人間、一度味わった栄華や栄光の美味しさを知ってしまうと、同じ環境下でそれ以下の扱いを受ける屈辱感というものに耐えられないものです。
よって格下げと言う処分をされてしまうと余程の神経の持ち主でない限り、自ら退職の道を選んでしまうでしょう。
もっとも会社もそれを狙って「格下げ」という処分を下しているのかもしれません。
そういう意味ではやはり「左遷」という扱いと何ら変わらないでしょうね。
左遷されるよくある理由とは?
それでは次に「左遷されるよくある理由」について考えてみましょう。
何事も原因があるから結果があるわけで、何もおかしな事を行っていなかったら左遷などと言うキツイお仕置きは受けないわけです。
左遷に値するような重要な行いをやってしまったからこのような処分をもらってしまうのです。
では左遷されるよくある理由、全部で7個、ご紹介します。
成績不振
左遷されるよくある理由の1つ目は「成績不振」です。
厳しいようですが、会社というところは各個人に与えられた目標や予算を達成してはじめて給料がもらえるわけです。
要するに日本にあるほとんどの会社は当初の目標予算というものを期首に計画します。
これを達成するために各営業部隊は毎日、顧客のところへ赴き可能な限りの営業手腕を駆使して自分に果たせられた個人予算の必達に向けて頑張るわけです。
これが公務員の世界ならばこのような予算という必達の数字はないでしょう。
公務員の世界は皆さんの税金が給料の原資です。
与えられた職務や仕事をきちんとこなしてさえいれば、左遷されるほどの重い処分は受けないはずです。
だから成績不振という理由は主に一般の民間企業が対象となります。
会社というところに就職した限りは、人事部や総務部といった非生産部門への配属でない限り、必ずや「目標予算」「目標ノルマ」というものが果たされるのです。
そしてその成績が著しく悪く、いくら改善策を講じてもやはり成績がついてこない人には残念ながら降格や異動という「左遷」が下される可能性があるのです。
しかし、これはやむを得ない事です。
稼げない社員を抱えていても会社は給料を払わなければなりません。
一昔前ならば恐らく「クビ」を言い渡される事態です。
今の時代はその理由で解雇という事はまずあり得ませんが、就活するときにそのような事態を避けるべく、自分の能力を正しき発揮できる会社選びを行う事が重要となる事が痛いほど分かるのではないでしょうか。
不倫
左遷されるよくある理由の2つ目は「不倫」です。
今や企業・公務員問わずコンプライアンスの実践には相当な神経を尖らせています。
いわゆる反社会的と取られる行動・行為は現代社会にあっては超厳罰対象となっているのです。
そんな反社会的行為の一つに「不倫」も数えられています。
法令順守の精神を大きく踏みにじる行為と広く世間が認知しているからこそ、やってしまった人には重い処罰が待っているのです。
まあしかし、不倫に縁のない人と結婚しても異性にモテ続ける人が世の中にいる事は確かです。
人間、異性からモテると悪い気はしません。
逆に自分の理性のタガがつい緩んでしまって、気が付いたらどっぷりと不倫地獄にはまっていた。
というのが不倫をしてしまった人の言い訳になるのでしょうか?
いずれにしても不倫の代償は重いものです。
特に勤めている組織が金融機関や官僚の世界だったならば、受けるべく処分は横綱級と覚悟しておくべきでしょう。
自身の更迭や格下げ、異動だけに留まらず、相手の家族への損害賠償のほか自身の離婚問題にも発展するかもしれません。
名誉も年収もあっという間に失ってしまう可能性があるのがこの「不倫」なのですよ。
重大ミス
左遷されるよくある理由の3つ目は「重大ミス」です。