ほかの人がいる前で感謝の気持ちを伝えない、というのは、相手がしてくれた行動が、あなただけへの特別なものだった可能性があるからです。
例えば、親戚の子どもにしてあげた親切は、その子を特別に可愛がっているからなのかもしれません。
他の子どもに対して同じことをするつもりはないかもしれません。
不公平にしていることがバレてしまうと、相手がその先、困ってしまうかもしれないのです。
他の人からも同じことをしてくれるように求められてしまっては嫌になるかもしれませんよね。
明らかに「自分が特別」という態度で接してくれているのを感じたら、他の人にばれないようにこっそりと感謝の気持ちを伝えた方が良いかもしれませんね。
内緒のプレゼントの場合もある
プレゼントが内緒のものだったということもあるでしょう。
何か事情があってこっそりプレゼントをしてくれたというケースです。
この場合にも、やはり、プレゼントしてくれた人は「プレゼントした」と言う事実を他の人に知られたくないと思っています。
それなのに、もらった人がそのことを周囲にバラしてしまうと、「折角の恩を仇で返された」気持ちになってしまうかもしれません。
感謝の気持ちを大っぴらに伝えることが必ずしも相手にとって良いことであるとは限りませんので、状況を見て気持ちを伝えるようにしましょう。
最後に
自分が感謝を伝えたいと思っている相手は見つかりましたでしょうか。
伝えることは、自分の心をすっきりさせることでも役に立ちますし、相手が感動してくれることも嬉しいですね。
ただし、感謝を伝えることが自己満足のようになってしまわないように気を付けてください。
相手に感謝の気持ちを伝えることで「こんな反応をしてくれるはず」というような見返りを目当てにすることはやめましょう。
気持ちを伝えることで、相手が良い気分になってくれること、相手に「この人と関わってきてよかった」と思ってもらえることが目的なのです。
そのためには、相手の気持ちを優先して行動することを心がけてくださいね。