良い年してみっともないな、と周囲は見ているのですが、本人はみっともないとは思っていません。
自分の凄さ、重要さと周囲の瑣末さから見て当然とるべき行為だと思っているのです。
みっともないという認識があれば、人間はそういう行為はとりません。
ダメージと思える事態でも割りと平気
ふてぶてしい人は、普通の人なら大ダメージと思える事態になっても割りと平気です。
人間は誰でも、年中、失敗したり恥をかいたりするものです。
どんなに能力があっても、どんなに抜かりなく準備・計画したとしても生きている限りは失敗する事は避けられません。
普通の人は失敗するとそれなりに落ち込むものです。
ですが、ふてぶてしい人の場合は、かなりの失敗で大恥を欠いた場合でもへっちゃらな顔を通します。
いわゆる「カエルの顔にしょんべん」というヤツです。
失敗したことを認識できないのでこういう態度になる人も一定数、存在します。
中国文学で有名な「阿Q正伝(あきゅうせいでん)」の主人公や、ゲゲゲの鬼太郎に登場する「ねずみ男」のような人物です。
ですが、こういう人は通常は仕事の適性がないと判断されて入社の段階で排除されます。
一般的な企業の中で同僚として出会う可能性はかなり低いのです。
つまりあなたが普通に関わる可能性が高い「ふてぶてしい人」は、実は失敗して恥ずかしいと感じているのです。
心の中では結構ダメージを受けている場合が多いのです。
表向き、ダメージを受けた素振りを見せることが我慢がならないだけなのです。
虚勢を張っているだけなのです。
ミスをしても全く反省している様子を見せない
ふてぶてしい人は、ミスをしても滅多なことでは反省する様子を見せません。
この場合も、多くの場合心の中では「失敗した、ミスした」と感じているのです。
ですが、素直に反省する素振りを見せることは我慢がならないのです。
反省した様子を見せることは自分の弱みを見せることになると思っているのです。
普段偉そうにしてきた相手に対して弱みを見せてはならない!と短絡的に考えているのです。
相手も自分と同様、人格をもった自分と同じように重要な存在なのだ、という大人なら大抵が分かっている前提への理解が欠落しているのです。
いい年して子供っぽいですよね。
でもそういう人間に育ってしまったのですから仕方ありません。
本人の素養の影響もあるでしょう。
自分の親のマネをしているだけなのかもしれません。
一般的に一人っ子で周囲からチヤホヤされて育って世間に揉まれる事が少なく成人してしまうと、このような傾向が出やすくなります。
実は反省していて、同じミスを繰り返さないように心の中で心から反省していても、他人にはその事が分かりません。
こいつは反省しないヤツだ!と思われてしまったら周囲から嫌われてしまいます。
ろくな事はありません。
ミスをして周囲に迷惑をかけた時に、反省の様子を表すことは必要な事です。
反省の様子を見せることで、あなた自身の人間性が傷つく事はありません。
あなたのやった仕事(行為)とあなた自身(人格)は別のものだと客観視できるようになりましょう。
仕事の失敗を認めることは、あなた自身の人格の否を認めることではないのです。
迷惑をかけたと思ったら、素直に反省の様子を見せましょう。
文句を言ったら倍返し
ふてぶてしい人に文句を言った場合、反省するどころか倍返しで言い返してくることも多いものです。