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なだめるのが上手い人がやってる12...(続き7)

筆者もイライラしている人を相手にしたら、やってしまいがちなことなんですが…なだめようとするのが目的なら、話に割って入るのは間違った行動でしかありません。

言いたいことを、最後まで言い切らせる。

それをきちんと聞き入れることで、イライラの本質も、原因も、見えてくるものです。

反論する

イライラしている人のNGななだめ方には、反論もあります。

なだめるのが上手い人がやっていることは、「否定せず同調する」ことでしたよね。

反論は、その真逆の行為です。

反論というのは、先ほどNG例として挙げた「話に割って入る」の延長上にあるものですよね。

イライラしている相手が不満や原因を話している時、話を遮りたいと思うのは大抵、反論がある時です。

自分は違う意見があり、イライラしている相手の話に異論があると、意見せずにはいられなくなってしまうのです。

そうやって話を遮り、反論したら…イライラしている人は、言いたいことが言えず、しかも否定されてしまうので自信を失い、口をつぐんでしまうでしょう。

せっかく話し始めても、反論されてしまったら、理解してもらえない悲しみでいっぱいになってしまうし、イライラが鎮まることもありません。

イライラしている人をなだめるためには、まず相手の気持ちを落ち着かせること。

そのためには、相手に話しきってもらい、言い分を理解し、安心させてあげることが先決なのです。

議論をするなら、相手が言いたいことを全て吐き出して、冷静さを取り戻した、その後です。

なだめるためには、この順番こそが、何より大切なのです。