反発しあって職場崩壊が起きることもありますが、意気投合してボスと有能なナンバー2、ナンバー3というような強力なチームになることもあるのです。
(他のチームメンバーは大変な思いをするでしょうが、強力な推進力が必要なプロジェクトなどでは試してみる価値のある人事の裏ワザです。)
命令されたり、頼まれるのが嫌い
ふてぶてしい人は、命令するのが自分の役割だと思っています。
当然、命令される事はあまり好きではありません。
自分がする事はいつだって自分で決めたいのです。
ですので、頼まれ事も好きではありません。
ふてぶてしい人に何かお願いをする時は、自分の能力を認めて褒めて、上機嫌にしてお願いするしかありません。
もしあなたが上司であっても、そのまま命令するとだいたい反発されてしまいます。
もちろん命令ですから最終的には受けるでしょうが、しぶしぶ仕事をする事になります。
あまり良い結果は生まれません。
命令をする立場の場合、頼み事をするような調子で、能力を認めて褒めてあげながらがベストです。
能力がそれなりにあるならば、大枠だけを示してください。
具体的なやり方は本人に考えさせるような命令の出し方があっています。
それほど能力がない、あるいは新人の場合は、面倒でもいくつか選択肢を示してその中から自分の意思で選ばせるような工夫をしてみましょう。
(選ぶであろう選択肢があらかじめ決まっていると気取られないよう注意しましょう。子供だましをされたと本人が気付くと更に扱いづらくなってしまいます。)
憎らしいと思われる
ふてぶてしい人は、周囲から憎らしいと思われがちです。
理由は上に述べてきたことでお分かりでしょう。
・普通の人ならダメージを受けて反省するようなミスをしても、反省する様子がなくケロっとしている。
・ミスを指摘して文句をいったら倍返し。
・何かにつけて図々しくて周囲の空気を読めない。
・人にやたらと命令したがるくせに、人の命令は聞きたがらない。
・頼み事をしても嫌そうにしている。
これだけ揃えば、憎らしいと思われてしまっても仕方がありませんよね。
周囲から疎遠にされることも
ふてぶてしい人は、周囲から憎まれるだけでなく、一歩進んで周囲から疎遠にされてしまう事もあります。
どこの職場でもある程度の社会性・協調性がなければ採用はされないのが普通です。
ですが、人事採用の実績を上げるために有名大学の卒業生の頭数を揃えるために、上記で説明したような「ふてぶてしい人」が職場に紛れ込んでしまうことがあります。
また縁故採用、いわゆるコネ入社の場合はこのような勘違いをしてしまっている「ふてぶてしい人」が配属されがちです。
この場合どれだけ周囲から憎まれても簡単に追い出すわけにも行きません。
ですがこのままこの人物が職場にいては業務が回らなくなってしまいます。
苦肉の策として、他とあまり関わりのない部署や仕事を割り当てられて職場内で、仕事面でも物理的にも疎外される事になるのです。
こうなってしまうと事態は深刻です。
その職場を去るしか解決の道はありません。
もし自分が「ふてぶてしい人」に該当するかも?という自覚がある人は、程度が過ぎて周囲から匙を投げられて物理的に排除されてしまわないよう、よくよく気を付けましょう。
ふてぶてしい人の良い所
ここまで随分、ふてぶてしい人の悪い所をあげてしまいした。
ですが、もちろんふてぶてしい人にも良い点はあります。
ふてぶてしい事で得をする事もあります。