しかし、こんな出会いはたびたび誰でも経験するものではありません。
宝くじが当たるようなものです。
確率としては超低いものです。
こんな出会いを夢見るのでは、現実的に未婚に終わってしまいます。
偶然の出会い以外に、確率が高い彼氏の作り方を覚えるのです。
その過程で偶然が起こって、本当の彼氏を獲得することができることも多いと思います。
作り方が分からない
わたしの真面目な先輩が、お見合いで結婚することになった人がいました。
その先輩は仕事人間で生真面目な性格なのです。
嘘をついたりごまかしたりすることができない人なのです。
仕事の帰りに、居酒屋に付き合うことなどは年に数回です。
もちろん、キャバクラやクラブに行ったことは、これまでに一度もないのです。
あのような場所は不潔で、よくないことをする場所だと教えられてきたそうです。
世の中には、信じられないような人もいるのです。
ところが、結婚することになって、困ったことが起こりました。
女性を抱いたことがないからです。
ある日珍しくわたしとふたりだけでお酒を飲みたいと言ってきたので、時間を取って静かな居酒屋に出かけました。
そこで彼は頭を下げて、初夜の過ごし方を教えてくれと言ったのです。
どちらが先に風呂に入るのかとか、ベッドで裸になるのかとか、事細かく聞いてくるのです。
お相手の女性も真面目なお嬢さんらしく、男遊びも知らないようで、お互いが経験がないまま初夜を迎えることになるのだそうです。
もちろん、基本的なことは伝えましたが、後日談ではお互いに恥ずかしくて、風呂は別々でベッドには下着を着けたままで脱がなかったそうです。
なぜこんな話題を書いたかと言うと、何かにつけてやり方が分からない人が現実には多いと言うことです。
彼氏もどこで見つけたらよいのか分からない、気に入った男性がいてもどのようにアプローチしたらよいのか分からない、など分からない女性も多いのです。
アプローチの方法が分からない
ちょっと地味な番組ですが、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」という番組があります。
笑福亭鶴瓶とゲストが、飛び込みである家庭を訪問するという企画です。
ここで、通りすがりの人にアプローチして、その家庭の話題を探るのです。
鶴瓶はトークに慣れていますからお手のものですが、ゲストは人気俳優が多いのですが、アプローチの仕方が分からずに、初めは声をかけられないのです。
鶴瓶が最初は指導しますが、そのうちにひとりにされて、ゲストはそこからはぶっつけ本番なのです。
しかし、ゲストは失敗を繰り返しながらも徐々に会話の仕方を覚えていって、最後の方ではうまく相手の心の中に飛び込んでいくことができるようになって行くのです。
つまり、会話も途切れることが無くなり、次々に話の展開ができるようになったのです。
彼氏を見つけることも同じだと思います。
最初は慣れないので、誰でもうまく行かないのです。
それを当然と認識するか、いや自分は能力がない人間なのだと思い込んでしまうかの違いです。
アプローチの能力は、練習で鍛えられるものなのです。
あの喋りが上手くてアプローチが得意というイメージが強いタレントの明石家さんまも、初期は活舌が悪くてトークに困ったことがあるそうです。
彼氏へのアプローチが苦手で失敗を怖がっているあなたは、失敗にめげずにチャレンジするのです。
アプローチの方法に決まりはありません。
わたしにとって理想の彼氏だと直感で感じたなら、恥ずかしがらずに目を合わせて笑顔で挨拶するのです。
すると、彼の反応で相性が良いかどうかは、瞬時にあなたも分かるはずです。