今や「シャンソン」なんて聞いたことのないという若い世代が多いと思いますが、「しゃんそん」とはフランス語で「歌」という意味なんです。
それで、フランス語の曲を歌う人を「シャンソン歌手」といいます。
それも、フランス語で歌う以外にも、フランス語の歌を日本語に訳した歌もシャンソンといいますので、
日本語の歌で「シャンソン」と言われているものがあったら、それはもともとフランスの歌だったんだね、と理解することができるわけですね。
「この竹垣に竹立てかけたのは竹、立てかけたかったから竹立てかけた」
「このたてがきにたてたてかけたのはたけ、たてかけたかったからたけたてかけた」。
長い!
こちらも地域によってちょっと言い方が変わっていて、「竹屋の竹薮に竹立てかけたのは、竹立てかけたかったから、
竹立てかけた (たけやのたけやぶに たけたてかけたのは たけたてかけたかったから たけたてかけた)」というようなものもあります。
いずれにしても、「たけがき」「たけ」「たてかけた」というタ行とカ行のいろいろな組み合わせに混乱してしまうことが多いでしょう。
それぞれの発音は難しいいわけではないけど、似ているけど違う言葉の発音が繰り返されることで難しさが増しています。
「春分の日と秋分の日の翌日は新聞は休刊」
「しゅんぶんのひとしゅうぶんのひのよくじつはしんぶんはきゅうかん」。
サ行がリズムよく出てくる早口言葉です。
「しゅんぶん」と「しゅんぶん」「しんぶん」が似ているので間違えやすい言葉ですが、
「しゅんぶんのひとしゅうぶんのひのよくじつは」で一度気持ちの上で切ることができれば、そんなに難しくなくなります。
ちなみに、新聞の休刊日というのは一律に決まっているものではないので、新聞によって休刊日は異なるようです。
「お綾や、八百屋におあやまり」
「おあややおやにおあやまり」。
綾さんは、八百屋さんにどんな暴言を吐いたのでしょうか?
お母さんかだれかから「おやまりなさい」と言われてしまっている姿が目に浮かびます。
「おややや」というとことでもうすでに、連続するヤ行を滑舌よく発音することが難しくなります。
さらに、「やおや」「おやまり」というヤ行の登場がひっかけとなっています。
この言葉はさらに続けると、「お綾や、親にお謝り。
お綾や八百屋にお謝りとお言い。
(おあややおやにおあやまり。おあやややおやにおあやまりとおいい。) 」というものがあります。
あまりにも「おや」と「おあや」という言葉が出てきて混乱してきそうですね。
「きくきりきくきり みきくきり あわせてきくきり むきくきり」
漢字にすると「菊桐 菊桐 三菊桐 合わせて菊桐 六菊桐」となります。
これの「桐」のところを「栗」にしたバージョンもあるようです。
カ行の早口言葉ですが、意味が分かりませんね。
「菊桐」とは、菊と桐の紋章です。
特に、一六弁の菊と五七の桐の日本国皇室の紋章のことを言っています。
「きくきり」の連続と、「みきくり」と「むきくきり」の変化球が舌を鍛えます。
得に、最後の「むきくり」は意識していてもやっぱり発音しにくい言葉なので、これを三回噛まずに言うには結構な練習量が必要かもしれませんね。
あともう少し!ラストは上級編!
中級編もクリアしたあなたはすごいです!