何かワクワクするような出来事が起こる前、私たちの気分は高揚するものです。

例えば、かわいい服を見つけた時、「うわーかわいい!ステキ!」と思うことも「高揚する」と言えます。

そうなると、ついつい衝動買いしてしまいますよね。

高揚とは、自分の気分がとても上がることを言います。

基本的には、気分が上がると楽しい気持ちになることが多く、とても興奮した状態になります。

しかし、この高揚感はとても刺激的なものです。

ですので時に犯罪に利用されたり、自滅したりするきっかけにもなりやすい、非常に危険な感情でもあるのです。

そんな高揚感について考えていきましょう。

️高揚感を味わおう

高揚感とは、気分が高まっていること、興奮していることを言います。

高揚感は自分の力を発揮する手助けになります。

例えば、試合前に気持ちを高ぶらせるのも高揚感を高めるいう意味と同じです。

サッカー選手が円陣を組んで大きな声で叫んだり、ボクサーが試合前にシャドーボクシングをしたり、こういう声を出すとか、体を動かすというのは高揚感を高めるのに非常に効果的です。

声を出すことで落ち着きを取り戻したり、緊張感がほぐれたり、冷静になれたり、いつも以上の力が発揮できたりします。

ライブなどもそうですね。

体を動かし、声を上げることで、気分が高揚します。

また、大きな音を聞いたり、キラキラと光り輝くステージを見たりするだけでもテンションが上がります。

ただ、高揚感を得るととても気分が良く、気持ちいいので、依存性も高く、しっかりとして意思を持っていないとどんどんと依存していくのが欠点です。

一度体験すると癖になってしまうことが多いものです。

これがライブや試合観戦であれば別にいいのですが、たばこやお酒、ギャンブルなどになってくると人生を壊しかねない危険な状況になることもあります。

高揚感とは


小さい出来事で言えば、衝動買いや何かを成し遂げた時の達成感などが「高揚感」と呼ばれます。

もっと重い依存的な内容で言えば薬物依存などの違法性のものも「高揚感」が関わってきます。

高揚感は自分のテンションを高め、自分の能力をより高めてくれる非常に良い感覚であると同時に、あるがままの自分を受け入れられる、しっかりとした精神を確立していないと、飲み込まれてしまう非常に危険な感覚でもあるのです。

