自分より他人を優先させてみる
他人を蔑ろにする人の心理状態は、自分自身の考えや価値観を優先させたい心境の表れと言えます。
日々の生活の中で、自分の考えや価値観を周りの人と比較する癖のある人は、比較することで、自分の優れている『点』を見つけ出そうとします。
自分が他人より優れているものを見つけ出すと優越感に浸り、他人を蔑ろにするようになります。
自己中心的な人は、自分のもつ考えや価値観は他の人よりも優れていると思い込む癖があります。
このため、自分の考えや価値観と違った面を持つ人を『無視』するようになります。
他の人を蔑ろにする行為は周りの人からの信頼を失い、周りの人から相手にされなくなります。
周りの人からの信頼を失うことで、自分が蔑ろにされる結果を招くのです。
周りの人からの信頼を回復させるためには、自分より他人を優先させることを心掛けることが大切です。
他人を優先させる行為を繰り返していると、その姿を観ている周りの人は、次第に考えを改めるようになります。
周りの人の考えが改まることで、信頼を得るようになっていきます。
自分よりも他人を優先させることで、自分が周りの人から信頼される存在になっていることを実感できるのです。
蔑ろにして良いものなんてない
日常の職場や学校で、周りの人を蔑ろにする行為は、巡り巡って、自分が周りの人から蔑ろにされる状況を招くことになります。
特に、自己中心的な人は、自分の考えと異なる人を観ると我慢ができずに、蔑ろな態度をとってしまいます。
また、自分の考えや容姿、体形に劣等感を抱いている人は、何時も周りの人と比較をする癖がついています。
周りの人と比較をした結果、自分のもつ劣等感を刺激する人が居ると、その人を『無視』する蔑ろな行為をします。
他の人を蔑ろにすることを繰り返していると周りの人からの信頼を失い、自分自身が『つらい』立場に追い込まれていきます。
相手に向けた『蔑ろ』な態度が、自分自身を辛い立場に追い込む結果を招くのです。
他の人を蔑ろにすると、『因果の法則』により、自分自身を蔑ろにしていくのです。
『蔑ろ』にする行為は、他人と自分の区別なく影響を及ぼしますので、『蔑ろにして良いものなんてない』ことに気づかされます。
『蔑ろ』は、人間関係を『快さ』から遠ざけるものです。
『蔑ろ』は、人々の日々の生活には必要のないものです。
『蔑ろ』を無くすことで、日々の暮らしが『平安な心』になっていきます。