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お手数おかけしますの使い方や意味は...(続き3)

「お手数ですが」に続く言葉は、「お願いします」や「よろしくお願いします」がほとんどです。

「お手数ですが申し訳ありません」とは普通言いませんよね。

一方で、「お手数おかけします」という言葉の場合、そこで言葉を言い切ってしまっているため、その後に何か言葉が続くことはないでしょう。

もし「おかけします」を「おかけしますが」に変化させた場合には、その後に「お願いします」という言葉をつけることもできます。

さらには、「おかけして」という言葉に変化させれば、その後に「申し訳ありません」と謝罪の言葉をつけることも出来ます。

どちらも意味はほとんど同じですので、ちょっとした言い回しによる差があるという程度のことでしょう。

「お手数おかけします」のほうがより丁寧

意味は同じでも、言葉の使い方によって若干丁寧さが変わってきます。

例えば「お手数ですが」の場合、その後に続く言葉によっては少々強引な印象を相手に与えてしまうこともあります。

とくに頼み事をする時に、ろくに相手に許可を取っていない内から「お手数ですがこの件よろしくお願いしますね」と言われたら、「何だ一方的に」と思わずムッとなってしまう人もいるでしょう。

どんなに「お手数」という言葉を用いても、そこに続く言葉や言い方が悪ければ、相手には嫌な感情を与えてしまいます。

一方で、「お手数おかけします」という言い方の場合には、「お手数ですが」の時よりは相手に丁寧な印象を与えます。

また、この言葉は予め相談事や話が終わった後で用いる言葉ですので、強引で性急な印象を相手に与えることもなく、穏やかに話をすることが出来ます。

「お手数おかけ致します」が一番丁寧

「お手数」という言葉を用いた中では、「お手数おかけ致します」という言い方が最も丁寧です。

ビジネスの場や年長者、自分よりも上の立場の人を相手にした際に用いることの多い言葉です。

丁寧な物言いと穏やかな気遣いを感じさせるため、相手が不快感を覚えることはまずないでしょう。

しかし最も丁寧な言い方であるだけに、ビジネスの場や少々堅苦しい場面では相応しい言葉ですが、もっと砕けた雰囲気の中で用いると、反対に浮いてしまう言い方でもあります。

場面に合わせて自在に言いまわしを使い分けられるようになるのが理想的でしょう。

他の類義語

「お手数おかけします」という言葉には、他にも類義語があります。

ビジネスの場においても、プライベートの場でも、場合によっては「お手数おかけします」とは違う言い方をした方が都合の良い時があります。

意味が似通っていても、言い方が変わるだけで相手に与える印象も変わりますので、自分と相手の立場や場面などに応じて他の言い方を用いるようにしましょう。

恐れ入りますが

「恐れ入りますが」という言葉は、ビジネスの場でももちろん用いられることがありますが、プライベートの方がより多く使われている言葉です。

例えば初対面の人に話しかける時や、年長者に話しかける時に、「恐れ入りますが」という言葉を使う人は多いでしょう。

また、世代が上の人ほどよく使ってきた言葉でもあるため、高齢の人の方がよく口にする言葉でもあります。

高齢の人がお店の人や交通機関の人に対して、お礼の言葉として「恐れ入ります」と口にしているのを耳にしたことがあるという人もいるでしょう。

その言葉通り、「恐れ入ります」という言葉には、自分に対する謙遜の気持ちと、相手への申し訳ないという気持ち、そして感謝の気持ちが込められているのです。

「恐れ入ります」は本来、「自分にとって過分と思われる目上の人に対しての感謝の気持ち」を意味する言葉です。

また、「目上の人や客に迷惑や骨折りをさせた時の申し訳ないという気持ち」を意味する言葉でもあります。

そのため、腰の低い人ほど、例え対等の立場の人に対しても、謙遜してこのような言い方をすることが多いのです。

ビジネスの場では、上司や取引先の相手に対してよく用いられています。

恐縮ですが

「恐縮」という言葉には、「恐ろしくて身が縮むこと」や「恐れ多いこと」という意味があります。

これを「恐縮ですが」という言葉として用いる際には、また違った意味のニュアンスになります。

例えば誰かに何かを頼む際に、「恐縮ですが、〇〇を何卒よろしくお願い致します」と口にすることがあります。

この場合の恐縮は、「こんなことをお願いするのは大変申し訳ないのですが」や「本当に心苦しいのですが」といった意味として使われていることが多いです。

一方で、誰かに何かをしてもらった際には、「大変ありがとうございます」や「こんなに良くしていただいて本当に感謝致します」といった感謝の気持ちとして「恐縮です」と言うことがあります。