筆者もイライラしている人を相手にしたら、やってしまいがちなことなんですが…なだめようとするのが目的なら、話に割って入るのは間違った行動でしかありません。
言いたいことを、最後まで言い切らせる。
それをきちんと聞き入れることで、イライラの本質も、原因も、見えてくるものです。
反論する
イライラしている人のNGななだめ方には、反論もあります。
なだめるのが上手い人がやっていることは、「否定せず同調する」ことでしたよね。
反論は、その真逆の行為です。
反論というのは、先ほどNG例として挙げた「話に割って入る」の延長上にあるものですよね。
イライラしている相手が不満や原因を話している時、話を遮りたいと思うのは大抵、反論がある時です。
自分は違う意見があり、イライラしている相手の話に異論があると、意見せずにはいられなくなってしまうのです。
そうやって話を遮り、反論したら…イライラしている人は、言いたいことが言えず、しかも否定されてしまうので自信を失い、口をつぐんでしまうでしょう。
せっかく話し始めても、反論されてしまったら、理解してもらえない悲しみでいっぱいになってしまうし、イライラが鎮まることもありません。
イライラしている人をなだめるためには、まず相手の気持ちを落ち着かせること。
そのためには、相手に話しきってもらい、言い分を理解し、安心させてあげることが先決なのです。
議論をするなら、相手が言いたいことを全て吐き出して、冷静さを取り戻した、その後です。
なだめるためには、この順番こそが、何より大切なのです。