️高揚感が得られる10個のこと

高揚感を得る方法には実にさまざまあります。

一般的なものだけを挙げていますが、自分だけの方法を持っている人もたくさんいるでしょう。

ですが、すべての基本は実は音とダンスなのです。

音楽を聴くと気分が上がりますね。

運動したりダンスを踊ったりすることも気分が高揚します。

それ以外の方法も、実は音を聞いたり、体を動かしたりすることで気分が高揚しているはずです。

なぜ、音とダンスなのかというと、全世界を見渡してみれば一目瞭然です。

先進国の都会でも音楽やダンスで気分が高揚する人がいます。

もちろん他の手段もたくさんありますけどね。

では、物がほとんどない未開の地ではどうでしょう。

テレビもゲームもないところでどうやって気分を高揚させているかというと、音楽とダンスなんですね。

全世界のどこを見ても音楽とダンスだけは必ずあります。

それは、動物的な快楽を得られる方法であるからです。

たとえ都会の洗練された場所に住んでいても、昔からの気分を向上させる方法は忘れないものです。

未開の地の部族だって歌いながら太鼓をたたきながらひたすら踊っています。

私たちもひたすら踊って歌うことが、気持ちを高揚させる一番の近道なのです。

ジェットコースターに乗る

ゆっくり上がっていって、突然急降下!この瞬間、人は高揚感を味わいます。

体が浮くような感じがするということは重力に逆らっているということですよね。

日常と違う感覚を得たとき、人はとても高揚するものなのです。

ジェットコースターに乗っているときに高揚するのと、好きな人とデートしたりするときの高揚は非常に似ています。

ジェットコースターやお化け屋敷は吊り橋効果と呼ばれ、体験した後の告白成功率が極端に上がることが知られています。

超綺麗な海で泳ぐ


海ってとっても不思議な場所ですよね。

ただいるだけでも心が洗われるような気分になります。

なぜ海に行くと気分が高揚するのでしょう。

基本的には、海にはリラックス効果があります。

海に入ることで、海の中のさまざまなミネラル成分を肌から吸収させることができ、これが体にとても良い効果を与えてくれます。

もちろん、精神的にもとてもよい効果があります。

朝方や夕方の静かな海に行けばリラックス効果が得られ、気分がスッキリと晴れ上がっていきます。

そして、昼間の海に行くとなぜかテンションが上がってきませんか?気分を高揚させる効果もあるからなんですね。

きれいな海で泳ぐと、海の中も透き通って見えて、まるで異世界にきたかのようです。

そして、フワフワ、ゆらゆらと水に浮かんでいる感じが日常生活の動きとは完全に異なりますよね。

普段しない動きをすることは、気分の高揚につながっていきます。

ですからこういう経験は気分を上げてくれるのです。

登山をして山頂にたどり着く

登山ってくせになる人、いますよね。

人は無心になってひたすら何かに取り組むことがとても大好きですし、ストレスが解消します。

登山も無心になってひたすら歩くことで気分が晴れやかになっていきます。

山頂にたどり着く頃には、小さいこと何でどうでもいいように思えてきているでしょうし、山頂から見る景色は地上から見るものとは全く別世界です。

こういう景色を見るだけでも気分は高揚します。

気分をリフレッシュさせるには、登山は最適です。

歩くということは心の病を治すことと言われるくらい、とても良い動作です。

ウォーキングでも同じ事が言えますが、長時間歩いていれば必ず気分は高揚してきます。

特に登山は、歩くと同時に森林浴も出来ますよね。

森林浴は今、医療の世界でも注目されている治療法のひとつです。

ストレスの低下以外にも、血圧を下げたり、免疫力を高めたり、脳の疲れを回復させたりする効果があるのです。

森に入ると突然清々しい気分になりませんか?登山が苦手な人は公園でもいいでしょう。

木々に囲まれたところを歩くだけでも気分はスッキリさわやかになるはずです。

大好きな人とデートする

「うれしい」とか「幸せだな」と感じるととても幸せな気分になりますよね。

恋人や夫婦でスキンシップを取るということは非常に良いことです。

デート中に手を繋いで歩いたり、見つめ合ったり、触れ合ったりするだけで、気分はとても高揚します。

なぜ気分が高揚するのかというと、オキシトシンというホルモンが分泌されるからなんですね。

オキシトシンは一般的にはお産の時や授乳の時に分泌するホルモンとして知られてきましたが、ここ最近は、他にもたくさんの効果があることがわかってきました。

その中の一つが幸せな気分になるということです。

ちなみに、他にはストレスの緩和や学習意欲の向上、記憶力向上、感染症予防などです。

こんなに効果があるなんて嬉しいですね。

好きな人とラブラブでいるだけでこんなにいろいろな効果が得られるのであれば、よろこんでやりたいところです。

よく、プライベートが充実している人は仕事も充実していると言われています。

プライベートで高揚感が得られることをやっていると、仕事の意欲も向上しますし、効率も上がります。

ですから、プライベートで恋人とラブラブで過ごすことは仕事をする上でも非常に大切なのです。

そんな相手はいないわという人もいるでしょうが、オキシトシンはラブラブな時間を過ごさなくても分泌させることが出来ます。

それは映画を見て感動したり、人に親切にしたりと、ほんの少しでも心が震えるような出来事を体験するとオキシトシンは分泌します。

デートをしているときは、彼女(彼)と一緒にいられるだけで心が震えるものです。

そういう体験に似た行動をすれば、オキシトシンは分泌してくれます。

ランナーズハイ

マラソンをしていると、だんだん気分が高揚してくることがあります。

よくオリンピック選手など、ランナーとして活動されている人であれば必ずと言っていいほど経験したことがあるかと思います。

これをランナーズハイといい、脳内にエンドルフィンという物質が分泌することで起こる感覚です。

エンドルフィンが分泌すると、食欲、睡眠欲などが満足すると言われています。

エンドルフィンとは何かというと、脳の中にある神経伝達物質のひとつです。

この物質が脳に分泌されることで、楽しいとか、満足したとかという感覚を起こさせることができます。

例えば、朝なかなか起きられなくて二度寝、三度寝してしまう人でも、大好きなアーティストの映像で、自分が見たことのないものが突然テレビから流れ始めたらパッと起きて見入ってしまかと思います。

