本来の意味に照らせば「下世話な話」は正しい使い方ですが、「下世話な人」や「下世話な事」はちょっと変です。
ですがそれで良いのです。
「下世話な人」といった場合は、意味としては、世間やご近所さんや知り合いの噂話が大好きで、年中その事ばかり話ししている人というニュアンスが100%相手に伝わります。
「下世話な事」となると、更に意味を理解するのが難しくなりますが、検討しなければならないもっと大事な事がいっぱいあるのに、どうでも良いような瑣末な事にばかり気を取られている時に「下世話な事」ばかり気にするな!等使われます。
中には完全に「下世話」と「下品」と混同して、男女のスキャンダルとか汚職や使い込み等に対して「下世話な事」と使う人も居ますが、話者がどちらの意図で使っているかは、文脈でだいたい判断できます。
類義語
「下世話な」の類義語を調べると、以下のようなものが並びます。
「レベルが低い」「低次元な」「くだらない」「雑魚な」「低俗な」「卑俗な」などがあります。
まあ、散々な類義語ですよね。
繰り返しになりますが、本来の下世話には「世俗的な」「庶民的な」という意味しかありません。
「卑しい」ですとか「低い」ですとか「瑣末な」ですとかそういうマイナスのニュアンスは本来は無かったものです。
現状の下世話の使われ方を見ると「下世話」という単語がちょっと可哀想になってしまいますよね。
下世話な話が好きな人と一緒にいても良い事はない!気をつけて(まとめ)
最初に、下世話の本来の意味と現在の意味を確認しました。
ついで、下世話な話が好きな人の害のない特徴から害のある特徴を解説しました。
最後に、付き合わないほうが良い理由を整理しました。
どうでしたでしょう?
あなたの周囲にも、下世話な話が好きな危ない集まり・コミュニティーがいくつかあるのではないでしょうか?
その関わり合いはあなたの人生の時間と質を間違いなく奪っています。
そうした関わりからは、出来るだけ離れることをオススメします。
ですが説明しました通り、すでにメンバーと認められてしまった集まりから急に抜けるのは危険です。
注意深く振る舞って時期をみてゆっくり疎遠になりましょう。
大変ですが、あなたにとって一番大切にすべきなのは、あなた自身の時間と人生の質なのです。
「下世話な話に花を咲かせる人達とのつながり」ではありません。