言えるでしょう。
相手に合わせる能力というのはなかなか難しいものです。
先ほどの人を支配したがるタイプの人の人にとったら全く持って出来ないものなのです。
例えば政治家。
彼らは人の頂点に立つことで自分のポリシーを発揮する事が出来る人達です。
若手のうちは我慢しているでしょうが、皆、虎視眈々とトップの座を狙っている猛獣ばかりです。
こういった人達が心から相手に合わせる、などという芸当が出来るはずもなくまた誰も期待していないでしょうね。
相手に合わせる事が出来る人は組織の中で孤立しません。
上手に組織の中で立ちまわれます。
だからこそ組織のボスたる人も、自分の部下にしたい人はこのような忠実性を持った人を選びたいのでしょうね。
被害妄想が多い
忠実な人の特徴の12個目は「被害妄想が多い」です。
忠実な事を至上の誇りにしている人は、残念ながらそれほど人生経験が豊富、という訳ではありません。
比較的、狭い世界で生活を送っています。
よって様々なケースへの対応範囲も狭く、困りごとの対応などでは解決策が少ないのが現状です。
よってその事が自信につながらず、そういった対処が得意な俗にいうと「心の広い人」への憧れをずっと抱いています。
そしてそういった人達と自分をいつも比較するため、「他人の芝生は青く見える」がいつも続くのです。
よって何とかして自分の牙城というか触れられたくない心の小さい部分を守ろうとして、起こりもしない非現実的な妄想に憑りつかれてしまうのです。
それも自分が被害を被ったかのような、です。
実際は忠実なる人達は、そういった「心の広い人」(?)たちから羨望の眼差しで見られているのですが、本人は気付かないのです。
だから、本当は自分に自信を持って臨めば、何の問題もないのですけれどもね。
期待に応えようとする
忠実な人の特徴の13個目は「期待に応えようとする」です。
この特徴も忠実な人の人柄を表す代表的な特徴といえますね。
忠実さを取り得にしている人達は、自分の上司やボスに対して、とにかく張り切ります。
期待に応えようとします。
それで褒めてもらえたりすれば、天にも昇らんか、と言わんばかりの喜びようなのです。
まあ、仕方ないですね。
ある意味、そういった星の下に生まれてきた性分ともいえるかも分かりません。
忠実さを持つ人は、とにかく特定の誰かに対して尽くせますし、その人のためならば大袈裟な話し、命を投げ打ってもいい、とさえ考えているのですからね。
ちょっと渡世っぽい世界の話しにもなりましたが「この人のためならば、たとえ火の中水の中」という気持ちも忠実さが表れた事だかでしょうね。