よく子供なんかは、「起きなさい!」なんて言わなくても、大好きなアニメの曲が流れ始めたら、突然ムクッと起きて普通にテレビを見始めるものです。

脳内にエンドルフィンが分泌されるとそれまで脳内を占めていた睡眠欲が突然満たされて感じなくなってしまうのです。

これは食欲もにも同じことが言えます。

よく食事を忘れてゲームに没頭するなんてことがありますが、これはゲームをしていることで、脳内にエンドルフィンが分泌され、それが食欲を満たしてしまうからです。

このような神経伝達物質はよく医療現場で使うモルヒネと同じような効果があります。

モルヒネはガンなどで起こる痛みを取るために使いますが、神経伝達物質もこれと同じように他の欲求を感じなくさせる効果があるのです。

好きなアーティストのライブ

あなたには、テンションの上がる曲がありますか?

よく一般的に聞くのは「ロッキーのテーマ」を聞くと気分が高揚するとか言いますよね。

好きな曲を聞いて気分が高揚したり、テンションが上がったり、なんだか踊りだしたくなるようなワクワクする気持ちになるとき、その状態のことを高揚感が高まると言います。

曲を聴くだけでもワクワクするのに、その曲をうたっているアーティストのライブに行こうものなら、高揚感を感じないわけがないですね。

ちなみに、高揚感とは、その出来事をしている最中だけ感じるものではなく、その場面を想像したりすることがきっかけで感じるものです。

何かのきっかけで高揚感を感じるのです。

決して、盛り上がる場に居合わせたから高揚しているわけではないのです。

例えば、先ほどのライブを例に出すと、ライブに行く前日、人によっては、数日前からライブのことを考えるとドキドキワクワクして眠れないなんてことがありますよね。

子供なら、遠足の前日なんかはなかなか寝付けないものです。

実際にその出来事をしていなくても、想像するだけで気分は高揚していきます。

それは、気分を高揚させるものが脳内の伝達物質であるからです。

脳が決まった刺激を受けることで、ドーパミンが分泌されて気分が上がっていきます。

脳が刺激を受ければいいだけですので、別に実際に体験する必要はないのです。

一度でもアーティストのライブに行ったことのある人は、二度目は現地に行かなくてもライブとはどんなものかが頭の中で再現できます。

すると、それだけで脳内にはドーパミンが分泌され、気分が高揚するのです。

わかりやすい例で言うと、うめぼしやレモンを想像してみるときと同じです。

一度でもうめぼしやレモンを食べたことのある人はそのものを想像したり、実際に目で見ているだけで唾液が出てきますよね。

別に実際に食べなくてもいいんです。

このように脳が刺激を受けると勝手に気分が高揚するときがあります。

気分を高揚させるためにアーティストのライブに行くことはもちろん良いことですが、一度経験していればライブに行かなくても自分がライブに行った場面を想像するだけで気分は高揚していきます。

