いかに彼女たちに振り回されず、騙されないで切り抜けることができるか、これこそ男の人生の色彩を決定します。
手練手管のプレイボーイ以外には、実に面倒です。
なかなかすんなり行くものではありません。
これは昨今の男性たちが、結婚をためらう理由の一つといえるでしょう。
行きすぎると女性恐怖症になる
男の子の異性に対する最初のイメージとは、やさしい母親のそれではないでしょうか。
もちろん例外は多々あります。
それはさておいて、たいていの場合は、母親が理想の女性像を形成します。
それが成長するとともに、徐々にこわれていき、幻滅するのが普通です。
その過程において、だんだんと免疫力をつけていくのです。
ところが最近では、この過程を踏んでいない男が増えているように思います。
マザコン、キレやすい、閉じこもりなど、完成度の低い男性が現れる原因は、ここにあるようです。
逆にこの過程の恐怖がきつすぎた場合、女性恐怖症のままで終わってしまいます。
男の子の成長過程は綱渡りの連続です。
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️女怖いと男性が感じる14個の出来事
男性が女を怖いと思う瞬間は、いくらでもあります。
とくに1960年代以降の経済成長、先進国化が進むと、男女の役割分担は変化し、垣根はどんどん低くなっていきます。
それまではある程度神秘のベールに包まれていた互いの楽屋が、透けて見えるようになりました。
びっくりすることも、がっかりすることもあったでしょうが、女はがっがりし、男はびっくりすることが多かったのではないでしょうか。
1.仲の良い女友達の悪口を言う
ここでは少し筆者の中国人妻の話をさせて下さい。
中国人女性は、女友達どころか身内にも容赦しません。
中国で暮らしていたときのことです。
姉の一家が新しいソファーを購入したというので、見に行きました。
そるとウチの妻は「何だこの変な色は。」と口を極めて非難し始めたのです。
筆者にも同意を求めて来ました。
姉妹での言い争いは激しく続いています。
口をはさむ余地はありませんでした。
とにかく、当たり障りのない意見を言うのが通例となっている日本人には、衝撃的な光景でした。
なぜそんなに熱くなるのか、さっぱりわかりませんでした。
さらに母親に対しても同じなのです。
台所が汚いとかゴミが溜まっているとか、娘が大声で母親を説教するなど、傍目にはケンカにしか見えません。
これでも一族以外に頼るもののない中国では、仲の良い母娘なのです。
しかし見た目の言い争いの迫力は圧倒的です。
呆然と見守るしかないのです。
これには中国人の夫たちも困惑していることが多いようです。
これは女同士の人間関係の究極を表しているのではないでしょうか。