とはいえ、そう言われたからといって緊張して身構える必要はありません。
要するに、自分の会社にとっていい結果になるように考えて行動すればいいだけなのですから。
それは、普段の仕事振りとさして変わらないはずです。
「よしなに」と言われたからといって、身構えることなく普段通りに仕事に取り組みましょう。
よしなにやればよい
もしも上司から「よしなにやればいいよ」と言われたら、それは仕事のやり方をすべて自分に一任してくれていると考えても良いでしょう。
仕事の内容によっては、上司はやり方にはこだわらずに、結果だけ出してくれればいいという考え方をする人もいます。
そうした上司の場合、いちいち細かい指示を出さずに「よしなにやって」とこちらに任せることがあります。
自分のいいようにすればよい
「よしなにやればいい」という言葉は、すなわち「自分のいいようにすればいい」という意味です。
結果さえ出してくれれば、やり方は部下に一任するよと言っていることが多いので、そうした上司に対して一々確認を取ったり、質問を繰り返したりするのは上司から嫌がられてしまいます。
また、敢えて丸投げのように仕事を任せることによって、部下の能力を見極めたり、査定に繋げたりする上司もいます。
ですから、上司に「よしなにやって」と言われたら、自分にできる範囲で一生懸命に結果を出す努力をしましょう。
その様子を、きっと上司は見ているでしょうから。
まとめ
言葉とは不思議なもので、一言でいくつもの意味を持っています。
それを時と場合によって使い分けることで、聞き手は話し手の意図や真意を汲み取ろうとします。
「よしなに」という言葉にも、単なる「よろしく」の挨拶から「事が上手く運ぶようにお願いする」という意味まであります。
挨拶した直後に用いることもあれば、別れ際に「よしなに」と用いることもあります。
普段聞き慣れないという人は、自分で「よしなに」を使う機会もないという人がほとんどでしょう。
「よしなに」は日本古来の美しい言葉です。
堅苦しさを緩和して、場の雰囲気を円く穏やかなものにしてくれます。
使えて決して損はない言葉ですので、この機会にあなたもぜひ、「よしなに」と使ってみましょう。