高速をかっ飛ばす

よくテレビで放送されますが、命綱なしで高層ビルから高層ビルへ綱渡りをしたりする人いますよね。

平常心であれば、決してやろうとは思わない行動を取る人が世の中にはいます。

そういう人はなぜそういうことをするのかと言うと、アドレナリン中毒になっている可能性があるからなのです。

興奮したいがためにあえて危険なことを行うのがアドレナリン中毒者です。

人間は命の危険を感じる時ほど神経が研ぎ澄まされることはありません。

そしてその瞬間、実は脳の中は快楽で満たされているのです。

危険な行為を行うと快楽を感じる。

だからあえて危険なことをして高揚感を得ているのです。

これは依存症と一緒で、やめたくてもやめることはできません。

さらなる興奮を求めて行動しようとするでしょう。

高速をかっ飛ばすのもこの原理と一緒です。

ものすごいスピードで車を走らせると、時に危険だと感じたりすることがあるくらい神経が研ぎ澄まされます。

ですから、高速をかっ飛ばすのはとても気持ちがいいことなのです。

ジェットコースターと同じですね。

ですから、車でかっ飛ばすことはなかなかやめられません。

この状態になるのは、女性よりも男性のほうが多いと言われています。

男性は太古の昔から狩猟民族ですので、狩りをするために大量にアドレナリンが出やすい性質を持っています。

生命の危機を感じる場面も多かったでしょうから、アドレナリンが出て高揚感を得ることで次々と猟をしていたと考えられています。

ですので、もう狩りはしなくてもよい時代になりましたが、アドレナリンが出やすい性質は変化することはありませんので、あえて危険な行為を犯そうとしてしまうのです。

バッセンでホームラン

バッティングセンターはストレス解消にはもってこいの場所です。

運動すると、自然と高揚感が得られるものです。

特にもバッティングのように、ひたすら同じ事を反復するようなものは大幅にストレスを軽減させる働きがあります。

満足感や達成感を味わえやすいんですね。

同じスポーツでも頭を使うようなものはストレス解消にはやや効果が薄いでしょう。

とはいえ、プロや本気で野球をやっている人に言わせたら「バッティングだって無心でやっているわけじゃない!」「細かいフォームをいろいろ考えながらやっているんだ!」と言われてしまいそうですが…。

高揚感を得たりストレスを解消するのを目的とするならば、何も考えず無心でひたすら反復する、これが一番良い方法なのです。

ボーリングでストライク

ボーリングもバッティングと同じで、動きに反復性がありますので、高揚感を得やすいです。

しかも、ストライクを出すと、「カコーン」となんとも爽快な音が響きますよね。

あの音も高揚感を得られる要因のひとつです。

また、ボーリングは隣のレーンの得点も見ることができますね。

ストライクを何回か出せば、周りの人が少なからずあなたに注目してきます。

すると、自分が優れているところ、人にうらやましがられることが出来ているところが高揚感を得るポイントになります。

実際はそうでなくても、ストライクを出せば、自分でそう思えてしまいますね。

そういう思いが高揚感に繋がっているのです。

スポーツで汗をかく

身体的な運動は脳にとても良い影響を与えます。

運動すると、脳の細胞が活性化します。

脳細胞の老化を遅くし、新たな脳細胞を作り、脳に行く血流や栄養素を増大させることができます。

そうすると、前にも書いたような神経伝達物質が増量するのです。

神経伝達物質でよく聞くのはドーパミンでしょうか。

人は興味のあること、楽しいことをやっている時にドーパミンが出るのですが、体を動かすことでもドーパミンを出すことができます。

「スポーツで汗をかく」という行為について考えた時、良いイメージと悪いイメージのどちらが浮かびますか?

大抵の人はきっと晴れた日にスポーツで汗をかいている爽やかでにこやかな人がイメージされることが多いでしょう。

スポーツで汗をかくことが悪いことであると思う人は少ないと思います。

ドーパミンはある事柄をきっかけにして脳内に突然分泌してきます。

事柄は人によって違いますので、勉強である人もいればスポーツである人もいるでしょう。

歯磨きや洗顔など「なぜこれで??」と思ってしまうようなことでドーパミンが分泌される人もいます。

でも、全ての人に共通していることは、とにかく自分に興味があって積極的に行う事柄であるときにドーパミンは分泌されているのです。

スポーツはたいていの人が意識して積極的に行うものです。

学校の授業は別として、社会人であれば、やろうと思わなければスポーツはできませんのでドーパミンは必ずと言っていいほど分泌されるでしょう。

そうなると、高揚感が得やすく、スポーツをすることでストレスやイライラを軽減させることにつなげられるのです。

️高揚感は依存しやすい?

