2人で家族を守っていく。
それが結婚なのです。
そして、恋愛は、結婚にはない自由があり、守るべきものがない(義務がない)状態と言えるのでしょう。
恋愛は”イベント”、結婚は”日常”
恋愛は、「イベント」です。
「一大イベント=非日常な体験」と言っても良いのではないでしょうか。
恋愛をすると、PEAというホルモンが脳内に分泌されます。
このホルモンは、恋愛ホルモンと呼ばれており、好きな人と会ったりドキドキすると気持ちが高揚していく感覚を起こすものだと言われています。
ようするに、恋愛状態は、普段落ち着いているとき脳内に出ることのない異質な恋愛ホルモンが発生し、非日常な状態を作り出しているとも言えるのです。
それに比べて、結婚はイベントではなく「日常」です。
幸せな結婚生活が日常的に続くと幸せホルモンと呼ばれるオキトシンが脳内に分泌されます。
このホルモンは、情緒を安定させ、愛情を産むホルモンとも呼ばれています。
母体を助け、母乳の分泌を促し、子供を守るために必要な愛情を脳に感じさせる効果があると言われているのです。
日々のささやかな幸せや、子供や夫・妻を見たときの安心感は、一大イベントよりも「日々の日常」の中から生まれるものなのです。
そして、そんな日常の安心感を生むもの。
それが結婚生活なのです。
恋愛は”刺激”、結婚は”安心”を求める
恋愛は、刺激を求めるものです。
これは最初にも話したことですね。
刺激的な行動(サプライズや初体験など)からくる高揚感が、恋愛の醍醐味と言えるでしょう。
また、「好きな人から連絡が来ない…」「嫌われたかもしれない…」こんな不安も含め、恋愛の醍醐味と言えるのでしょう。
情緒不安定な状態を楽しむもの。
それが恋愛なのかもしれません。
それに比べ、結婚は安心を求めるものです。
気持ちの浮き沈みが激しいものではなく、刺激は少ないが、その分気持ちの浮き沈みがなく安定している状態。
安心感、癒しを感じることができる状態。
それが結婚の理想なのかもしれません。
恋愛は”お互いだけ”、結婚は”相手の家族”と付き合う
恋愛は、「お互いだけ」で完結します。
男と女。
あなたと相手。
この2人で完結するものです。
その間に、無理やり入ろうとする親や友人はほとんどいないでしょう。
ですが、結婚は違います。
あなたとパートナー。
そして、あなたの家族と相手の家族。
その全員と付き合うことになります。
新しい家族が生まれるということです。
恋愛のように、2人だけの関係で完結することがなくなるため、結婚の状態を「煩わしい」と思う人もいれば、「新しい家族ができた」と喜ぶ人もいるでしょう。
どちらにも、メリットとデメリットが存在します。