誰かに何かを相談される際に、「こんなこと、あなたにしか相談出来なくて・・」と一言添えるだけで、相手は自分がそれだけ相手からは頼りにされていて、必要とされていると認識できます。
中には面白おかしく人の噂話をする人もいますが、大半の人は、「自分だけ」が頼られることに対して大きな意義を感じます。
人によっては、「この人を助けてやらないと!」と使命感に駆られる人もいることでしょう。
そうして、誰かに相談をするという行為自体が、 相手との距離感を縮める良い方法 なのです。
例えば学校ならば先輩に、会社ならば上司に対して行うと最も効果的です。
⑧自分から話してみる
接する相手の中には、寡黙な人や、まったく自分のことを話そうとしない人がいます。
また、警戒心が強い人も、相手には質問しますが、自分の話は中々しない人が多いです。
そういった相手には、まず自分から話をするのが効果的です。
よく、 「まずは自分が心を開かないと、相手も心を開かない」 という言葉を聞きます。
これは最もな意見ですよね。
誰かもよく分からない相手には、べらべらと自分のことは話す気にはなれません。
しかし、もしも 相手を知りたいと思っているのなら、まずは自分から話しかける ことが重要です。
相手よりも先に、自分の生い立ちや趣味など、プライベートな話をします。
その流れで、趣味の話ならついでとばかりに相手の趣味も聞きましょう。
「私はドライブが趣味なんですが、あなたは?」と自然に問いかければ、相手も少しずつ話をしてくれるはずです。
人たらしに関する著書
「人たらし」という言葉は、今や世間にはかなり浸透しています。
そのため、人たらしに関する著書もいくつか出ています。
本によって内容は変わってきますが、さまざまな著書の中から4つの作品をご紹介します。
人たらしの流儀
元外務省の主任分析官で、作家の佐藤優さんの著書です。
自身の 外交の経験で培われた、相手を自分の思うように動かす術 を本の中では紹介しています。
相手から収集した情報をどのように分析し、利用するのか、また相手と交渉をする際の駆け引きのやり方。
さらには人脈を広げるコツまで、必要な情報がすべて一冊の中に収まっています。
外交の最前線で活躍してきた佐藤さんの貴重な経験談が学べる一冊です。
人ったらし
亀和田武さんの著作で、著者がこれまでに編集者や作家として数多く会ってきた有名人の中から、 人たらしだと思われる人物を列挙 し、その魅力について考察しています。
そのため、自分が人たらしになりたい人や、人から好かれたい人向けへの「人たらしになる方法」のハウトゥー本というわけではありません。
どちらかといえば、「どんな人が人たらしで、どんな部分が人たらしと言えるのか」ということについて読者に説明しています。
そのため、 読者が第三者視点で人たらしを楽しむための本 だと言えます。
人蕩し術(ひとたらしじゅつ)
無能唱元さんの著作で、作中には 人たらしの極意について 書かれています。