高揚感は非常に依存性が高いものです。

なぜかというと、人間には万能感を感じていたい欲求が常にあるからなのです。

例えば、小さい子どもは自分は何でも出来る、何にでもなれると信じています。

ある子どもはスーパーマンにだってなれると信じています。

兄弟の弟は兄が高いところからジャンプするのを見て、自分も同じように出来ると信じてやってしまいます。

まだジャンプなんて出来もしない小さい歳でもです。

しかし、成長していく中で、たくさんの失敗を繰り返すことで、自分には出来ることと出来ないことがあるんだということを知っていくのです。

これは大人になってからも同じで、挫折を繰り返すことで世の中が自分の思い通りにならないのは当たり前だということを自覚していきます。

つまり自分は万能ではないことを知っていくのです。

しかし、それでも人は自分が万能でありたいと常に思っています。

ですから、万能になれる手段がもしあれば、それに依存していきたくなるのは当たり前のことなのです。

大抵の人は、依存という段階になる前に自分を律することができます。

それは、家族や自分の将来を考えて行動にブレーキをかけることができるからです。

また、自分にも出来ないこと、弱い部分があるんだということをしっかり自覚し、受け入れる事が出来るようになっていくので、依存という状態になる前にほどほどのところで抑えられる強さを持っています。

しかし、時にはそんなブレーキもかけられないくらい心が弱ってしまったり、精神的に幼稚で全然ブレーキをかけることができない人もいます。

そういう人は依存症と呼ばれる状態にまで陥ってしまうことがあるのです。

アルコール

アルコール依存とは、アルコールがないと生きていけないくらいお酒に依存してしまっている状態のことを言います。

毎日お酒を飲む人は世の中にたくさんいます。

一日でも休肝日を設けたいと思っていても、お酒が飲みたくてなかなか実行できない人もたくさんいます。

しかし、アルコール依存症というのは、そういう状態よりももっとひどい状態のことです。

まず、お酒の量を減らしたり、やめようと思ったりすると、普通の人であれば、2~3日くらいは何とかストレスは溜まりながらも我慢出来るものです。

しかし、依存症の人は、手が震えたり、汗をかいたり、眠れなくなったりと、一日たりとも飲まずにいられる日はないものなのです。

また、毎日お酒を飲む人でも、仕事や趣味はしっかりとこなすのが普通ですが、依存症の人は、お酒のために仕事や友人との付き合いや趣味を簡単に辞めてしまいます。

こういう場合には、病院を受診してちゃんとした治療を受けなければ治すことができません。

薬物

薬物依存は犯罪です。

最近は有名人が次々と覚醒剤取締法違反で逮捕されていますね。

覚醒剤や大麻は非常に依存性が強いものです。

それは、薬物がもたらす高揚感が非常に高いものだからです。

先ほど、人は万能でありたいと思っていると書きましたが、その万能感を一番与えてくれるのは、この薬物です。

覚醒剤を服用すると、劇的な高揚感と、多幸感、そして万能感を味わうことができます。

昔は戦争で特攻隊の出撃時などに活用されていました。

万能感を得られることは兵士にとって良いことだったからです。

しかし、戦争が終わっても高い依存性から薬物の乱用が問題になり、取り締まる法律が出来ていったのです。

薬物は依存性もさることながら副作用も強いです。

妄想や幻覚を引き起こし、大量服薬すれば死に直結します。

辞めようと思っても辞めることは出来ず、万が一辞めることができても、何年、何十年と立った後でも突然フラッシュバックのように薬物を使用していた時の感覚が蘇ることもあります。

