ストライクを何回か出せば、周りの人が少なからずあなたに注目してきます。
すると、自分が優れているところ、人にうらやましがられることが出来ているところが高揚感を得るポイントになります。
実際はそうでなくても、ストライクを出せば、自分でそう思えてしまいますね。
そういう思いが高揚感に繋がっているのです。
スポーツで汗をかく
身体的な運動は脳にとても良い影響を与えます。
運動すると、脳の細胞が活性化します。
脳細胞の老化を遅くし、新たな脳細胞を作り、脳に行く血流や栄養素を増大させることができます。
そうすると、前にも書いたような神経伝達物質が増量するのです。
神経伝達物質でよく聞くのはドーパミンでしょうか。
人は興味のあること、楽しいことをやっている時にドーパミンが出るのですが、体を動かすことでもドーパミンを出すことができます。
「スポーツで汗をかく」という行為について考えた時、良いイメージと悪いイメージのどちらが浮かびますか?
大抵の人はきっと晴れた日にスポーツで汗をかいている爽やかでにこやかな人がイメージされることが多いでしょう。
スポーツで汗をかくことが悪いことであると思う人は少ないと思います。
ドーパミンはある事柄をきっかけにして脳内に突然分泌してきます。
事柄は人によって違いますので、勉強である人もいればスポーツである人もいるでしょう。
歯磨きや洗顔など「なぜこれで??」と思ってしまうようなことでドーパミンが分泌される人もいます。
でも、全ての人に共通していることは、とにかく自分に興味があって積極的に行う事柄であるときにドーパミンは分泌されているのです。
スポーツはたいていの人が意識して積極的に行うものです。
学校の授業は別として、社会人であれば、やろうと思わなければスポーツはできませんのでドーパミンは必ずと言っていいほど分泌されるでしょう。
そうなると、高揚感が得やすく、スポーツをすることでストレスやイライラを軽減させることにつなげられるのです。
️高揚感は依存しやすい?
高揚感は非常に依存性が高いものです。
なぜかというと、人間には万能感を感じていたい欲求が常にあるからなのです。
例えば、小さい子どもは自分は何でも出来る、何にでもなれると信じています。
ある子どもはスーパーマンにだってなれると信じています。
兄弟の弟は兄が高いところからジャンプするのを見て、自分も同じように出来ると信じてやってしまいます。
まだジャンプなんて出来もしない小さい歳でもです。
しかし、成長していく中で、たくさんの失敗を繰り返すことで、自分には出来ることと出来ないことがあるんだということを知っていくのです。
これは大人になってからも同じで、挫折を繰り返すことで世の中が自分の思い通りにならないのは当たり前だということを自覚していきます。
つまり自分は万能ではないことを知っていくのです。
しかし、それでも人は自分が万能でありたいと常に思っています。
ですから、万能になれる手段がもしあれば、それに依存していきたくなるのは当たり前のことなのです。
大抵の人は、依存という段階になる前に自分を律することができます。
それは、家族や自分の将来を考えて行動にブレーキをかけることができるからです。
また、自分にも出来ないこと、弱い部分があるんだということをしっかり自覚し、受け入れる事が出来るようになっていくので、依存という状態になる前にほどほどのところで抑えられる強さを持っています。
しかし、時にはそんなブレーキもかけられないくらい心が弱ってしまったり、精神的に幼稚で全然ブレーキをかけることができない人もいます。
そういう人は依存症と呼ばれる状態にまで陥ってしまうことがあるのです。
アルコール
アルコール依存とは、アルコールがないと生きていけないくらいお酒に依存してしまっている状態のことを言います。