デメリット
では次に別居する事のデメリット面を考えてみましょう。
金銭面
別居のデメリットの1つ目は「金銭面」です。
別居するという事は、当然ながら住居が2ついる、という事になります。
今までの住居にどちらが住み続けるのか分かりませんが、いずれにしてもそれぞれの住居に家賃なり住宅ローンの支払いなどの名目でお金がかかってくることは間違いありません。
夫婦共働きでギリギリの生活を送っていたとしたら、住居費をそれぞれが負担するというのは、家計においてかなりな圧迫になるのは容易に想定できます。
人間、生活していくためにはそれなりのお金が必要になることはどんな人であっても避けられません。
よってもし万が一、別居という事態になるとするならば、最低限かかる費用を予め掴んでおかないととんでもない事になってしまいます。
よって一時の感情だけで別居を決めるという事態にだけはならないよう、冷静に判断すべきでしょう。
子供の心のケア
別居のデメリットの2つ目は「子供の心のケア」です。
結局、夫婦が別居したり離婚したりした時に最大の被害を被るのは子供です。
成長するまでは親に頼り切らなければならない存在だからです。
子供にとったら、両親が普通にいることが唯一の救いなのです。
片親になってしまうとどうしても成長段階において心のバランスが偏ります。
健全で世の中に出しても恥ずかしくない子供を思うのならば親が離れずに一緒にいる事が最も大切な道なのです。
もしあなたがた親が、どうしても別居の道を選ばなければならないのなら、最低限、子供へのフォローやケアは怠ってはいけません。
自分が一人になってせいせいした、と思っているのなら、それはとんでもない誤りだという事を自覚してくださいね。
自分自身の心のケア
別居のデメリットの3つ目は「自分自身の心のケア」です。
何だかんだ言っても別居すれば最もダメ―ジを負ってしまうのは自分自身です。
別居する原因が何であったにせよ自分自身が別居する事によって負う心の傷は案外深く痛いのです。
それを一人になって頭が整理されるからとか冷静になれるとか自分に言い聞かせたとしても、一人になってしまった現実感は想像以上にあなたに襲い掛かってきます。
受ける必要もない「社会的制裁」を受けているかのような錯覚にも陥るでしょう。
よって別居する事によるあなた自身の心のケアが非常に重要視されてしまうのです。
放置していると罪の意識にさいなまれて、自身にとんでもない仕打ちをしでかしてしまう事もあり得るかも分かりません。
別居してしまった相手との理由が、納得いかないままに双方離れてしまったら、寂しさや自己嫌悪などのダメージがあなたを襲ってくるでしょう。
これは経験したことのない人には分からない別居のデメリットなのですよね。
よって自分自身への心のケアを万全に取っておく必要があるのです。
別居をするときの10個の注意点や事前に考えた方が良いこと
それではここからは別居をするときに注意したい事や事前に考えておいた方が良い事を合わせて10個、紹介して参りましょう。
別居は決して軽はずみな思いで行ってはいけないもの。
今一度、頭を冷静にして判断を間違えないよう、参考にしてみてください。
1.別居の準備
まず最初は、別居をやらなければならなくなった場合の準備の諸々です。
別居というものは「はいそうですか」と売り言葉に買い言葉で簡単に決めにくいもの。
後先考えずにその場の勢いだけで突っ走ってしまっては、必ずや後になって「しまった!」という思いに心が沈んでしまいます。
よって別居を始めようと思った場合は、急に思いつくのではなくじっくりと時間と思考を重ねて行動に移していかなければならないのです。