そうなるともうやらずにはいられなくなります。

アルコール依存と同じく、薬物を手に入れるために仕事や趣味を全て捨ててもよいと思えるようになります。

ちなみに、タバコも依存性の薬物のひとつです。

もちろん合法なものなのでタバコを吸ったからといって罰せられることはありませんが、依存性があり、辞められない人が多い点は同じです。

ギャンブル

ギャンブルこそ、高揚感を感じられる一番の行為と言ってもいいかもしれません。

ギャンブルは勝つ日よりも負ける日のほうが多いものです。

しかし、それでもギャンブル依存の人は行くのを止めることはできません。

それは、負けるかもということを知っていても高揚感を感じる事が出来るからです。

例えば、パチンコです。

これもギャンブルのひとつですね。

パチンコで大当たりしたことがある人はその瞬間、とてつもない高揚感に満たされます。

頭の中にはドーパミンが大量に出て高揚感や多幸感に包まれるのです。

一度このような状態を経験すると、次は、別に大当たりが出なくても、ホールに入ったり、パチンコの台の前に座っただけで高揚感を感じるようになってしまいます。

別に大当たりしていないのですが…というよりまだパチンコを打ち始めてもいないのですが、それでも高揚感を感じることできるのです。

そのうち、家にいてもパチンコのことを考えるだけで高揚感を感じられるようになります。

そうなると、もう大金をつぎ込んででもパチンコに行かざるを得ません。

買い物

たいして欲しい物でもないのに、つい買ってしまったなんてことは誰にでもあることかもしれません。

何らかの商品を買うことが目的なのではなくて、買いものをするという行為が目的だからです。

強いストレスを感じると、人はつい衝動買いをしてしまうことがあります。

買いものをすることでイライラや寂しさ、不安感を紛らわそうとするのです。

あくまでも目的は買いものです。

商品自体に興味はないので、買っても一度も使わなかったり着なかったりするものがたくさん家の中に溢れることになります。

ではなぜ買ってしまうかというと、一番は人間関係のストレスであることが多いようです。

家庭内がうまくいってなかたりすると、買いものでストレス発散させようとしてしまう傾向があります。

これは特に女性に多いです。

なぜなら、先ほど書いたパチンコや薬物は普段生活しているだけではあまり関わることがないものです。

ですから、やり始めるのに抵抗を感じたり、改めてその場所に行かないと出来なかったりします。

しかし、買いものはどうでしょう。

服は毎日買わないにしても、食料品などは毎日買う人もいるでしょう。

スーパーに行くのは日常茶飯事ですし、普段買う食料品を買いつつ、同じフロアにある衣類などをついつい買うなんてのは、別に依存症の人でなくてもよくあります。

つまり、買いもの依存は、お手軽に行ける分、非常になりやすい依存症でもあるのです。

毎日毎日買いものを繰り返してしまうため、借金地獄や自己破産にまでなる人もいます。

特に注意したいのが、ネットショッピングです。

私も必要だからとついついいろいろ買ってしまい、支払い額を見てびっくりすることがまれにありますが、知らず知らずのうちに金額が大きくなっていくのがネットショッピングの怖いところです。

特に最近はパソコン関係が充実していますので、自宅にいながらにしてどんどん買いものすることが出来ます。

しかも、ネットショッピングは通常クレジットカードで支払うことが多いので、お金を使ったという感覚に乏しいのも依存しやすい原因のひとつかもしれません。

恋愛

恋愛依存症もアルコールや薬物と同じく、れっきとした病気のひとつです。

アルコールや薬物は物質依存と言って、あるものを服用することによって依存症になることを言いますが、恋愛依存症はギャンブルや買いものと同じく、プロセス依存症と呼ばれています。

恋愛をするという行為に依存するということです。

とはいえ、恋愛は誰しもがするものですので、自分が依存状態にあるかどうかを判断するのはちょっと難しいかもしれません。

では、どのように見分けるかというと、これもギャンブルや買いもの依存と同じく、過度に依存しすぎていないかが焦点になります。

つまり、恋愛を重視するあまり、日常生活や仕事、友人関係に支障をきたしていないかどうかです。

恋愛のためだけに仕事を辞めたり、友人との縁を切ったりするようだと、依存状態であると言えるかもしれません。

こういう人も依存的な状態を治すために、ちゃんとカウンセリングを受ける必要があります。

この場合、恋愛のカウンセラーや相談所に相談してはいけません。

ギャンブルや薬物の依存症の人がギャンブルや薬物の専門家ではなく依存症の専門家や医師に相談するように、恋愛依存の人もちゃんと依存症の専門家に相談に行くことで、依存状態を治療していくことができます。