赤の他人と違って、物心ついた時から親しんでいる人なので、警戒心を持つこともありません。
最初から心の扉を開いている状態なので、他の男性を好きになるよりもハードルが低いのです。
ですので、気付いたら好きになっている……そんなことが起こりやすいのが、親戚のお兄さんと言えます。
でも、一般的にあまり賛成されないのが、親戚のお兄さんとの恋。
それに、賛成されないというだけではありません。
民法上「直径血族又は三親等内の傍系血族との婚姻は禁止」されており、恋愛したところでその関係には先がありません。
また、血縁関係が近い者同士から生まれた子供は、障害を持つ可能性があるとも言われています。
この意見には賛否両論あるようですが、普通の夫婦から障害を持った子供が生まれる確率と比べると、遺伝子障害の発生率が高くなるという説があるのです。
もちろん、近親者で結婚して子供を産んで、障害が無い場合もあり、絶対に障害が出るわけではありません。
しかし、「近親者で結婚すると障害を持った子供が生まれる」という説を信じている人が多いのは事実です。
それもあって、親戚は好きになってはいけない人とされているのです。
血がつながっていなければあり
親戚のお兄さんは好きになってはいけない人。
と言いましたが、関係性によっては結婚出来る場合もあります。
先程ご紹介したように、民法上で定められているのは「直径血族又は三親等内の傍系血族との婚姻は禁止」であり、四親等以上の傍系血族なら結婚が認められるのです。
例えば、従兄弟姉妹とは結婚出来るということになります。
しかしながら、世間体を考えると親は、反対の立場をとるでしょう。
一般的にも、あまり良くは思われない関係です。
そもそも、親戚のお兄さんはその身近さゆえ、好きだと勘違いしやすい存在でもあります。
もっと視野を広げれば、その親戚のお兄さんのような男性は、きっと他にも沢山いるはずです。
ですから、「わざわざいばらの道を行くことは無い」と思うのが、世間一般の考え方。
もっと他の男性を知ってみることが、必要なのです。
4.アイドルや芸能人
好きになってはいけない人の例として、アイドルや芸能人も挙げられます。
この場合にNGとされるのは、アイドルや芸能人を恋愛対象とすることですね。
好きという感情は難しいもので……一言に「好き」といっても、そこには様々な種類があります。
趣味等の事柄に対する好きもありますし、友情の好きもあります。
そして、異性への恋愛感情の好きという気持ちも、全て同じ「好き」という言葉で表現されます。
ですがそこには、それぞれ違うニュアンスの感情が隠されているのです。
アイドルや芸能人に向けられる好きという気持ちが、ファンとして応援する気持ちならいいのです。
趣味としての「好き」と同じような感覚ですね。
ですが時として、その感情が恋愛感情に発展してしまうことがあるのです。
学校の先生や親せきのお兄ちゃん等に恋愛感情を抱いてしまうのと同じで、憧れや親しみの気持ちが、次第に恋心だと勘違いしてしまうパターンです。
アイドルや芸能人は、確かに同じ世界に存在する異性ではありますが、それでいて、一線を画した存在であることは間違いありません。
その境界線は、超えることが出来ないのです。
想いが成就する可能性は限りなく低い
アイドルや芸能人と、私たち一般人の間にある境界線は、見えないけど確かに存在するものです。
ですので、想いが成就する可能性は、限りなく低いと言っていいでしょう。
はっきり言ってしまえば、“恋愛感情を持つだけ無駄”な相手なのです。
もちろん中には、芸能人と一般人との間で恋愛関係が生まれることもあります。