それはとても素敵な人生のように思えます。
「それでも自分にやりたいことは見つからない」という方は、やりたいことを探してみましょう。
やりたいこと、やれることを探すことを、手始めの『やりたいこと』にしてみるのです。
なにもやりたいことはひとつでなくてもいいし、更新されていっても良いのですから。
全身全霊をかけるメリット
やりたいことを全身全霊を注いでやる。
できない理由をあげてみれば、たくさんあげられるかもしれません。
「時間がないから」「やりたいことがないから」「やるにはお金がかかるから」「自分にはそんな能力がないから」。
「世間体が気にかかるから」という場合もあるかもしれません。
「一生懸命やるのはなんだか格好悪いから」なんていう理由をあげる方もいらっしゃるでしょうか。
でもそうしたことは置いておきましょう。
いわゆる『大人の事情』はおいて、あなたのやりたいこと、興味があることに素直に従ってみるのです。
「何がしたい?」「どういう人でありたい?」と自分に語りかけてみてください。
そして想像してみてください。
もし今日が生きられる最後の日だとしたら。
どんな風に過ごしたいでしょうか。
自分自身に問いかけて、自分で自分を縛っていた枷を外してみましょう。
全身全霊を捧げることには、いろんな良いことがあります。
集中できる
全身全霊を傾けてなにかをすることは、集中力を必要とします。
集中してなにかに注力することができます。
一生懸命やることで結果もついてくる可能性が高くなります。
誠意や熱意が伝わる
経過は関係なく、結果がすべてという局面も多いでしょう。
大人になってから、仕事上でのやり取りなどでは結果が重視されることも多いかもしれません。
それでも、全身全霊でやったということは、その誠意や熱意が先方に伝わりやすいもの。
相手も人間ですから、結果がすべてとは言え、多少左右もされますし、今回は駄目でもあなたの人となりを認めて次回はあなたと一緒に仕事をしたい、と思ってくれるということもあるかもしれません。
評価される
一生懸命やっている姿を見て、不愉快になる人というのはあまりいないはずです。
「頑張っているね」「いつも全力だね」と周囲の人に評価されることでしょう。
もちろん自分でもやりきった感じがするので充実感も得られますし、その上周りの人に認めてもらえるならこんなに良いことはありません。
たとえばあなたが高校生で野球部に入部したとして。
あなたの夢はプロ野球選手で、中学校までもピッチャーとして活躍してきました。
大会での実績は実績として、高校の部活の先輩や顧問の先生にある程度は通用するでしょう。
でも、いきなり「実績があるからピッチャーとしてすぐにマウンドに立たせてください」と言っても信用してもらえるものではありません。
「新入部員はまずは球拾いからだ」と言われてしまうのがオチでしょう。
それについて不満に思う気持ちがあるかもしれませんが、だからといって球拾いをしない、部活にいかなくなる、となってしまうと、マウンドに立つ夢は叶えられません。
中には理不尽な要求をしてくる顧問の先生や先輩たちもいるかもしれませんが、基本的には新入部員たちを平等に扱い、まずこの学校の野球部の雰囲気を知ってもらうため、などなにか理由があって球拾いからさせたいはずなのです。
今やりたいこととは違うからと言って目の前のことをやれない人は、信用してもらえません。
口だけの人間だと誤解される可能性すらあります。