強いストレスを感じると、人はつい衝動買いをしてしまうことがあります。
買いものをすることでイライラや寂しさ、不安感を紛らわそうとするのです。
あくまでも目的は買いものです。
商品自体に興味はないので、買っても一度も使わなかったり着なかったりするものがたくさん家の中に溢れることになります。
ではなぜ買ってしまうかというと、一番は人間関係のストレスであることが多いようです。
家庭内がうまくいってなかたりすると、買いものでストレス発散させようとしてしまう傾向があります。
これは特に女性に多いです。
なぜなら、先ほど書いたパチンコや薬物は普段生活しているだけではあまり関わることがないものです。
ですから、やり始めるのに抵抗を感じたり、改めてその場所に行かないと出来なかったりします。
しかし、買いものはどうでしょう。
服は毎日買わないにしても、食料品などは毎日買う人もいるでしょう。
スーパーに行くのは日常茶飯事ですし、普段買う食料品を買いつつ、同じフロアにある衣類などをついつい買うなんてのは、別に依存症の人でなくてもよくあります。
つまり、買いもの依存は、お手軽に行ける分、非常になりやすい依存症でもあるのです。
毎日毎日買いものを繰り返してしまうため、借金地獄や自己破産にまでなる人もいます。
特に注意したいのが、ネットショッピングです。
私も必要だからとついついいろいろ買ってしまい、支払い額を見てびっくりすることがまれにありますが、知らず知らずのうちに金額が大きくなっていくのがネットショッピングの怖いところです。
特に最近はパソコン関係が充実していますので、自宅にいながらにしてどんどん買いものすることが出来ます。
しかも、ネットショッピングは通常クレジットカードで支払うことが多いので、お金を使ったという感覚に乏しいのも依存しやすい原因のひとつかもしれません。
恋愛
恋愛依存症もアルコールや薬物と同じく、れっきとした病気のひとつです。
アルコールや薬物は物質依存と言って、あるものを服用することによって依存症になることを言いますが、恋愛依存症はギャンブルや買いものと同じく、プロセス依存症と呼ばれています。
恋愛をするという行為に依存するということです。
とはいえ、恋愛は誰しもがするものですので、自分が依存状態にあるかどうかを判断するのはちょっと難しいかもしれません。
では、どのように見分けるかというと、これもギャンブルや買いもの依存と同じく、過度に依存しすぎていないかが焦点になります。
つまり、恋愛を重視するあまり、日常生活や仕事、友人関係に支障をきたしていないかどうかです。
恋愛のためだけに仕事を辞めたり、友人との縁を切ったりするようだと、依存状態であると言えるかもしれません。
こういう人も依存的な状態を治すために、ちゃんとカウンセリングを受ける必要があります。
この場合、恋愛のカウンセラーや相談所に相談してはいけません。
ギャンブルや薬物の依存症の人がギャンブルや薬物の専門家ではなく依存症の専門家や医師に相談するように、恋愛依存の人もちゃんと依存症の専門家に相談に行くことで、依存状態を治療していくことができます。