脳の研究者が推奨するように、泣くことは高い抗ストレス効果があります。
生活リズムの乱れや失恋などのストレスによってセロトニンの分泌が弱まると鬱状態になりやすいのですが、涙を流すことによってセロトニンが増え心のバランスが保たれるようになります。
また、悲しみを和らげ鎮静作用をもたらすエンドルフィンの増加、免疫力を下げるストレス物質であるコルチゾールの排出など、涙を流すことは心身ともに健康へ導いてくれます。
また効果が高いのは感情による涙ということなので、共感できたり感動したりする映画や小説で泣ききるのも手です。
誰かに肯定してもらう
失恋は相手から拒絶されるダメ―ジを負うため自己肯定感が下がりがちです。
その際に自分だけで自らの良いところを探そうとしても説得力に欠け、なかなか自己肯定感や自信を取戻すのが難しくなります。
そこで、信頼できたり尊敬している誰かに肯定してもらいましょう。
「今から私の良いところを存分に褒めて」と依頼しても構いません。
信頼や尊敬ができる相手からの褒め言葉は素直に嬉しく感じられる上、孤独感も打ち消してくれます。
要求を伝えないまま愚痴るのはNGです。
相手も真剣故に辛辣なことを言われるかもしれず、余計に落ち込みかねません。
最初からどうしてほしいのかを伝えて肯定の言葉をもらいましょう。
運動して汗を流す
運動によって出るサラサラとした良い汗にはダームシジンという抗菌成分が含まれており、肌の黄色ブドウ球菌に効果があります。
また、毒素の排出や肌のターンオーバーを正常化する作用もあるため、体の健康を回復させます。
また、運動することで血行がよくなるだけでなく、脳細胞が増えて活性化します。
疲労によって深い睡眠をとることもできます。
失恋によるストレスが引き起こす不眠や肌荒れは心の健康を損なうため、まずは体を整えることで心まで健康に持っていくという方法はとても効果的です。
屋外でのウォーキングやランニングによって知らない景色を見たり新たな発見をするなどの刺激も脳に良い影響があります。
自分磨きを徹底する
自己肯定感を取り戻すために自分磨きをしてみましょう。
エステにいって肌を整えたり、ネイルをしたり、髪を切ったりなど自己投資に時間とお金を使うようにします。
目に見えて自分に投資できたと感じると人は満足感を抱きやすくなり、外見が変われば気分も変わります。
例示したもののような、できるだけ早急に効果が感じられて成功を味わえるものがおすすめです。
お金をかけない場合は、徹底的な風呂掃除やキッチンのシンク磨きなどでも良いです。
成功体験を短期間で複数積み重ねることで自己肯定感を取り戻すことができます。
趣味に打ち込む
別のことで成功体験などを繰り返すことが良いと記載した通り、趣味に打ち込んで、その日に決めた目標を達成したら自分を褒めるなどもおすすめです。
そして、好きなことに熱中している間は脳も活性化していますから失恋に思考が飛んだりしません。
趣味は何か一つに打ち込まなくても、様々なことに興味を持ってやってみることに意味があります。
失恋したことを考えない時間が長いほど立ち直る期間も短くなるからです。
また、他人との交流もある趣味であれば新な出会いにもつながるかもしれません。
社交の場へ出かける
初めて会う人、様々な人と話をしなければならない場に自らを引っ張り出せば、その時間だけでも失恋の痛みを感じている暇はありません。
話題を考えたり気遣いをしている間に時間は過ぎていきます。